ハピラインふくい転換、北陸本線ローカル駅めぐり⑤ 鯖江駅 後編 (original) (raw)

marunkun.hatenablog.com

改札外からも一枚

これぞ西日本の地方都市の駅です!!

国鉄型2面3線で、1番線から直結する有人改札

気候も温暖なので大きく広げた間口に堂々の5通路

改札や出札のほかにも案内やホーム監視の駅員さんが何人かいて

人材が豊富に使えた頃の駅といった感じです

この駅も列車の到着前後以外は、改札の駅員さんが撤収して

「ご自由にお通りください」になってしまうのですが、

構造的には運賃を取りはぐれることのない形状を保っています

なんというか最近は人手不足や効率化の流れで、

改札をフリーに開放したり(ICはカードリーダーにタッチ、切符は集札箱に)

自動改札があってもゲートがついてなくて何とでもできたり

無人時間帯になったら何の装置もなくフリーになってしまったり、

(悪意を持てば)素知らぬ顔でキセル簡単にできる

やる気のなさを感じる構造の駅が多くなっていますが

こういうちゃんとした駅を見ると応援したくなってきます

北陸線でも数年前までは無人駅の場合は

ワンマンの時1番前の車両のドアしか開かず、

降りるときに運転士に運賃を支払う方式でしたが

イコカの導入と混雑による遅延防止のために信用乗車式に

今回の転換区間では金沢、松任加賀温泉芦原温泉

福井、武生、鯖江敦賀の特急停車駅以外では

その気になればキセルのし放題

抜き打ちの車内改札や特改もあまりないので

その辺のハードルの低い人ならやりたい放題です

加賀温泉芦原温泉とかは無人時間帯もあるので

そのタイミングなら完全にフリー状態

コストが見合わんのでしょうが、

ちょっとなんとかならんものかと思います

ワタクシはせっせとお布施をして切符集めるのが趣味なので

キセルなんて全くやる意味がありませんが( ー`дー´)キリッ

ローカル駅めぐりをしているとけっこう

「ああ、こいつキセルしてんな」みたいなのに出会います

地方の乗客数の数字で定期旅客ばっかりのとかみちゃうと

「定期外旅客何割かキセルでとり逃してるんちゃうか」と

穿ってしまいます

名鉄がけっこう早々とやり始めた遠隔管理システムとか

地方でもぜひ導入してもらいたいと思うのですが

投資額がでかすぎるんでしょうね

JRはしないのかなと思っていたら

最近は堂々と都市圏で導入しまくってますね

関西の方行くと、本線の小さめの駅はいつのまにか

多くの駅で昼間の無人化が行われていてびっくりします

みどりの窓口の閉鎖や無人化はよくツイとかに流れてきますが

小駅の有人時間帯減少なんかは流れて来ませんからね

いつのまに!?って感じです

JR京都線の普通しか停まらない駅なんて大体昼間無人ですよね

・・・話を戻して

鯖江駅の出札機器周辺です

左側にドア付きの部屋があり、みどりの窓口です

2台あって、片方しか開けていないことが多かったですが

三セク転換フィーバー?で両方開けるときもあったみたいで

自分が行った時も列が伸びると機動的に2窓開けていました

熱心な切符収集鉄が1窓しか空いていないときに

両方の入場券を出してもらうよう依頼していましたが

駅員さんは愛想よく応じていて、すごい友好的でした

転換前に収集するヲタが多くて慣れたもんなんでしょう

転換後は有人窓口は1つに減らされたものの、

ハピライン用の端末に加えてJR用のマルスも配置

引き続き新幹線をはじめ、JRの切符が購入可能

周囲にJR駅がなくなる地元の人にとっては非常にありがたいものでしょう

敦賀までハピラインで大阪まで行くって人でも

事前に敦賀までのハピライン乗車券とサンダーバードの切符を

まとめて買えるわけです

盆正月にいざ当日に敦賀まで行ってから、そこで特急券を買うなんて

そんな恐ろしいことしたくありませんからね

券売機は指定席券売機1+近距離券売機2の体制

2窓と合わせると、かなり充実した出札周りです

指定席券売機のポジが完全に後付け感満載でしたが(笑)

(指定席券売機は転換後に使用停止)

転換直前だったので近距離券売機1つが使用停止になっていて

はやめにハピラインの券売機に置き換えてありました

この先も乗降客が多く、近距離券売機が複数ある駅では

1台を使用停止にして新会社のものに置き換え(当然使用不可)

転換したらすぐ使えるようにしてありました

JR 2台

JR 1台(ON)

新会社1台(OFF)

JRから三セク転換

JR 1台(OFF)

新会社1台(ON)

新会社2台

こんな感じで転換日に作業の負荷がかからないようにしてありました

券売機が1台の駅は新会社用のをポツンと自立させた状態で仮置き

転換後はしばらくはそのままで使用して、後日JR券売機を撤去

その場所に改めて新会社用の券売機が収まりました

とはいえ、そこそこローカル列車の需要がある鯖江駅

近距離券売機1台体制では不安でねえかなと思っていましたが

列ができると駅員さんが指定席券売機に誘導して代わりに操作

自駅発の乗車券のみを発券するモードで発券して、列を捌いていました

駅の雰囲気はもちろん、駅員さんの連携もよく、惜しい駅をなくしました

ハピラインになってからも頑張ってほしい駅です