日経平均は反発 前日夕の石破首相発言で円安に 今週は乱高下1,910円安→732円高→843円安→本日743円高 24年10月3日 (original) (raw)

前日の米国株式

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本日の日本市場

本日の日経平均の概況

世界の株価 17:08

日経1分足 株探より

日経寄与度ランキング 株探より

日経平均は反発。前日の米株は3指数はほぼ横ばい。ADP雇用統計は強く米国金利上昇となった。SOX指数は+1.48%と日経に追い風。しかし本日の日経大幅上昇は米国材料よりは、石破首相発言で一時147円台にも到達した円安だろう。

前日の夕方に石破首相が日銀の植田総裁と初会談。その後に個人的見解と断りを入れたうえで、「追加利上げの環境にあるとは考えていない」との発言。過去に著作でアベノミクス批判もしていた石破首相だけに、大胆な方針転換発言にマーケットはびっくり・利上げ懸念が後退で一気に円安ドル高に。

寄り付き後3分で本日の高値を付けた。場中は大した材料なく時間を消化する雰囲気に。38,500円台では底堅さを見せたが、世界の地政学リスクもあるので買いは強まらず。ドル円は緩やかに円高とはなったが引けでも146円台を維持。日銀の野口審議員の発言はハト派だったが、特に材料視されず。石破首相発言の衝撃度に比べれば想定内発言。

業種別1位は保険。バフェット投資対象の思惑とか。言われればそんな気はするが…

ハンセン指数は6日続伸の反動か寄り付きから売りが継続的に出たが、前日終値付近まで戻す買いも入った。結局-1.47%で終えた。日本の値動きには特に影響なかったか。日本も中国・上海も先週→今週の変動が大きすぎて驚くのみ。大きなトレンドが出ているというよりは短期材料を日々消化しているように思えます。

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Xへの投稿

— ぽろ (@champoro1) 2024年10月3日

現状の147円近辺の急速な円安を招いた要因は、石破首相のこの発言。あと米金利上昇のドル高か。
高市氏期待で盛り上がった27日より円安ドル高が進んでいる。

石破首相「追加利上げの環境にあるとは考えていない」、日銀総裁と面会 https://t.co/woEW0KimSz

— ぽろ (@champoro1) 2024年10月3日

現状起きているボーイングや港湾関係者のストが長期化すると、10月の雇用の伸びには関わってくる。9月は堅調も目先は不透明感も漂っている。

米9月ADP民間雇用、予想上回る14.3万人増 建設部門がけん引 https://t.co/gpnbraf3sj

— ぽろ (@champoro1) 2024年10月3日

EV車に関しては中国勢に有利なポジションを築かれてしまった。先進国が現状の保護主義政策を曲げるのは難しく、先進国内の販売価格低下は困難か。中国はEV車大量生産を続けそう。

トヨタ、北米で電気自動車(EV)生産を延期 保護主義政策が招く不況 - 日本経済新聞 https://t.co/W9hmjHAnpG

— ぽろ (@champoro1) 2024年10月3日

先週の高市氏の期待で湧いた水準を超えた円安となっている。短期勢がドタバタしているので、明日の雇用統計の結果と反応が恐ろしい。

円急落 石破発言が呼んだアベノミクス相場の記憶 日経QUICKニュース(NQN)編集委員 今 晶 - 日本経済新聞 https://t.co/ZLThIom3LY

— ぽろ (@champoro1) 2024年10月3日

2024/10/03
昨日6.2%高で6日続伸のハンセンは反動安の模様。中国本土市場が休場の間は上げ下げ全部受け止め。

⤵⤵⤵【🇭🇰香港 ハンセン指数】 -3.84% 21582.02 (-861.71) https://t.co/1C86bmQAR7

— ぽろ (@champoro1) 2024年10月3日

意見変更なのか、マーケットへのリップサービスなのか。
選挙日程などの考えを急に変えたことも野党に批判されているが、意見への信頼性が低下する気もする。

ブレる石破首相発言に慌てた円買い勢 147円台に下落 生田弦己、大久保希美 - 日本経済新聞 https://t.co/CTwTqwwCSH

— ぽろ (@champoro1) 2024年10月3日

新卒求人情報とか扱っている会社がサービス開始や提携を始めるのでは。
動画で時々退職代行のやりとり公開しているのを見てる。動画はネタかもしれないが、凄まじい企業担当者が出てくる。

退職代行サービス、利用者1.6万人分析 就業継続「もう無理」な訳は - 日本経済新聞 https://t.co/tDexlOBf7P

— ぽろ (@champoro1) 2024年10月3日

ニュースなど

jp.reuters.com

最近はFRB発言にあまり左右されないイメージ。11月大幅利下げ期待は削がれている現状では、中立的で将来のポジショニングを曖昧にする言動にはマーケットは興味を持てないか。

jp.reuters.com

タカ派として知られるシュナーベル氏がこれまでの物価上昇抑制の困難さに関する警告を後退させたことで、市場で利下げ観測が強まる可能性がある。

粘着性のインフレに怯えたのも今は昔という感じ。ユーロ圏は利下げムードとなりそう。利下げだけで成長率鈍化を改善できるわけでも無いので、経済指標などの悪化には警戒が必要か。

www.nikkei.com

自民党内の支持基盤が脆弱な石破氏だけに、選挙を意識する党内の圧力が変心を促したとみられる。衆院選は政治資金問題などを背景に、最大派閥だった旧安倍派議員の苦戦が警戒されている。市場では「政権は維持できても議席数は減らすだろう」(国内証券ストラテジスト)との声が聞かれる。

選挙日程と今回の利上げに関する発言で支持率を落とすのでは。石破氏支持者にとってもこの変節は裏切りに近いと思う。マーケット参加者には結果オーライだが。

www.nikkei.com

さらに、中央銀行の独立性が米国でも危惧されている状況で、日本では米国以上に政府と日銀の関係が深く、実質的政治介入ともいえる発言が堂々と行われていることに不安感を強めている。トランプ前米大統領の露骨な政治介入発言に神経質になっているだけに、日本での同様の事例が人ごととは思えないのだ。

日本は金融政策に関しては世界最先端だから、政治的介入という新しい手法も世界に先駆けてやっている。

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