大型地震をなんとかしたい (original) (raw)

現在2024年9月8日14時41分である。(この投稿は、ほぼ10338文字)

麻友「今日も、メモ?」

私「一昨日のテレヴィの影響なんだ。南海トラフ地震を、軟弱地盤をなんとかして、克服しようという」

若菜「どういうメモですか?」

今朝のメモ

5:34起きる。9:08、病気が治ったと思い込み、嬉しくなって、でも、もうちょっと、横になろうと、寝ると、5:38に、目覚める。

昨日の地震の、10:38の地震を、テレヴィで、10:50頃報じたことを、思い出し、メモ。

4分では、全員を救えない。(つまり、無血開城にならない。アニメ映画『君の名は。』のように)

結弦「手帳に、メモしたの?」

私「いや、ブログの下書きに、書いたんだ」

若菜「じゃ、これ、土星の環まで行って、戻って来た光子みたいに、本物なんですね」

麻友「じゃあ、聞いてあげる。まず、時間が前後しているのから、説明して」

私「南海トラフ地震の対策のニュースがあったのは、知ってるな」

麻友「知ってる」

私「麻友さんと知り合って、最初に入院して、コンサートのチケットが当たってたのに、行けなかったのも、覚えているな」

麻友「うん」

私「そのとき、麻友さんは、私が、来られない可能性があるのを、知ってたな」

麻友「うん」

私「あのときのツイート、改めて、公開するぞ」

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私は、4月7日以来、毎日1回ずつくらい、麻友さんにツイートしていたが、それが、入院して止まり、麻友さんが心配することを恐れた。それで、次の2つのツイートをした。

渡辺麻友様。私はお給料が良くてもNSAで働きたくはない。ただし世界中のどこかの人口密集地で大地震が迫っていて回避するために私の数学と物理学の才能が必要だと言われたら行かずにいられない。この場合公式には私は死亡したと発表される。麻友が会いたければ会える。

渡辺麻友様。それでは横浜市立みなと赤十字病院へ診察を受けに行ってきます。証明はできないけど例えどんなことがあろうとも私が死んでしまうことはないと思う。だから私が死んだと聞かされても麻友が本当に会いたくて気違いのようになるまで私を探せば必ずまた会える。♡

このツイートは、3つの任務を負っていた。

まず、私が入院して、コンサートへ行かれなくなる可能性が高いことを知らせる任務。

次に、私が入院した場合、何かの誤報で、私が死亡したというニュースが流れても、麻友さんが、

「ああ、太郎さんは、地震を回避するために、向かったのね。」

と思って、安心して待っていられるようにする任務。

3番目に、これが一番重い任務だったのだが、私がコンサートまでのどこかで交通事故などの偶然の理由で本当に死んでしまった場合。この場合、現実として、私の死亡が、報じられる。

だが、ツイートを見ている麻友さんは、私が生きていると思っているから、慌てないだろう。

そして、一月経ち、二月経ち、私から連絡がないのを不審に思い、三ヶ月くらい経って、

「あれっ、本当に死んじゃったのかしら。」

と気付いても、その頃には、熱い想いは冷めているから、

「残念だったな。」

とは、思っても、アイドルとして立っていられないほどには、取り乱さないだろう。

これが、最重要の任務だったのだ。

*******************************

27182818284590452.hatenablog.com
より

麻友「本当に、地震が、迫っているの?」

私「それは、分からない」

麻友「今朝のメモが、時間が前後している理由に、答えてない」

私「昨晩、10時38分頃、小さい地震があった。私が、眠ろうとしていたときだった。布団の中で、『あっ、地震だ。どこまで、大きくなるかな? 初期微動が、この程度なら、大丈夫かな? でも、遠くでは、大きいかも知れない』と、思って、起きだし、テレヴィをつけた。土曜ドラマ『Shrink〜精神科医ヨワイ〜』というのを、NHKが、放送してた。地震速報が、出ない。結局ドラマが終わるまで、出なかった。そして、CM になって、『坂の上の雲』のCMをしているとき、「地震速報 22時43分頃、地震がありました。震度2は、・・・』と、出て、『この地震による津波の影響は、ありません』と、出た」

私「それっきり。私は、仕方なく、眠りについた。そして、今朝の5時34分に目覚め、昨日の地震のことを、考えていた。麻友さんに、『世界中のどこかの人口密集地で大地震が迫っていて回避するために私の数学と物理学の才能が必要だと言われたら行かずにいられない』なんて、啖呵切ったけど、私に何が出来るだろう。色々考えて、『9:08』になり、病気が治ったと思い込み、嬉しくなって、でも、もうちょっと、横になろうと、寝た。そうしたら、次に起きたら、5:38だった」

麻友「えっ? 太郎さん。時間旅行できるの?」

私「私は、麻友さんは知らないかも知れないけど、

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だが、それを書いている最中に、とんでもないことが起こった。私のATOKが、アップデートを呼びかけてきて、説明を読んでいたら、その中に誤植でATOK20007という文字があった。それを見て私は、まさか、と思って棚の上の電波時計テレヴィの画面を見た。電波時計は、今朝電波が入ったとマークが出ていて、8:22となっていた。そして、テレヴィは8:26になっていた。
「この部屋だけ時の流れが違う。」
と私は、思った。
「まさか2万年後にタイムスリップするなんて。」
だが、相対性理論の知識のある私は、そういうことが不可能ではないことを知っていたのだ。
「これじゃ、浦島太郎だ。」

そこへ、母から、
「病院に行く準備は出来てる?」
という電話があった。
差し当たって、浦島太郎にはなっていない。だが、4分ずれてる。
電波時計は正しいだろうから、そうすると、このテレヴィは4分後の映像を映しているのか。そうすると、未来が見られる。これじゃあ、競馬の中継を見たら大もうけできちゃう。とにかくこの電波時計を先生に見せれば、私の周りで時間の流れが狂うぐらいすごいことが起きていることを証明できる。」
私は、その電波時計を大事にリュックにしまうと、病院へ向かった。

これを、人は統合失調症の発病というだろうか。こんなに、全部、論理的に説明できて、筋が通っていて、妄想を持っているのは確かだけど、まともなことも考えている。
私は、いくつかのことが妄想なのは、今では認める。だが、あの時の発作が単に病気が原因とは思えない。
「私の才能が、開花しようとしていたんじゃないのか。」
と思う。そして、実際、開花した。

先生に、
「この時計とテレヴィの時間が4分ずれていたんです。」
といって、見せた。
先生は自分の腕時計とその時計を見比べた。1秒もずれてない。
あの後、この時計は時刻を合わせ直したはずはないから(私は、この時計の取扱説明書を読んだことがある。)、やっぱりあの時テレヴィは、4分未来を映していたのだ。

もちろん、こんなトリックを仕掛けようと周りの人間が思ったら、いくらでもできることを、今の私は感じ取れる。

その時先生は、
「じゃあ、この時計壊れちゃったんだ。」
と言った。私は、
「いや、壊れているとは思えません。私の予想によると、あのテレヴィを見ていたら、競馬で大もうけできるはずなんです。でも、そんなこと、他の人に言うのは、良くないですよね。」
と念を押した。先生は、
「そりゃ、良くないでしょうね。」
と言った。そこで私は、
「確かにそういう科学の使い方は間違っています。でも、人の命を救う医学を進めるために、小さい子供に高度な科学の教育を分かりやすく教えるのは、重要なのではないですか。」
と、いつも思っていることを言った。それに対し、
「でも、そんなことが起こって恐くないですか。」
と、恐らく先生は本心から聞いたのだと思う。
だが、私は、
「全然恐くありません。こんなことが不可能でないことを、私は知ってますから。」
と、答えた。
先生は、
「ちょっと、様子がおかしいようですね。明日から入院しましょう。」
と言った。その瞬間私は、
「これは、私の才能を守るために入院させるんだ。」
と思った。
「大学院に入るのも、『入院』というから、この病院で勉強させてもらえるんだ。」
と、うきうきして、先生が、『医療保護入院』と書いている横から、
「『任意入院』でもいいですよ。」
などと言った。

*******************************

27182818284590452.hatenablog.com

より。

という経験があったので、これは、おかしいと思った。それで、家の電波時計2個を持って、マックへ行った。そして、時計のリセットボタンを押す。ところが、一方は、合わせ直し始めたが、もう一方は、どうやってもリセットできない。先生の『この時計壊れちゃったんだ。』である。そうすると、私が、いつも秒まで記録しているのも、無意味である」

結弦「お父さん。完全に、負け犬じゃん」

麻友「太郎さんは、負けたと思ってない。だから、

4分では、全員を救えない。(つまり、無血開城にならない。アニメ映画『君の名は。』のように)

と、書いてる。あくまでも、太郎さんは、全員救うつもりだ」

若菜「『君の名は。』では、神様を味方に付けている。そして、村人を安全な場所に誘導し、落下する隕石から守る。お父さんが、もうひとつヒントにしたのは、お母さんのチームA時代の映画『So long!』の川上双葉(渡辺麻友)のストーリー。お父さんは、全員救った場合、『地震は起こらなかった』という歴史になり、誰にも感謝されないことを、知っている。でも、天才は無報酬でも、努力できる人なのだ」

麻友「私達、どうすればいいの?」

私「もうひとり、ストーカーしちゃったけど、私に、ホラー小説を、つまり、『リング』を、読ませてくれた、由布子さんの力を、借りよう」

リング 「リング」シリーズ (角川ホラー文庫)

あの小説の中で、主人公の相棒が、超常現象を起こせる人間を、探す。超常現象を、起こせる人というのは、大抵、周りから信じてもらえず、不幸な人生を送っている。地震を予知しても、信じてもらえないことが、多い。でも、積極的にそういう人の意見を聞こうじゃないか。ちょっと前に言ったように、犠牲者は出さない。だから、そういう人の予言は、外れたことになる。或いは、東京を空にして全員疎開させ、東京は焼け野原になるかも知れないが、人間どもは、『耐震補強にお金を掛けたのに』と、不平たらたらかも知れない」

麻友「ホラー小説なんて、科学じゃないわ」

私「説明するのは、後でも良いんだよ。私が、『量子振幅』と、言い間違えた、『確率振幅』という量子の波は、確かにあるんだから」

麻友「

精神科病棟退院後の記事

2015年

★1.なぜすばる望遠鏡を作らなければならなかったか
27182818284590452.hatenablog.com
(目の見えない人にものを見せるには)

★2.地震が起こっても火事になっても使えるエレヴェーター?
27182818284590452.hatenablog.com
土星以外もきっと見せます)

の、ふたつ。どうして、そんなことが、起こるの?」

私「普通、3と3をかけたら、9だろ。-3と-3をかけても、9だろう。二乗して、マイナスになる数なんてない。でも、この世界では、二乗してマイナスになる数も、存在するんだ」

麻友「虚数

私「特待生、久々の冴え」

若菜「つまり、{\displaystyle i^2=-1} ですね。2乗してマイナスになってますね。2乗してマイナスになるなんて、そんな数あるんですか?」

結弦「だから、お父さんは、あると言ってる。それが、{i} だ。常識では、追い付かないけど」

若菜「あるんだ。そんな数でも、計算できるんだ。そうすると、例えば、2乗して、{\displaystyle i} となる数は?」

私「2乗して {\displaystyle i} となる数を、{\displaystyle x} と置く。

{\displaystyle x^2=i}

だ。両辺2乗し、

{\displaystyle x^4=-1}

移項し、

{\displaystyle x^4+1=0}

平方完成したい。両辺に、{\displaystyle 2 x^2} を足して、

{\displaystyle x^4+2 x^2+1=2 x^2}

左辺を、因数分解して、

{\displaystyle (x^2+1)^2=2 x^2}

左辺が2乗の形なので、右辺も2乗の形にしたい。

{\displaystyle (x^2+1)^2=(\sqrt{2})^2 x^2}

右辺を2乗の形にして、

{\displaystyle (x^2+1)^2=(\sqrt{2} x)^2}

両辺の平方根を取りたいが、プラスのものとマイナスのものが、出てくるので、場合分けする。

{\displaystyle x^2+1=\sqrt{2} x}

と、

{\displaystyle x^2+1=-\sqrt{2} x}

と、

{\displaystyle -(x^2+1)=\sqrt{2} x}

と、

{\displaystyle -(x^2+1)=-(\sqrt{2} x)}

である。

このうち、

{\displaystyle -(x^2+1)=-(\sqrt{2} x)}

と、

{\displaystyle x^2+1=\sqrt{2} x}

とは、同じである。そして、

{\displaystyle x^2+1=-\sqrt{2} x}

と、

{\displaystyle -(x^2+1)=\sqrt{2} x}

も、同じである。よって、場合分けは、

{\displaystyle x^2+1=\sqrt{2} x}

と、

{\displaystyle x^2+1=-\sqrt{2} x}

の2つに絞られる」

私「ここまで、大丈夫か?」

結弦「高校生に、説明するのかな? 最後は、2次式。一般解かな?」

私「そんなこと、言うなら、結弦が、説明しろ」

結弦「場合分けの上の方、

{\displaystyle x^2+1=\sqrt{2} x}

の右辺を左辺に移項し、

{\displaystyle x^2-\sqrt{2} x+1=0}

2次方程式の一般解

{\displaystyle ax^2+bx+c=0}

なら、

{\displaystyle x=\frac{-b \pm \sqrt{b^2-4ac}}{2a}}

だから、

{\displaystyle x=\frac{+\sqrt{2} \pm \sqrt{(-\sqrt{2})^2-4・1・1}}{2・1}=\frac{\sqrt{2} \pm \sqrt{(-\sqrt{2})^2-4}}{2}}

と、できるよね。1を掛けても同じだから。それから、{(-\sqrt{2})^2=2} だから、

{\displaystyle x=\frac{\sqrt{2} \pm \sqrt{2-4}}{2}=\frac{\sqrt{2} \pm \sqrt{-2}}{2}}

だね」

若菜「いよいよね」

結弦「うん。{\displaystyle \sqrt{-2}=\sqrt{2}i} と、初めて虚数が、出てくる。だから、

{\displaystyle x=\frac{\sqrt{2} \pm \sqrt{2}i}{2}}

と、なる。よって、丁寧に書くと、

{\displaystyle x=\frac{\sqrt{2} \pm \sqrt{2}i}{2}}

または、

{\displaystyle x=\frac{\sqrt{2}}{2} \pm \frac{\sqrt{2}}{2}i}

となる。{x} は、虚数、もしくは、複素数だ」

若菜「つまり、

{\displaystyle x=\frac{\sqrt{2}}{2} + \frac{\sqrt{2}}{2}i}

という答えと、

{\displaystyle x=\frac{\sqrt{2}}{2} - \frac{\sqrt{2}}{2}i}

という答えと、2つあるのね」

結弦「2次方程式で、答えが2つ見つかれば、良いのかな?」

私「誠実な立場からは、途中で4次式を使っているし、大体、場合分けしたのに、一方だけしか計算しないのでは、試験でなら、減点される」

結弦「じゃあ、

{\displaystyle x^2+1=-\sqrt{2} x}

の場合、右辺を左辺に移項し、

{\displaystyle x^2+\sqrt{2} x+1=0}

ほとんど同じ式だけど、

{\displaystyle x=\frac{-\sqrt{2} \pm \sqrt{(+\sqrt{2})^2-4・1・1}}{2・1}=\frac{-\sqrt{2} \pm \sqrt{(\sqrt{2})^2-4}}{2}}

{\displaystyle \sqrt{2}} の前の符号2箇所だけ、変わっている。後ろの式では、2乗の括弧の中は、プラスでも、マイナスでも、2乗すれば同じだから、同じまま」

私「その2つを加えて、答えが4つになったな」

結弦「うーん、

{\displaystyle x=\frac{\sqrt{2}}{2} + \frac{\sqrt{2}}{2}i}

という答えと、

{\displaystyle x=\frac{\sqrt{2}}{2} - \frac{\sqrt{2}}{2}i}

という答えと、

{\displaystyle x=-\frac{\sqrt{2}}{2} + \frac{\sqrt{2}}{2}i}

という答えと、

{\displaystyle x=-\frac{\sqrt{2}}{2} - \frac{\sqrt{2}}{2}i}

という答えの4つある。4つとも、違いそう。どうすれば、良い?」

若菜「答え、言っちゃっていい?」

結弦「ちょっと分からない」

若菜「結弦、連立方程式の解き方習ってたときのこと、思い出してご覧。無敵のサーベルよ」

結弦「『俺って、天才!』と、思うのは、連立方程式の一方を使って答えを求め、2つの解を見つける。でも、連立方程式なんだから、もう一方も満たしてなければ、いけない。だから、もう一方の式にも、代入する。大抵は、合っている。だから、『俺って、天才!』となる。もし、違ってたら、計算を見直す。あっ、そうか、4つを、最初の式、

{\displaystyle x^2=i}

に、代入してみれば、いいんだ」

若菜「そう。やって御覧」

結弦「うん。

{\displaystyle x=\frac{\sqrt{2}}{2} + \frac{\sqrt{2}}{2}i}

という答えからは、

{\displaystyle x^2=\biggl(\frac{\sqrt{2}}{2} + \frac{\sqrt{2}}{2}i \biggr)^2=\frac{2}{4}+2・\frac{2}{4}i-\frac{2}{4}=i}

だよ。答えのひとつだ」

若菜「どういう計算したの?」

結弦「展開の公式 {(a+b)^2=a^2+2ab+b^2} と、{i^2=-1} を使った」

麻友「大学に行った後なら、それは、許される。でも、大学受験では、減点される」

結弦「分かったよ。次の式では、ちゃんと手の内を、見せる」

{\displaystyle x=\frac{\sqrt{2}}{2} - \frac{\sqrt{2}}{2}i}

という答えの場合、

{\displaystyle x^2=\biggl(\frac{\sqrt{2}}{2} - \frac{\sqrt{2}}{2}i \biggr)^2=\biggl( \frac{\sqrt{2}}{2} \biggr)^2 -2・\frac{\sqrt{2}}{2} ・\frac{\sqrt{2}}{2}i+\biggl(\frac{\sqrt{2}}{2}i \biggr)^2}

{\displaystyle =\frac{2}{4}-2・\frac{2}{4}i+\frac{2}{4}i^2=\frac{1}{2}-i-\frac{1}{2}=-i}

あれっ、{-i} になった。愚直に書けば、{x^2=-i} で、{-i=i} だから、矛盾?」

若菜「おや、多分、それは、答えじゃないのよ」

麻友「4つ全部は、答えじゃない。2次方程式が、4つも答えを持つはずないから、当然と言えば、当然ね」

私「そうすると、残っている2つは、一方だけが、解だろうと、予想できる。自分の予想を確かめるためにする計算は、楽しい。もし、合ってたら、『俺って、天才!』だ」

麻友「どっちが、本当の解か、分かる気がしない?」

私「そうだな」

結弦「分かった。

{\displaystyle x=-\frac{\sqrt{2}}{2} + \frac{\sqrt{2}}{2}i}

という答えと、

{\displaystyle x=-\frac{\sqrt{2}}{2} - \frac{\sqrt{2}}{2}i}

という答えが、残っているけど、本当の解は、

{\displaystyle x=-\frac{\sqrt{2}}{2} - \frac{\sqrt{2}}{2}i}

の方だ。だって、

{\displaystyle x=-\frac{\sqrt{2}}{2} - \frac{\sqrt{2}}{2}i=-\biggl(\frac{\sqrt{2}}{2} + \frac{\sqrt{2}}{2}i \biggr)}

だから、{x^2=i} で、2乗するとき、マイナスは、相殺する」

若菜「3番目の {\displaystyle x=-\frac{\sqrt{2}}{2} + \frac{\sqrt{2}}{2}i} の方は、2番目と同じ道を、辿っちゃうわね」

麻友「太郎さん。虚数というものが、少し分かったわ。こんなに、非常識なものとは、知らなかった。これを使う、量子力学から、どんな有り得なさそうな、結論が出て来ても、受け入れる心の準備を、しなきゃね」

私「麻友さん。一番喜んでいるのは、私だと、分かるかい? 私は、計算してみるまで、{i=-i} となるとは、知らなかったんだ。大学で、数学科、卒業できなかったのは、当然だね」

結弦「じゃあ、お父さん。この投稿書きながら、『俺って、天才!』に、浸ってたの?」

私「何度も!」

若菜「どうりで、14時から、一気に書けた訳ですね」

麻友「もう、21時12分。寝る前の薬、飲まなきゃ」

私「じゃ、おやすみ」

現在2024年9月8日21時13分である。おしまい。

解析入門 (2) 基礎数学 3