「東光高岳」専用線沿いポタ (original) (raw)
田川サイクリングロードを走るにあたり、
地図を見ていて小山駅に向かう不思議な線路を見つけました。
工場から線路は2車線道路を渡っています。フェンスがありますが塞がれているように見えます。線路上にも何か置かれてますねぇ。もう使われてない線路なのかな???
線路には草も生えてるし。。。「東光高岳」と書かれています。この会社の専用線なんですね。何作ってる会社だろう。後で、ゆっくり調べることにします。
小山側には3線くらいの操車場?線路には草生えてます。奥には、
ビアンキ色?の何かが止まっています。
このフェンスに「お願い」が書かれています。
シキ車等を撮影される方の駐車は、交通安全上、弊社専用駐車場をご利用ください。
えースゴイ!!「シキ」?
「シキ」とは、発電所の変圧器といった重量巨大貨物を運ぶ専用の貨車。
へぇ。。。この会社すごいですね。「撮り鉄」に駐車場使わせてあげるの???
交通トラブルとかあって苦肉の策でしょうけど、優しい会社ですね。
でも、これ「シキ」なのでしょうか。「シキ610用」って書いてあります。「用」?
廃車されて置かれてるのかな?撮り鉄がわざわざこれ撮りに来るの?
この専用線は廃止?休止なんですかね。。。???
いやーいろいろわかりません。謎は深まっていくばかり。
(←そういうのが面白いので、ブログ書く時までネット検索しないことにします。)
小山側の線路に沿って行ってみます。
交換設備が見えますね。廃線ではなさそうに思うんだけども。。。
線路に近いところ進んで行きましょう!
畑の中を通って
踏切がありますが、
このように踏切の踏み板?はもうボロボロだし。。。
こんな住宅地をシキが走るの??
専用線は木々の中に消えていき、沿って行けないので、
迂回してきました。「踏切信号機」が現役。やっぱりここを貨物列車が通るときは、赤になるってことだよね。。。団地の横を
通り抜けると、
工場群に沿って行きます。
すると0キロポストが。なぜここに?
少し先には交換設備があります。
その後も線路は工場群に沿っていきます。この踏切動くのかな。。。
やはりフェンスが、閉じられてます。んーやっぱり、使っていない線路なんでしょうか??でも踏切の棹は撤去されてないし。。。
左にカーブして、
東北本線に合流していきました。
何だか横浜の国際埠頭専用線に似た雰囲気。ということは、やっぱり休止線??。。。
暑くて汗びしょでしたので、本当は温泉入って帰りたかったのですが、間もなく雷雨。。。電車乗って正解でした。
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さて、その2日後のこと。18きっぷ5回目で、磯部温泉に行き帰りは八高線へ。
高麗川駅に着くと、「シキ」が止まっているではありませんか。
「シキ611 小山駅常備」と書いてあります。
え。小山でシキ?ということはあの専用線、関係あるよね。。。??
高麗川駅で、発電所用の巨大設備(変圧器??)を荷下ろしをしているようです。
ディーゼル機関車がプッシュプルで、挟み込んで運んできたわけですね。
線路を砂利で埋めたりして。
上に架線あるので、横に動かしていくのでしょうか。。。すごいなぁ。。。
9月6~7日に八高線を走ってきたようですね。
今回のブログを書こうとネットでいろいろと調べてみますと、
「東光高岳(とうこうたかおか)」は、電力インフラ設備製造を得意としている会社。そして、小山事業所は変圧器を作っているところですね。
ビアンキ色?のシキっぽい車両は、実際に積み荷がシキに載せて運べるかを試験するための車両だったようです。(だからシキ610「用」って書いてあったのか)
搬出の際は専用機関車で0キロポスト付近の行き違い設備まで運び、そこでJR貨物の機関車に引き渡すとのこと。
東光高岳専用線は0キロポストのところまでで、そこからは古河電工専用線(だった?)ということです。かつては古河電工の工場内にも線路が伸びていたようですが、現在は工場も別の会社になっているみたい。
いろいろ検索してみたものの、高麗川で見た「シキ」が東光高岳専用線を走ってきたのかどうかは、わかりませんでした。
昨年は以下のように別のシキが走ったみたいですが、今年は走ったのでしょうか。よくわかりませんでした。
そもそも、ひと月に1回走るか走らないかみたいではありますけども。
高麗川で偶然「シキ」を見て、あの専用線を走る姿が想像できました。小山駅常備ということは、「東光高岳」向けということですよねぇ。
これが住宅地の横を重量貨物列車が走っていたら、すごい迫力でしょうね。。。
こういった特別な貨物列車は準備に1年かかるみたいですよ。関係各所の調整大変そう。。。関わる方のご苦労を思います。