横浜・町田・川崎 境目を楽しむ里山ポタ (original) (raw)
横浜・町田・川崎の境目をたどったり、いったりきたりする里山めぐりに向かいます。
恩田駅前の住宅地の道を、道なりに登っていきますと、
登り切ったところに「成瀬山吹緑地」があります。視界が開けて丹沢も見えます。
ここから、しばらく都県境をトレースしていきましょう。尾根道楽しい。右は横浜市で、左は町田市。
木陰を通る風が心地よいです。
鶴見川流域の源流の森として貴重な森林です。 尾根道は細くなりまして、木々の根っこもたくさん。お散歩されている方もいますので、押し歩きで行きます。階段もありますし。下って、
住宅地の一番奥の尾根沿いを進みます。尾根ギリギリまで住宅地が広がっています。
切通しで尾根筋が分断され、階段を担いで下ります。反対側に担いで登るのが面倒で、一回この切通しの道を登ってから、また尾根筋へ戻り、奈良谷戸橋を渡ります。このあたりは右も左も住宅地。かろうじて昔の尾根道が橋として残ったという感じでしょうか。
住宅地を進みますが、この道も右は横浜市で、左側が町田市。右側のお宅の車は横浜ナンバーで、左側は多摩ナンバー。なんとなく道を挟んで雰囲気が違うのが面白い。
奈良北団地に沿って、都県境は急カーブします。不思議なカーブですが微高低差があるので、まあ一番高いところをはしっているのかな。
この階段を押し歩きで登っていき、また尾根筋の住宅街を道なりにくねくね進みますと、
玉川大学に到着です。この道の左右にキャンパスが広がっていますが、大学の警備員さんに声をかけられました。まあ、ヘルメット・サングラス・ネックゲイターで顔も見えない全身黒づくめの格好ですから、我ながら怪しいとは思います。かつての学生運動家みたいに見られてもしょうがないや・・・。
「向こう側に抜けられますか?」と聞いてみます。
「どちらへ行くのですか?」 いやー。。こういうフラフラ、ポタリング中に一番難しい質問。。。一瞬間をつくってしまうと、「鶴川駅ですか?」「はい。そっちの方に・・・。」丁寧に教えていただきました。
玉川大学のキャンパス付近から、川崎市麻生区岡上に入ります。折角教えていただきましたので、その道順で鶴川駅側へ。左手に和光大学を見ながら急な細い山道を下っていきます。
下ると鶴見川がほど近く、対岸は町田市になる小田急線鶴川駅。このあたりも都県境が入り組んでいます。
我が国を代表するエクスクラーフェンと言っても過言ではない岡上。レソトみたい。
かつて岡上村は柿生とのつながりが深く、川崎市を選択したという経緯があるようですね。地図を見て改めて考えてみると、むしろ旧三輪村が町田市になったのが不思議ともいえそうです。
豊かな自然と農地が広がりポタリングが本当に楽しいところです。谷戸に田畑が広がり、丘陵部には果樹園が。岡上といえば和光大学近くに納豆のカジノヤさんの工場と直売所があります(ここの納豆は安くて美味しくて大好き)が、カジノヤ納豆向けの大豆畑も見かけました。生産量は少ないと思うけど、川崎地産地消の納豆というのは心惹かれます。
岡上の営農団地を登り返してまた玉川大学から続く尾根筋に戻ってきました。
右手の森は横浜市で、
「TBS緑山スタジオ」になっています。緑山スタジオといえば、「風雲!たけし城」を思い出します。
岡上地区を離れて今度は横浜市と町田市の境を「緑山スタジオ」に沿って進みます。車は進入禁止の道をガンガン下っていきまして、「こどもの国」に到着です。
日体大キャンパスの前を通ります。国際的大運動会関係出場者の名がたくさん掲示。選手の皆さんにとっては、無観客でも何とか大会ができてよかったですね。
そして、寺家のふるさと村に到着。横浜の谷戸の自然が残されています。
小さい子供のいる家族連れが、虫捕りをしていて、あー夏休みって感じ。。。今年あまり夏を感じられませんでしたが。。。
谷戸の奥には、鶴川方面に抜ける切通しがあります。雰囲気が良くて好きな道。気温が急に涼しくなります。切通しを越えて反対側の谷戸を下っていきます。
また、鶴見川に戻ってきました。鶴見川の旧流路が公園となっていて、こちらが川崎市と町田市の境目になっています。ウネウネ入り組んだかつての流路がこのあたりの複雑な都県境を生んでいます。
鶴見川を渡り、早野のひまわり畑に立ち寄ってみます。ひまわりはみな同じ方向を向いています。川から山側に向かう風が強いのか、みんな山側を向いています。ここでも夏を感じさせていただきました。
谷戸が墓地になっている早野聖地公園を進みます。一番奥の緑道を上がりますと、
虹ヶ丘小学校バス停側に出ることができます。
ここから王禅寺の山を登り下り、最後にヨネッティ(ごみ焼却処理余熱利用のプール)の前まで上がってきました。
ヨネッティの前では、リニア新幹線の工事中。また尾根筋がありまして、
左側が川崎市、右側が横浜市となりますが、少し行くと境目は踏み跡のような道になります。ちょっと行ってはみましたが、そろそろ尾根筋・境目はお腹いっぱい。。。
気温が上がってきましたので、ここらで尻手黒川道路と矢上川に沿って、下り基調で帰ります。
人が勝手に決めた境目ではありますが、そこで雰囲気が変わるのは本当に面白く感じます。こういうところが味わえるのがポタリングのいいところ。短い距離の中で、里山等の風景変化を満喫できました。こういったところも鶴見川水系の魅力だと沿川一住民としても思います。
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