江川邸へ初めて行くみなさんへ(2024.8.29更新) (original) (raw)
江川邸ってどんなところ？
世界遺産になった韮山反射炉を作った幕末の代官、江川太郎左衛門の生家です。
見どころ
江川邸、何を見たらいいのか？見どころがたくさんあるのですがその一部を紹介します！
小屋組造り
江川邸の母屋は1600年に造られ、伊豆半島で一番古い邸宅です。
地震が多い日本で壊れずに400年耐えた理由のひとつがこの小屋組造り。
今で言う耐震構造になっています。
ネジやクギを一切使わず、柱を組み合わせたもの。
綺麗な幾何学模様で、幾何学模様が実は大好きな私は、ガイド中でもうっかり屋根を見上げて見とれてしまいます。
東京からわざわざこれを見に来る建築家さんもいるとか。
大河ドラマやJINのロケ地
またこの江川邸は大河ドラマの西郷どん、篤姫、大沢たかおさんのJINのロケ地にも使われるほど、江戸時代の雰囲気を今でも感じることができます。
歴史に興味がなくても楽しめる場所となっています。
江川太郎左衛門の生涯が学べる
すごいのはどんな生涯を送ったのか知ることができる歴史スポットです。
こちらは無料のガイドさんが常駐しているので歴史の知識がない方でも安心です。
限定公開の内庭は必見！
江川邸では毎年ゴールデンウィークと紅葉の時期(11~12月)に普段非公開の内庭を公開しています。
韮山竹を見てほしい
内庭の中に竹やぶがあります。これ韮山竹と言います。
この竹の特徴は動画のように、外側はこのような割れ目が自然とできるのですが、中を見ると何も割れていません。
これは戦国時代、秀吉軍と共に行動していた千利休がこの辺りに来てこの竹を見つけました。
東京国立博物館 - コレクション コレクション一覧 名品ギャラリー その他の工芸 竹一重切花入（たけいちじゅうぎりはないれ） 銘 園城寺（めい おんじょうじ）
現在東京国立博物館に所蔵されている園城寺という作品。韮山竹が使われています！
ただこの割れている竹があるのは数十本に1本の割合です！
内庭のどこにあるか探してみて下さい。
2024年の内庭公開情報
2024年の内庭公開情報が発表されました。
所要時間
江川邸の所要時間は30分は見たほうがいいと思います。
江川邸にはガイドが常駐していてだいたいガイドさんが20分程度。
江川邸の敷地が広いため、散策に10分とみたほうがいいです。
ただし、江川邸には数多くの展示があるため、歴史好きや展示をじっくり見たい方はそれ以上、1時間以上はみたほうがいいかもしれません。
行き方
特急踊り子号は停車しません。
韮山駅から徒歩30分。
他情報では20分とも記載されていますが、土地勘がない方は30分と見たほうが良いです。
また、江川邸まではいくつかのルートがありますが、以下の動画のルートが一番オススメです。
料金
料金 (子ども料金)
江川邸のみ 750円 (300円)
伊豆の国市民は650円 (200円)
団体割引は20名からで1人650円 (200円)
子ども料金は中学生までです。
江川英龍公を広める会の会員様は無料です。
(詳しくはこちら)
また反射炉と江川邸がセットの券もあります。
一般、団体 900円 (250円)
韮山反射炉は大人入場料500円(子ども50円)ですので、セット券だと大人は350円お得になります。
世界遺産の韮山反射炉のすごさを体感した後、その反射炉を作った江川太郎左衛門はどんな人かを知る為にもぜひ、江川邸にお越し下さい。
開邸時間
9時から16時半まで (最終受付は16:15)
定休日は毎週水曜日、年末年始 です。
変更になる場合がございますので、お出掛けの際には江川邸ホームページ、江川邸facebook、にてご確認下さい。
何度行っても魅力的な企画展示
江川邸には常設展示だけではなく、企画展示もあり、年に数回の展示替えを行っています。
今の企画展示はこちら。
鎖国が終わった日本。一番最初の貿易港に選ばれたのがなんと静岡県下田市。
誰もが不安だった時代に、伊豆のリーダーはどんな未来を想像していたのでしょうか？
今も不安を抱える私たちのヒントになるかもしれません。
江川邸で稲刈りと収穫祭をやってみませんか？
江川邸は静岡県のガストロミーツーリズムに参加しています！
これは食をテーマにした旅のこと。
江川邸には10万点という膨大な史料があり、江戸時代の建物や食をより当時に近く体験できます。なんと江川酒も味わえますよ。
江川邸に行ってみませんか？
また、江川邸に行ったらぜひともセットで行ってほしい世界遺産•韮山反射炉。
元江川邸職員の私まゆがこちらをオンラインにてガイドしています！
伊豆は遠い、なかなか行けない。ひとりでじっくり見たいけど事前情報が欲しい…！
オンラインだからこそできるガイドになっています。
また、伊豆の情報など聞きたいことがありましたら、ぜひ聞いてみてください。
またこちらは現地にて韮山反射炉とセットで巡るツアーもあります。
この2つの場所を同じガイドが説明することにより、「あの話とこの話が繋がる！」とより理解を深めることができます。
1日1組限定のガイドなので、聞きたいこと、お客様だけのその日オリジナルのガイドができます。
また、当日あさ10時まで受付しているので、急な予約もOKです♬
ぜひ、ガイドでより伊豆を楽しんで下さい。
次のおすすめ記事
◇江川太郎左衛門ってどんな人？
◇韮山反射炉に行ってみよう！と思ったときに一番最初に読んでほしいブログ
◇江川家は「江川酒」とお酒も作っていて、うまいと評判の大ヒットだったそうです。どんなお酒？入手方法は？