国鉄白棚線跡ポタ②バス専用道に沿って磐城金山へ。 (original) (raw)
白棚線廃線跡ポタは、いよいよバス専用道区間に沿ってまいります。
専用道は自転車も歩行者も進入禁止!走りたくなる気持ちはグッと我慢です。
まずは国道に沿う形で進みつつ、
専用道を渡る道路、つまり踏切跡には、
こんな標識が。「右左折禁止」で「バス専用道路あり」。
すれ違いスペースなんかもありますが、枕木が立っています。
そして右にカーブして国道から南側に離れていき、
古関バス停。古関駅のあったところでしょう。
古関を出ると田園地帯の真ん中を通っていて、
水路を渡っていきます。
この後、少し高台に上がりますと、工業団地が出てきます。「白河東工業団地」バス停があります。通勤利用もあることでしょう。
回り道してやってきたのは、谷中バス停。
駅跡の雰囲気がありますが、鉄道駅は無かったそうな。
専用道に沿って「温泉口」バス停を白河方面に見ています。
左に見える家屋が「谷中温泉」だったようです。残念ながらもう温泉はやっていないみたい。
専用道は左にカーブして、また田園地帯を進み、
「番沢」へ。ここは駅があったところのようです。
国鉄の「工」マークの杭がしっかりと残っています。
また回り道して専用道とぶつかるところにやってくると、
「国鉄高速度専用自動車道」という看板が残っています!!
語感がいいですねぇ!
Wikipediaによると、当時の国道の整備状況の悪さがあって専用道化されるのはまず第一の背景でありつつも、不採算ローカル路線の在り方の検討や、ここを利用して東名や名神高速専用の国鉄高速バスの試験場としての役割もあったようですね。
先駆的な取り組みで、まさにBRT元祖だったことを示しています。
この後川を渡って、
専用道の出口に到着。ここから廃線跡は国道に吞み込まれ、
磐城金山に到着です。バス停の周りにはJRバスの土地が売りに出されています。
スペースが広く、中核駅だったことがうかがえます。
そして、旧道とは段差があるというところも鉄道駅だったことがわかりますね。
最後に残る白棚線のバス専用区間ですが、この区間の国道が狭くなったりしますし、また国道から少し離れているルートで工業団地の中にもバス停があり、残された理由がある区間だと思いました。
残念ながら、専用区間を走るバスはやってきませんでした。専用道を走るバスを眺めたかったですね。(先にちゃんと時間調べろよ。。。)
30分以上はやってこないタイミングで、暑いしこの後雷雨予報が出ているし、ちょっと待ってられませんでした。先に進みます。