Life in the crawler lane (original) (raw)

Road to Forever

昨日の続き。
かつてEaglesのメンバーであり、有名な『Hotel California』を作曲したDon Felderは、30年以上にもなるソロとしてのキャリアを持っていますが、発売したアルバムは2枚だけ。

1枚目は1983年にリリース、昨日のBlogで紹介した『AIRBORNE』。
2枚目は……なんと2012年、約30年ぶりの新作リリースとなりました。

Eaglesに在籍していた頃は「もっとオレに歌わせろ!」という不満を持っていたそうですが、このバンドにはDon HenleyとGlenn Freyという両巨頭がいるため、ボクが記憶している限りじゃ彼がリード・ボーカルを務めたのはアルバム『One Of These Nights』の『Visions』くらい。

元々Eaglesは「作曲した者がその曲を歌う」という不文律があり、『Hotel California』に関しては自分の作品を奪われたという気持ちも、少なからずあったんじゃないかと思います。

Road to Forever_c0148812_912247.jpg

で、コチラの『Road to Forever』。
聴いてみると前作よりもさらにイイ!
Eagles時代“自身が作曲したのにボーカルは他のメンバー”という事実から、歌い手としての才能に欠けるイメージを持つ人も多いけど、他のふたりが凄すぎるだけじゃないかと。

ちなみにGlenn Freyは、DVDのインタビューで「徐々に自分がボーカルを務める曲を減らしていった。だって我々にはDon Henleyがいるから」と、自身の欲求よりバンドとしての完成度を優先させるため、できるだけDon Henleyが歌うよう調整した旨の発言をしています。

ふたりの絶対的なボーカリストがいるバンドに在籍したのはDon Felderにとって不運、しかしEagles での活動がなければ現在の知名度はなかったでしょう……上手くいかないモンです。

コチラはDon Felderが歌う『Hotel California』。
Don Henleyの印象が強すぎて違和感はあるものの、最初からこうなる可能性もあったワケで。

いずれにせよ、彼らもそろそろ60代の後半。
第一線で活躍できる時間もそう長くはありません。
現在進行中のツアーには初代ギタリストのBernard Leadonが参加しており、同じく初代ベーシストのRandy Meisnerも病気がなければ参加していたと言われています。

あとはDon Felderが復帰すればパーフェクト。
Don Henleyのインタビューによると、Don Felderは今もバンドに対して法的措置を取っているそうなので、そうカンタンに和解して再合流とはいかないだろうなぁ。

by mavericksracing | 2013-11-20 09:39 | その他 |Comments(0)

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