万葉集遊楽 (original) (raw)
2024年 09月 28日
万葉集その千二十(藤袴)
藤袴
藤袴と鯉
藤袴と彼岸花
藤袴と蝶
同上
万葉集その千二十 ( 藤袴 )
巻 8 - 1537 山上憶良
おみなえし また 藤袴 ( ふじばかま ) 朝顔の花 」
万葉集の藤袴はこの1首のみ。
藤袴はその形が袴に似ているのでその名があるとされ、
秋、茎の先に藤色の筒状の花を多数つけます。
もともとは中国原産とされ、山上憶良が遣唐使に派遣されていた時に
目にしたものと思われます。
生渇きの葉は芳しい香りがするので、身に付けたり、
入浴や洗髪に用いられていました。
現在は自生はほとんど見られず、栽培種が主体となっています。
地味な花ですが、よく見ると趣があり、その匂いに魅かれて
蝶々が群れているのを、よく見かけます。
「秋風にほころびぬらし藤袴
つづりさせてふ きりぎりす鳴く」
在原棟梁 古今和歌集
(秋風に吹かれて藤袴がほころびたらしい。
「つづりさせ つづりさせ(繕わせろ、繕わせろ)
by uqrx74fd | 2024-09-28 08:12 | 植物
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