寺山古墳 群馬県太田市強戸町 (original) (raw)

前(々)回の赤堀茶臼山古墳からは北関東自動車道にも乗って東南東に15㎞程移動して太田市の寺山古墳へ。その日の朝に太田駅で車を借りたので戻ってきました。

利根川の支流の石田川の支流の蛇側の支流の八瀬川の左岸の立地。城跡のある金山の北麓です。

南東側の十字路あたりから見上げて。

石の標柱があると地元のプライドを感じられます。

コンクリブロックの階段を上がると説明板。全長60mの前方後方墳。

太田市指定史跡 寺山古墳
指定年月日:平成23年7月21日
所在地:太田市強戸町
寺山古墳は、太田市の中央部に位置する金山丘陵の北西部に張り出した支丘陵の頂部に構築された、全長約60mの前方後方墳です。古墳は、前方部を西方に向けて築かれ、西側の平地との比高差は17mあります。墳形などから古墳時代初期、4世紀前半頃に造られたと考えられています。
昭和13年発行の「上毛古墳綜覧」には「強戸村138号・寺山古墳」と記載されています。発掘調査は行われていないので詳細は明らかではありませんが、埋葬施設は竪穴系の主体部と推定され、周堀は存在しないと考えられます。
太田市内で現在確認できる古墳のなかでは、最も古い古墳の一つで、墳丘の保存状態が良く、造られた当初の形をとどめている前方後方墳としては、太田市内で唯一のものとなっています。古墳時代初期に金山の西側地域の発展を主導した首長の墳墓と推定される寺山古墳は、太田市域の歩んだ歴史の理解を深める上で貴重な文化遺産です。
平成25年3月15日 太田市教育委員会

測量図部分。左斜め下が北。

さあ墳丘へ参りましょう。

後方部先端側ですね。

墳頂に上がって前方部方向。

北側には唐沢山や茶臼山など標高200m台の山塊。渡良瀬川はその向こう側。

東側には物流センター。

前方部墳頂は草木が密で入れません。

前方部左裾に降りて振り返って。

前方部先端側から西方向。榛名山も遠くなりました。

前方部右裾から。

後方部南側裾から。

後方部麓の直線。

素敵な立地に墳丘が良く残る、素晴らしい古墳でした。

寺山古墳 - 太田市ホームページ(文化財課)

寺山古墳 文化遺産オンライン

2021年12月上旬訪問