どうせ老いるなら〜シニアーゼまるくるみらくる (original) (raw)

とある駅の名前なんですが、

「海士有木」

どう読みますか?

色々に読めそうで難しいですよね。

種明かしする前にひとつ。

昨年、大井川鐡道を旅した時です。

大井川鐵道トロッコ列車に揺られていたら、独りでニヤニヤして小学生みたいに嬉しそうだよ~と、一緒に行ったゆらりさんにくすくす笑いながら指摘されました。

え? にやにやしてる?

言われて気がつくと、確かに口角が上がってニヤニヤしてるじゃーないですか。

そうなんです。乗ってる間ずっと、訳もなく嬉しくてノンストップわくわくだったのです。

これって。。。

もしかして自分は「乗り鉄」かもしれない。。。

そう気がついて以来、

乗り鉄の友達が欲しい。

ついでに、呑み鉄の友達も欲しい。

そう思うものの、見渡しても周りにいません。

無理強いするのも申し訳ないし、誘って逆に気を遣って楽しめないのも嫌です。

仕方がないので、乗りたい時はボッチ旅で行こうと決めました。

幸運なことに、まだ一人でも旅をすることができます!

一人で出かけることができない日がやって来てから後悔したくない。

てなわけで、一念発起(大げさ)

かねてより行きたかった小湊鐵道に触れてきました(前置きが長い)

と言うわけで、この駅は、小湊鐡道の駅のひとつ ⇩

車内がめちゃくちゃ揺れるので、4回撮り直してやっと撮れた!

「海士有木」➠「あまありき」

「あま」が「海女」でなくて「海士」なのが面白いですね。

「海士」は、昔の漁夫の集落。

「有木」は、近くにあった有木城(現在の泰安寺)。

その二つが一つになって、この地名になったとか(小湊鉄道HPより)

ところで、小湊鐵道ってどこやねん?

そう思われる方がいらっしゃるかもしれません。

千葉県の、ここです ⇩

グーグルマップからお借りしました

市原市五井から、房総半島中央部の上総中野まで全18駅。

春の季節に、沿線を彩る菜の花で有名ですよね。

一度は、乗ってみたいと思いつつ、ほら、ハードルがあるでしょ。

(私だけ)

なんだっけって?

都内です。

神奈川県からだと、都内を抜けなくちゃならないでしょ。

しかし、十月のとある日。

平日のお仕事お休みデー。

朝、窓の外を見ると、曇り空。

なんと絶好のお出かけ日和じゃーないですか!

(今年の十月、晴れの日は夏日でしたから)

家を出るのが9時頃と遅くなりましたけど、突然思い立ったものだから仕方ない。

まあ、ラッシュに巻き込まれなくていいか!と。

千葉県は君津行きの列車に乗りました。

混んではなかったけど、なかなか座れない混み具合。

意外にも、東京駅より千葉駅で降りる人の方が多かったですね。

私は途中で運良く座れましたけど、二時間近くかかるのに立ったまま行くのは、旅気分に浸れません。

やっぱり東京を越えるのってハードル高い~。

さて、小湊鐡道スタートの五井(ごい)駅に到着です。

五井駅は、彩りの無い無機質な感じの駅でした。

ここにタッチしてから、この先の小湊鐡道へ。

左手の人が立っている前にあるのが小湊鐡道の自動券売機。茶色いボックス前が改札。なんだか地味にいい感じ~。ちょっとわくわく。

さあ、乗車券の入手です。

イカとかパスモとかICカードでは乗れません。

改札の脇に自動券売機が2台。

春の混雑時は並ぶんだろうな。

これがその券売機。2024/10/17現在、小湊鐡道の先に繋がる「いすみ鉄道」は脱線事故の影響でまだ不通でした。

さてどんなものかと券売機を偵察していたら、改札ボックスから職員さんと思われる女性が出てきて説明してくれました。

私と同じくらいの年季の入った係員です。

いいなぁ。この仕事私にもやらせて欲しい!

そして、やっぱオバサマは話しやすい~。

しかし終点の上総中野まで行く電車が、一時間半待ちという間の悪さ。

一時間半は長すぎる。

もうすでに、お腹も空いてるし。

五井から七つ目の上総牛久(かずさうしく)止まりだけれど、待ち時間10分程度で乗ることができる電車に決めました。

急に出て来たから仕方ないですね。

往復で買うと少し安くなりますヨと教えていただいたので、往復切符を買いました。

この券売機は、なかなか親切にわかりやすく作られています。

電子マネーも使えます。

わくわくしながら、ホームへ。

ホームから見えるお控えの電車の皆さん!かわいい~。

これに乗りまーす

行きの電車は、私を含めてもお客さんは4人。

しかも、皆さん、なぜかずり落ちそうなくらい爆睡。

そんな中、ひとり私は、うっひょ~!

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迷わず、運転席が覗き込める一番前の席を確保!

真ん前からしか見ることができないこの癒しの風景。素敵すぎる。

揺れに揺れる。吊り手の皆さんが右に左にザブンザブン波打つ。扇風機のレトロさもたまりません。

もんのすごいバウンドです。お尻が浮き上がるくらい。ヒャッヒャー!

車窓の景色も、田畑や平野が広がり、たまに小さな川の上をあっという間に渡ったり気持ち良いったらないです。

あー、楽しい。

畑の野菜がおいしそう。

だけどね~、残念なことにね~、窓が汚いの。

ぼろ布があったらキコキコ拭き掃除してあげたい。
そんなことを思っているうちに、

これまたあっという間に上総牛久に到着。

「きしゃ」に注意に歴史を感じます。線路を渡って改札へ行きます。

この線路を堂々と渡れるんですよ。楽し過ぎる。⇩
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上総牛久には、商店街もあるからお昼も食べられますよと五井駅の改札の女性に聞いてきましたが、特にそれらしき雰囲気はなし。

駅員さんに尋ねると、「商店街というか、、、いくつか店がある感じですかね~」

マニアにはたまらなそうなこんな廃屋も。

踏切を渡って線路の向こう側へ

駅員さんに教えていただいて、踏切を渡り駅の反対側にあるファストフード店にてのんびりお昼をいただきました。

ほぼ何もない駅の周りを散策したり、ローカルなスーパーを覗いたり、ゆっくりハンバーガーを楽しんでいたりしているうちにあっという間に時間が飛び去る。

急いで駅に戻って、帰りの電車に乗車。

帰りはこれ。なんかカッコイイ。帰宅中の学生さんもたくさん乗って来ましたよ

五井に戻る途中の駅。「駅長」の下げ札がたまりません。

五井に戻ると、例の改札の女性に「あら、お帰りなさい!早かったわね~」と声をかけていただきました。

嬉しい (^^)

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以上。

ほんの少し小湊鐵道に「触れた」ちい旅でした。

次回は泊まりで来て、じっくり楽しみたいなと調べたのですが。

これがね。

周辺にホテルとかお宿とかが少ない!

駅近ビジネスホテルを起点としての一人旅が好きなんですが、

五井の駅前はこんな感じ。

駅近にビジホらしきものが見当たらない。

小湊鐡道の沿線にも宿泊施設らしきものがあまりない模様。

観光発展途上の沿線といった感じでしょうか。

もっと奥地に行けば、老舗っぽい旅館がありそうですが、しっとり一人旅館はちょっと侘しいです。

泊りがけは、買い物も地元の食材もりもりの飲食店も大好きな私には、東京越えにプラスされるハードルだなと思いました。

おまけ1

先日、小湊鐵道のX(旧ツイッター)をフォローしたら、とってもステキな企画が!

小湊鐡道HPからお借りしました

ランタンを飛ばして電車と共演したようです。

小湊鐡道さん、頑張ってます!

もう終わっていましたけど、来年は、参加できたらいいな~。

おまけ2

小湊鐵道の名前の由来が、幻となった小湊駅

たまたま見つけたのですが、まぼろしとなるまでの歴史が鹿島建設の「鹿島の軌跡 第37回」に詳しく記されていてとても面白いです!

良かったら、読んでみてください(^.^)/

(リンクするには、お断りを入れないといけないみたいなのでリンクは貼りません。「鹿島建設小湊鐵道」で検索をかけるとすぐに出てきます)

栃木県と言えば日光!

なのですが、驚くことに、

日光、しか、行ってませんでした。

だってね、神奈川県から栃木県に行こうとすると、都内を越えないといけないでしょ。

都内を越えるのって、結構なハードルなんです(私だけ?)

しかし、笠間浪漫(茨城県)で、すでに都内を越えております!

(前記事)

せっかくなので、ついでに益子まで足を伸ばしてみましたよ。

栃木県芳賀郡益子町(ましこまち)、

益子焼で有名な町です。

そうそ。

どうせ老いるなら「ついで」も重要ポイント!

そして、出会ったのが…

納屋カフェ ひなたさん

それがね、何も知らずに入ったんですよ。

え?ここ本当にカフェ?

巣穴から出る前の小動物みたいに、疑ったり戸惑ったり様子を伺いながら入りました。

そのせいか、写真を撮り忘れました(言い訳)

一枚だけ。 これ。 ⇩

ただの田舎の家やんって?良~く見て下さい。葉っぱのアーチがあるでしょ。

庭はボウボウだし、何の飾り気もない。

田舎の実家を連想させる、なんだか懐かしい家が奥に見えますよね。

あの家が、そのカフェです。

でね、近づいてみるとね。

哀愁をそそる引き戸がお出迎えなんです。

店内も広いとは言えません。

しかし!

コーヒーを注文したら、

なんと、淹れ立てのコーヒーを保温ポットに入れてドドーンと、おかわりはご自由に^_^なんですよ。

さらに、カップもお好きなのをどうぞ!と好みのカップを選べます。

この時点で、テンション上がります。

しかもコーヒー、おいしい! 好きなタイプ。

雑味なくてスッキリと鮮度のある味。

調子に乗って、チョコバナナクレープを注文したら、

クレープがまた、なんて言うんでしょ。バニラなのかミルクなのか、生地の風味が何ともふくよかでおいしい。

しかも、330円なんですよ。

店内でゆったりいただくのに、ですよ。

この時代にですよ。

どうして?

聞けば、このお店、近所の子ども達においしいクレープを食べてもらいたい!と始めたんですって。しかも、とびきりおいしいクレープを食べてもらいたいと研究を重ねたらしいです。なるほど、だからのおいしさ。(夢中で食べてクレープの写真撮ってないし、白いジーンズにチョコレートボトボト落としてしまうトンマなワタシ)

2階にもオモシロイ螺旋階段(右端)で上がれます(店内写真かろうじて1枚)

さらに!!!

なんと!

お店の入り口前に、ハルさんの写真があるじゃないですか!

そう、ハルさん。

誰って?

「ふるカフェ系ハルさんの休日」(EテレNHK

ご存知ですよね?(知らんか)

もじゃもじゃ頭の俳優、渡部豪太さんがハルさん役。

そのハルさんが、全国の古い建造物を使ったカフェを巡り、建物の伝統的な建築方法や、そのカフェが生まれた成り行きなんかを解説してくれる番組です。

実在の人々が、わざとらしい棒読みの小芝居をするのがたまりません。

ほんわかしてて、いいですよ〜。

でねでね、そのハルさんとお店の方が一緒に写ってるわけですよ。

え? ハルさん、みえたんですか?

そーなんですよー!

そこから、話が弾むはずむ。

・撮影の裏話

・ご実家がたばこ農家だった話

・この建物が、たばこの葉を干していた倉庫だった話

・テレビ放送されての影響

・ランチまで出すようになった現在のメニューに至る成り行き

等など、おもしろい話が盛りだくさん。

ふとカフェの片隅の本立てに目をやると、

ターシャ・テューダーの本。

ターシャの本がありますけど、もしかして、このお庭は…?

そーなんです!と、即座に返事が。

なるほど~。

この庭の無造作な様子に納得。

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余談ですけど、今、なんとタイムリーにターシャ・テューダー展があるそうですよ。

京王百貨店 新宿店 開店60周年記念だそうです。

ターシャ・テューダー人生の軌跡展」

(2024/10/31~11/12)

リンクを貼ろうかと思いましたが、期間が短いのでやめておきますね。

魅力的ですけど新宿はね、ちょと苦手。

あー、長くなる~。

長くなるけど、あとひとつ。

道の駅ましこでこれこれ!

誰もが大好き、道の駅。

私も、もれなく大好きです。

しかし、今や、道の駅は全国あちこちにできすぎちゃって、三割が赤字経営らしいですね。悲しい。

(「マツコの知らない世界」”道の駅”編情報)

でね、行きました。

益子町の道の駅、ましこ。

なんかね~、コーフンしますよ。

活気があるし、商品は新鮮だし。

ここは、絶対に黒字経営だと思います。

でね、出会ったんです。

これ ⇩

小ぶりなのが八つ。かわいいでしょー。

「ホワイトゼノア」という種類らしいです。

どんないちじく?

少しばかり戸惑いましたが、小さくてつやつやでまるっと引き締まったお姿に、すっかり心を掴まれてしまいました。

家まで連れて帰る以外、選択肢なし。

そしたらね!

やっぱり、ただのイチジクじゃなかったです。

何年ぶり~?

最近、このタイプのイチジクに出会えたことがなかった。

なにが違うかって?

見てください! ⇩

粒々を良く見て欲しい。後ろの茶色は饅頭(ここで購入)

この、際立つつぶつぶ感。

おわかりいただけるでしょうか。

子どもの頃、食べていたいちじくと同じ。

しっかりとつぶつぶしていて、噛むとプチプチとした噛み応え。

さらりとした甘さイン少しだけの酸味。

おいし過ぎる~。

最近のもれなく甘くて、ジャムのように口の中でとろっと溶けてなくなってしまうタイプも、もちろん、おいしいです。

でも、食べるたびに、違う、これじゃない、と毎回がっかりしていたのです。

この子たちは、探し求めていた、あのいちじくでした。

あとね、珍しいことに、ルバーブのジャムがあったんですよ。

ルバーブ

フキに似ていて、フキの根元をちょいとオシャレに赤ピンクに染めたようなハーブ。

たま~にスーパーで見かけたりするんです。作ってみたいと思いつつ、自分で作るのは手間がかかりそうだし、個性ありすぎな匂いだったら、手間暇かけて作ってもな~と敬遠していました。

それが、手作り感満載でここにあったんです。

添加物なし

パンにつけて食べてみると、そうね、

あんずジャムのように、クセのない味。

ほんの少しすっぱくて、心配していた個性的な匂いもなし。

とっても、おいしかったです。

あっという間に無くなりました。

あとね、併設しているレストランのメニューに真っ白なチーズケーキがありましてね。それがまた、見るからに新鮮で美味しそうなんですよ!

ブランコを大きく漕ぎながら歌うハイジが頭の中にフラッシュ。

搾りたてのミルク、そのままケーキにしました!みたいな朴訥で気取りのないビジュアル。食べてみたい!

しかし、待ち人多いし、テイクアウトはしていないとのこと。

時間的に泣く泣く諦めました。

てなわけで、遅く帰り着いたその日の我が家の夕食は、道の駅プレートになりました!

帰宅当日の夕食。最高のいちじく。道の駅の焼き栗、手作り饅頭のセット!

体力も胃腸も弱っていたので、老いた体にはちょうど良かったです。

道の駅ましこのすぐ前に作られていたコスモス畑。

後日談

道の駅で、燻蒸していない生栗を買って帰りました。

一晩、水に漬けて水攻めにしていたら、翌日、栗から、びよんびよんと白い芋虫状の虫くんが、大小取り混ぜてわんさわんさと飛び出してましたよ。どひゃー!

出た出た。これで良し。

すまんな、虫君たちよ。人間がいただくでな、と昇天した虫の皆さんがくっついたままに栗を水から出しておいたところ…。

15分ほど経っていたでしょうか、ふと見ると、どの虫さんも息を吹き返してぐにょぐにょ動いているじゃないですか!

ど、どっひゃーーー!

目から凍結してそのまま後ろに倒れるかと思いました。

写真も撮りましたけど、ちょっとグロイので載せませーん。

虫の皆さんの生命力に驚愕。

あれ〜。
気がつけば、食べ物のお話に終始してしまいましたね。

いやだけどね、それだけ栃木も笠間浪漫の茨城も、おいしい物がいっぱいなんです。

また、行きたいなー!

なんとか都内を越えて。

念願叶って、行って来ました。

栗のイベント。

旬の栗を食べたい。

しかし、栗の季節は短い。

気になっていたイベントなのに、一年に一回しかないので気がついたらいつも終わっていて、あー、今年も逃した~と見送ること数年。

今年こそ!

「どうせ老いるなら」行っておかなくちゃ!

ですよね!

テント屋台で購入した焼き栗!こう見えて、さすがにうまい。

笠間浪漫はイベントの名前

栗で有名な茨城県笠間市(かさまし)では、十月にイベントが二つ。

・かさま新栗祭り

・笠間浪漫(かさまろまん)

いずれも、笠間芸術の森公園のイベント広場で開催されます。

こんな感じ

この笠間芸術の森公園というのがまたね、広いんですよ。

駐車場からイベント会場に行くだけでも、結構歩きます。

歩きますけど、気持ちが良いです。

ちなみに、午前11時前でしたが、駐車場はすでにいっぱい。

500円支払って、すぐ近くのお土産屋さんの駐車場に停めました。

一応、リンクを貼っておきますね~ ⇩

www.pref.ibaraki.jp

イベントを目当てで来ているのか、そもそもテント貼って過ごすのを楽しんでいるのか、テントがたくさん。

子供向けの遊具も充実してましたよ。

ファミリーが一日遊ぶのに、なるほどテントはいいなと思いました。

広いから、途中休憩できていいですね。

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「笠間浪漫」というイベント名、めずらしいですよね。

聞いただけだと、栗が関係しているイベントだと思いませんよね。

笠間のマロンロマンを掛け合わせた名前らしいです。

笠間の皆さんの栗にかける情熱を感じます。

屋台で売られていた栗おこわ。栗がちゃんと生栗から調理されたものでした。600円。

焼き栗が入っていた袋、かわいい!人生はロマン、栗はマロン🌰一袋700円

※食事の後のゴミなんですけど、広場のどこにもゴミ箱がありません。どうする?と思いますよね→購入したお店に持って行けと貼紙。

半信半疑で持っていったら気持ちよく受け取ってくれました。

イベントでのゴミ問題で苦労した苦肉の策なのでしょうね!

イベント会場には、子供向けのボルダリング設備や野外ステージが設けられていました。

この野外ステージで、次々といろんな演目が催されています。

余談ですが、新栗祭りには、「かさま応援大使」の純烈さんも登場されたそうです。

純烈、見たかったな~。

謎の笑うお面

今回ちょうど、笠間稲荷ばやし保存会の皆さんによる鐘や太鼓や笛のお囃子を見ることができました。

これがね~、もう!かわいい!

子ども達が、お囃子に調子を合わせ踊りながら、客席をぐるりと回ります。

それがね、全然かわいくないお面なんですよ。

むしろ、なんでその顔?てなお面なんです。

なのに子ども達が被ってるだけで、かわいいんです。

ついつい笑顔になって楽しくなるんです。

撮りそこなってしまったのですが、とっくりとお猪口を持って、観客に注いでくれる(しぐさの)子が、ひょうきんさがまた上手!

あの子には、芸を極めて欲しいです^ ^

〜中の人が泣いていようが怒っていようが、「笑うお面」をつけて踊っているだけで、見ている人の気持ちを楽しくさせる〜

なんという笑顔の威力!

もうこれ、福のバラマキです。

「笑うお面を子ども達がつけて踊る」って誰が考えついたのでしょう。

しかも、栗の盛んな地域で。

ある日、おいそこの子どもら、ちょいとこの面を被って踊ってみろよ、とその場の思いつきでやってみたら、もにすごくウケが良くて今に至る…なんていう、案外、単純なキッカケだったりするかも!

そんな起源を知りたくて、保存会さんのHPを覗いてみましたが、詳しくはわからず未だ謎です(誰か教えて)

ただ、あの笑うお面は、「ひょっとこ」らしいですよ。

しかし、毎年あるはずの、お稲荷さんのつかい三匹のキツネによる「舞い」は「都合によりありません」とのこと。

この舞いが、なかなか良いよ!と聞いて楽しみに来たのですが、残念!

「笠間稲荷ばやし」

こんなひょうきんなお面見たことあります?「笑うお面」ここだけじゃなくて他にも利用価値ありそう!

がしかし、とにかく、暑かった!

かろうじてステージに簡易的な屋根があるものの、

見物席はギンギラのお日様の真下。

今年の尋常じゃない暑さです。

十月も半ばなのに。

背中がじりじりと焼け付いてきて長くは居られませんでした。

ふたつの残念
有名なおいしい焼き栗のお店があると聞いて

行ってみましたが、警備員さんが出動しているくらいの大行列。

諦めました。

お店の名前は、「愛樹マロン」(あいきまろん)さん。

焼き栗が普通じゃなくおいしいという話。

午後からでも?と帰りに寄ってみましたが、

完売でした。残念!

愛樹マロンさんには、振られましたが、公園のそばに、おいしそうなパン屋さん発見!

きっと有名なパン屋さんだと思うな。

いい位置にあります。

ここでパンをゲットして、公園ピクニックできますねー。

なんでも、地元いちごを使った酵母で作ったパンなんですって。

行きは行列でしたが、帰りは数人の待ち。

久しぶり奥深い味のうまいパンを食べました。

すみません。がっついて食べ始めてから…の写真です(失礼)パン好きなら、きっと見ただけでおいしさがわかるはず。

森の石窯パン屋さん(笠間市)です(検索するとすぐに出てきます)

中でも外でも食べられます。

注文し終えて、ふと見たら、おいしそうな栗のスムージー?パフェ?頼んでる人を発見!気がつかなかった~涙。また並ぶの面倒だし、またまた残念賞。諦めました。

たぶんあの栗スムージー?季節限定だと思います…

マロン(栗)の旅は、ここ笠間と小布施のまだふたつ。

次の目標は、岐阜の栗です(^.^)

mayupp.hatenablog.com

このあと、

初めての町、栃木県は益子へ足を延ばしてみました。(続く)

閉所恐怖症だったらアウトだったと思います。

完全に四方を阻まれてしまいました。

スオミの話をしよう」を観るためエレベーターに乗った時です。

映画館は7階。

一階から乗ると、途中の階でガヤガヤとスペイン語圏の言葉を飛び交わしながら数人の男女が乗り込んで来ました。

後ろを確認しつつ奥へと進む私。おっとおっとと自然的に壁に押しやられ、ふと前を見ると、そこに…

デデーン!

壁が!

見上げる高さの壁が目の前に!

壁と言っても、ぶ厚い肉の壁です。

逆三角形のガッシリした背中。

「ミスターインクレディブル」というアニメ映画をご存知でしょうか。

あれです。あれあれ。まさに、あれ。

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ユニクロ系の柔らかいポロシャツがぴったりと体に張り付いています。

しかも、ふたつ!!!

どデカイのとやや大サイズ。

60と数年生きてきて、あんなに分厚くて逆三角形でデカイ背中に遭遇したのは、これが初めてです。

なんてこったい。

逆三角形のぶ厚い背中たちは、スペイン語かイタリア語かポルトガル語かなんや知らん言葉の一団とエレベーターの中で楽しそうにおしゃべりしていて、後ろに小さいしなびたオバサンがいることにまるで気がついていません。

この時、人生で初めて、上から眺めやる優しいオバサマ(私のこと)を、小刻みに震えながらつぶらな瞳で見上げるチワワちゃんの気持ちがわかった気がしました。

降りられるだろうか…

若干の冷や汗が、たらり。

楽しみにしていた「スオミ」です。

「ネズミ」じゃーありません。

「ネズミの話をしよう」だと生物学か退治方面の話になります。

シニア割引の1300円はすでにクレカで支払い済み。

降りねばならん。

なんとしても。

もしも存在に気づかれなければ声だ。

体は小さくても私には声がある。

大声で「すみませーん、降りまーす」と重厚に叫べば、その気迫に慄いてきっとこの巨大な壁は崩れ去るだろう。

そう固く心に誓い拳を握りしめたのです。

そして、とうとう映画階の7階に到着。

がしゃるるーん。

ゆっくりとドアが開きます。

いざ決戦なり!

どやどや・・どやど・・

え? あ、皆さんお降りになりますのね・・

小さくても日本のオバサン、もっと言えば日本の母。強いのはイタリアのマンマだけやおまへんで~!と、その底力を見せつけようとフガフガしていたのに。

残念。

あっさり降りることができました。

さて、前置きはこのくらいにしてですね。

「どうせ老いるなら」人生は楽しい方がいい。

ちょっくら笑ったり泣いたりしましょ。

そう思ってやって来たスオミちゃんですけど、

もう一つのピンチが待っていました。

映画の感想を聞きたいだけやのに~と思うアナタには申し訳ありません(ごめんにゃ)

小さなシアターでしたので、思い切って一番後ろの列を取りました。

端から3番目の席です。

軽く会釈をして「失礼します」と列の奥へ入ろうとしたその時、一番端に座っている人の姿がチラりと目に入りました。

一秒印象は、

でかい。

髪の毛を後ろでひとつにまとめている姿は、ミスターインクレディブルの母かと思うくらいでかい。

まあでも、特別気にも留めずに席に着きました。

そのあとです。

彼女は、人々の目から隠れるように、不自然に通路側を向いてゴソゴソやっているじゃありませんか。

それも、何かを取り出す的な短い時間じゃありません。

ゴソゴソがやたら長い。

なに?

まさか、爆弾の準備とか劇薬入りの袋を破る準備とか?私の中の警戒警報が小さく鳴り始めました。普段はスカスカの脳内にあれやこれやが大慌てで駆け巡ります。

目の端で、様子を伺うだけじゃ足りません。

肩の凝りをほぐすふうを装って、すばやく目を走らせます。

え!

その時、彼女の手の中にチラッと茶色い何かが!

…ぱ、パン?

ものすごく用心深く「食べている」と気づかれないように肩も揺らさず、たぶんアゴだけを上下に運動させて、彼女は。

食べていました。

私の中の警戒警報は、緩やかに解かれホッとしたのも束の間。

今度は、靴を脱ぎ始め、何をするやらと思ったら、体育座りして両足を椅子に乗せました。(からだ柔らか!)

もはやインクレディブルの母からトトロへのトランスフォーメーション。

見ないふりして、これだけの様子を覗き見る私もなかなか大変です。

対抗するべきか?(何をやねん)

ワタクシもしずしずと靴を脱いで、それとなく彼女方面に空気をあおぐべきか(なんでやねん)

✳ここから先は若干のネタバレがあります✳

そんなこんなを楽しんでいるうちに、いよいよスオミちゃんが始まりました。

途中からインクレディブルの母トトロの遠慮ない笑い声が響き渡り、

それを聞きながら、

ワタクシも負けじと笑い、

ああ、この人は生粋の三谷幸喜ファンだ、そう確信しました。

シアター無差別テロ犯じゃなくて良かった。

ホッとしていたら、映画の方もやたらめったらホッとするオチに辿り着いていました。

ホッとし過ぎる顛末に「笑いはあったが涙はなかった」という結論に達しました。

中井貴一さん主演の「記憶にございません」ほどの感動的などんでん返しを期待していると、肩透かしをくった気になります。

最終コーナーでは、何を見せられているんだろう…とその意味をぼんやり考えつつ、これくらい能天気な方が、人生はきっと楽しい!と妙に納得して共にショーを楽しみました。

あれ以降、「ヘルシンキ」という言葉を聞くだけで、指パッチンしながら踊ってしまう自分に驚くと同時に、友人から距離を置かれています。

久しぶりに心に残る旅番組を見ました。

先日フジテレビで放送された

「タビフクヤマ

ご覧になりましたか?

そう、フクヤマって付くからには、あの人出てきます。

福山雅治さん。

特別に福山さんファンというわけではないのに、もう終わり?と思うくらい楽しみました。

ご存知の通り、福山さんは長崎出身。

地方でちょっとモテモテだった世間知らずの若者が、俺はやれる!エンタメでビッグになってやる!と、根拠のない自信だけで(←たぶん)長崎から東京に乗り込んで来てウン十年。

横顔には、さすがに重ねて来た歳月の片鱗が見えますが、今でも引っ張りだこの大スターです。

番組では、彼が中学生?(高校?だったか忘れました)の頃パンチパーマをかけた顛末や、モテ過ぎてバスが傾いた話、ギターが欲しくてバレないようにこっそりやってた皿洗いのバイトの話、そんな彼の秘話?が、地元長崎への半端ない愛情とともに、よく通ったお店を巡ったりしつつ語られます。

同行する満島真之介さん、リリー・フランキーさん、広瀬すずさんもまた上手に話を引き出します。

それだけじゃなくて、ブラタモリみたいに地元の案内人も出てきて、今では観光名所の出島の歴史や、長崎が長崎という名前になった由来なんかにも触れてくれます。

長崎には、世界遺産がひとつだけじゃないんですね。

歴史的にも、長崎という町の奥深い力が伝わってきます。

彼の曲に「クスノキ」というのがあります。

実は、どこかで耳にしただけで題名すら知らなかった曲です。なんだか毛色の違う曲だなと気にも留めないでいたら、この曲、思ってもいなかった意味が込められていたんですよ。

この歌が作られた経緯を知ると、歌詞を読むだけで泣けてきます。

この土地で生まれ、この地で育った彼だからこそできた曲だし、長崎の人からしたらきっと大切な曲のひとつなんじゃないかな。

社会派ブロガーのちきりんさんがだいぶ前に何か(Voicy?はてなブログ?)で発信されてたことを思い出しました。

地方出身ってことは、マイナスじゃなくてものすごいプラスだと。

ちきりんさんの言葉は、すっかり忘れてしまいましたけど、私の中で咀嚼した意味では、例えば帰国子女が2カ国語を普通に話せて、日本以外によく知っている国があるように、勝手知ったる土地が東京以外にもう一つあるということ。

お互いに気兼ねのない人々が存在する土地が、もう一つあるということ。

これは大きな財産だ、と。

確かに、一朝一夕に築ける財産じゃないです。

そして、福山さんは、それをよーくわかってるし大切にしている。

大切にしているからこそ、成し遂げられることがある。

すごいなぁー!

自分がやりたい!これだ!やってやる!と心に火がついたことを貫き通すってなかなかできることじゃない。

彼の場合は、持って生まれた素質や時代、たくさんの運に恵まれていたとは思うけれど、それ以上に、感性、彼の持っている物事に対する素直な感性、感じる力を自分で伸ばしたのがすごいと思うんです。

感じたことを実現しようと、きっとものすごく努力したんだと思うなー。

60年以上生きてきて思うけど、「素直」って一番人を成長させると思う。

と言っても、馬鹿正直のことじゃないですよ。

自分の意思なく何でも信じてしまうことじゃないですよ。

わからないことをわからないと言える力。

自分の間違いを間違いと認める力。

好きなことを好きだと言える力。

好きなものを大切にできる力。

自分の中に真っすぐな芯があるとして、それを貫くために努力して行ける力。

私には、彼がそんな「素直」な感性を持ち続けたからこそ、今の彼がある気がします。

この番組、若い時に見ておきたかったなーと思いましたよ。なんかね、からだにエネルギーが漲ってくる感じします。やれるぞーって気になりますよ(ほんとほんと!)

自分にもしも何か「才」があったとしたら、それを何かのため、誰かのために使いたくなるようなムクムクがやって来ます。

ほんと若い頃に見たかった!

今や、長崎には絶大な恩返しならぬ貢献もしている福山さんですが、今月13日(2024.10.13)にオープンする長崎スタジアムシティのこけら落としライブも彼です。

チケット無料です。(ジャパネットグループのやる気がまずすごいとは思いますが)

応募が多過ぎて抽選になったのはもちろんですけど、なんとか多くの人が誰でも見れるようにできないかと無料配信を提案したのも彼だそうです。

見たい〜!

当日までに、長崎スタジアム公式アプリのダウンロードと会員登録すれば無料配信見れるらしいです!

私は当日、野暮用で見られない( ; ; )

番組の中で、この長崎スタジアムシティの多彩な仕掛けの紹介もしてくれましたよ。

普通じゃない仕掛けがいっぱい!

このタビフクヤマ

テレビ番組のパトロールしてたら見つけました。

夜遅い番組だし(起きていられないお年頃)、時間的にも長そうだったので覚えておいて(まだ覚えていられた!すごっ(笑)、後日、TVerで見ました。

不定期な番組らしいので、しばらくはTVerで見ることができます。

良かったら、見てくださいね〜。

あのね、念押ししますけど、別に特別に福山さんのファンじゃないですよ。

前期高齢者に突入したのを機にブログを見直しました。

ブログ名に「どうせ老いるなら」を追加。

ニックネームを簡略化して、「h.くらすこ」に変更。

60歳になった時に始めたこのブログ。

あれからもう5年を経ようとしています。

5年…

5年たっても変わりなく弱小で、訪問くださる皆さまには毎回感謝しかありません。ありがとうございます!

振り返ると、なんとあっという間です。

あの頃はまだ若かった!

訳も分からず書き始めて2年後には、「60歳からをどう生きるか」シリーズなんぞをしたためていて、人生を真正面から真剣に考え、やる気に満ち溢れていたように思います。

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継続雇用を受け入れなかったことは確かに金銭的に寂しかったし、築いて来た社会的な立場も失ったし、やっぱり継続雇用の方が良かったのかなと思うこともたまにありました。週に数日の仕事を目指して応募しても、60歳というだけで切られたこともたくさん。

しかし。

60歳の私は、5年後の65歳の私を養成すべく、ものすごいエネルギーで立ち上がったのだなと思います。

シリーズ記事を読み返してみると、当初の「なりたい自分」「欲しい環境」そういうものを今手にしている自分に気がつきました。

そして、わかったこと。

当時はまだ「老いる」ことを受け容れていなかったのだということ。

実際、まだまだ体力も気力もやる気もあったわけですし。

60+数年って、まだ60歳いや50代寄りの考え方だったな。

60歳からの5年間がものすごく重要に思えるって書いてあるんですけど、その通りでした。この5年間で、本当にたくさんのものを授かりました。

そして今はね、「老いる」ことを受け入れていると思うんですよ。

受け入れているからこそ、できること、やることがまだあるんです。

先日、肺の定期健診?に行ってきました。

2019年にひょんなことから肺に影が見つかり、フォローアップしていきましょう、なんて言われて、半年に一回レントゲン、三年に一回CT検査で繋いできたのです。

先日のレントゲンでも、その影に特に変化はありませんでした。

で、私の中では、もういい加減いいでしょ、と思っていたので、先生、そろそろお役御免で良いですよね?と笑顔でお聞きしたんです。

すると先生、若干ため息つきながら、あのね、これ、ガンかもしれないから見てるんだよ。仮にこれがガンだとしたら、こういうタイプのガンは進行が遅いから症状が出てからだと手遅れなの。考え方次第だから、どっちでもいいけど、どうする?どうしてももう病院来るの嫌だったらやめてもいいよ。

う~ん、どうしましょうね。

「この年齢になったら誰しもがん細胞を体のどこかにかかえているはず。放置して手が付けられなくなったとしても人間の一生的に見れば順当だしな」と心の中で思いつつ、とりあえず、ではもう一回は来ることにしてよく考えます、と半年後の予約を取って帰りました。

生きている肉体の最期が、細胞を変化させつつ忍び足で近づいているんですね。

でもね、今現在、元気に生きているんですよ。

そっちを大事にしたいです。

あんまり良くは知りませんが、緑黄色社会という人気アーティストが全国合唱コンクール(Nコン)の中学生の部のために曲を作ったらしいんです。

「僕らはいきものだから」という曲です。

その中に、「生かされるんじゃない、生きるんだ」という歌詞があるんです。

それを聞いた時に、「まさに」と思いました。

生きるって、心の楽しみは自分で見つけなきゃならないし、思い通りにならないこと、苦しくて嫌なことは、一人じゃ解決できなくて誰かの力を借りながらでも、結局はなんとかして自分で乗り越えなきゃならないし、ましてや誰かから奪うものでもない。

生きるって、案外難しいな~と最近思うんです。

反面、だからこそ、生きるって面白いんだな~とも。

生きてることの素晴らしさと嬉しさとか、「最期」を意識して初めて感じるのかも。

今ね、生きてることが楽しい。

些細なことが面白いし、美しい。

例えば風で揺れる葉擦れの音さえ愛おしい。

何でもない友達とのやり取りがキラキラして見える。

自分を笑顔で取り巻いてくれる人々に、感謝しかないし、ずっと元気で楽しく過ごしていて欲しいと思う。

このブログもそろそろやめようかと思いつつ、自分の変化にも気が付けましたし、どうせ弱小、どうせ自己満、それがどうした(開き直り)なんですけど、楽しいからもう少し続けよう思います。

皆さんのブログからも、いただくものがいっぱいです。

感謝です。

日々老いて行くわけだけど、「どうせ老いるなら」、

私は、「生きよう」と思います。

横須賀美術館 屋上からの眺め

今年の暑さは尋常じゃーなかったですね。

やっと涼しくなったと思ったら、もう9月がサヨナラを告げようとしていて、いきなりの「さむっ!」

どゆこと?

日本の四季もどうなっていくのか、怖い!

ずっと先の時代がどうか平和でかつ人間が生き延びられる世界でありますようにと願わずにいられません。

さて、まだ暑さ真っただ中の頃、健脚系女子の会※のゆらりさんと二人、猛暑でも雨でも大丈夫な所へ出かけてきました。

NHK放送博物館です(入場無料)

※60〜70代の女子三名で構成される単なる歩き好きの会

(センパイは山形にお出かけ中!)

放送の博物館なんて、ご存知でした?

私は知りませんでした。

「今日の料理」という番組の歴史を辿る展示会が開催されているというのです。

「今日の料理」は好きな番組です。

あれはいい。

眠れない時に見るのも最高です。

あれを見ていると何もかも忘れて身も心ものんびりリラックスします。

講師のアシスタントは次々とバトンタッチして色んなアナウンサーが登場しますよね。

ニュースを読む時と違って、各々のお人柄がにじみ出るのでなかなかに面白いです。

最近はアナウンサーじゃなくて土器のキャラクターがアシスタントになってたりもしますよね。

講師の先生の中には、脳天を突き破るような高音の声の持ち主もいらっしゃって、疲れていると今日はパスとなる日もありましたが、そんなことも今では先生の「個性」としてなんでもなく受け入れられるようになりました。

年齢を重ねるって、こういうことですね~。

好きな先生は、土井善晴さんかな。

「いいんです。これでいいんですよ」と穏やかな口調で、次々に型破りな料理法を伝授くださる。「それでいいんだ~」となんか安心します。

最も納得したのは、インゲンを茹でる回。

茹で時間を聞かれて、なんと答えたと思います?

「誰にもわかりません」

確かに!って思いました。

インゲンの状態や好みによって、茹でる時間は変わります。

「ちょっと食べてみればいいんですよ」

全くその通り。

前置きはさておき、その放送博物館がどこにあるかというと、

都内の神谷町なんですよ。

ご存知でした?

私は知りませんでした(二回目)←年のせいで重複しているわけではござらんよ。

神谷町に用事があることなんて皆無と言っていいので、駅を出て歩き始めると初めての町特有の面白さで上から下までキョロキョロします。

東京って、新しいばかりじゃなくて、こんなに?っていうくらい古いものも残っていたりして本当に面白い。

楽しみながら博物館に向かって歩いていると、ゆらりさんが急に思い出したとみえて、いきなり!

「出世の階段登る?」と言いだしました。

はて?(いま流行り→9/27終了しました※)

なにそれ?

博物館への入り口を目の前にして、突然の脳内フラッシュが起きたとみえます。

遠い昔の記憶が、「博物館はこちらです」という看板を見た瞬間に呼び覚まされたようです。

すぐ近くに、愛宕(あたご)神社という歴史ある神社があってね、階段が百段ほどあるんだけど、そこを登ると出世するのよ、と。

その階段は、一度登ったらそこからは絶対に降りてきちゃだめなのよ。

出世の階段だからね。

ゆらりさんが私にレクチャーします。

何度もです。

ゆらりさんは、私より5歳年下なので言ったことを忘れているわけではありません。

大事なことを何度も言うのが、ゆらりさんの特徴なのです。

ゆらりさん熱心の波」の仕業です。この波が来ると水を得た魚のようにイキイキと目が輝き声がでかくなるので、声が大きいよと声かけすることもたまにあります(笑)

楽しいです。 ※朝ドラ「虎に翼」

出世の階段…

今さら出世も何もないよね?と思いましたが、昨今は人生百年。

何がどうなるかわかりません。

何かのご縁で導かれたに違いないから、とりあえず「登ろう登ろう」ということになりました。

ここです ⇩

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出世の階段は、「Success Steps」なんですね。

おしゃれです。

しかし、この急こう配の階段を見ると、足腰の鍛錬により、さらに己を鍛えぬき高めたいという意欲満々なる人々が多く現れるようで、足腰のトレーニングには使わぬようにと但し書きがなされていました ⇩

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確かに、ついつい脚力を試したくなるような石段です。

名前の由来は、馬で駆け登ったことのようですが、さすが出世の階段だけあるな~と思いました(なにがやねん)。

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登り切った上から見ると、思った以上のこう配です。

一旦登ったら、ここから下ってはならんそうです(ゆらりさん談)⇩
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階段から正面に向き直ると、信仰心の全くない私でも、なんとなく身の引き締まるキリっとした朱の門が現れました。


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良く見ると「葵の御紋」です。

なぜに「葵」?

疑問に思われた方は、お調べいただければと思います(私も調べましたが教えませんよー)
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お祭りもあった模様 ⇩

ブログに起こすのが遅いので、いつも情報が間に合いません。ゴメンナサイ。
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ここまで来てお参りしないのは階段でトレーニングするより失礼かと、本殿と弁財天社の二か所にてお参り。

そそり立つビルを背景に。芸能の神様もいらっしゃいました。

境内の売店で売られている北海道プレミアムソフトクリームに吸い寄せられつつも、ソフトクリームには全く雑念のないゆらりさんに導かれて放送博物館へ。ソ、ソフトク…

この神社から降りずに行くことができましたよ。

今放映中のアニメかな

道長様とまひろ様

終わってしまいましたが、寅ちゃん(もう次のに変わってるかな)

懐かしい!以前(ってかなり昔)の時報はこの時計でしたよね!

なんだと思います? ⇩

効果音装置です:左)両手でぱっかぱっか馬のひづめの音 右)小豆を転がして波の音

アナウンサーになりきったり、こんな天気予報のお姉さん体験もできます。

目的の「今日の料理展」は、ひと区画のみ。こじんまりしてました。

子ども達が社会科見学に来ていたり、他にもなんだかんだと楽しめるものがあり、意外にたっぷりと時間が経っていました。

お腹が空いた~。

神谷町でランチを探すと、さすがビジネスマンの町。

お昼ごはんを食べられるところ結構あります。

しかも、千円以内!

和食がいいねと、越後屋玄白総本山さんへ(名前が渋い)

お魚のランチメニューがいっぱいです!

私はこれに ⇩ (確か税込979円)

ご飯とお味噌汁のほかほかの湯気見えます?

ホクホクに焼けた鮭と粒がぴかるご飯

しかもここ、仕事帰りの一杯が最高そう! ⇩

ちょい呑み!めっちゃいいですやーん!しかも、お通しなし!(右)

神谷町に通う人々羨ましい〜!^o^

注)私達は、昼一時を回ってからの入店だったのでそれほど待たずに入れましたが、お昼前後は激混みかも。次から次に客足が途絶えませんでしたよ。さらに、入り口でお会計を済ませてから入り口外脇に並ぶ、というシステムでした。回転率すごくいいと思います。

お腹いっぱいだし、帰ろうかと思いましたが、ほんの徒歩数分先に昨年オープンしたばかりの、麻布台ヒルズがあるじゃないですか。

ホイホイ見に行きましたよー。
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あのね。

浦安の某テーマパークからキャラクターもアトラクションも無くし、規模を小さくして大人(おとな)~にした感じ。

お値段もインバウンド価格(私基準)

地下のマーケットは、案外手が届く価格帯でした。 全部を回ったわけじゃないし、チームラボは気になりますけど、庶民の私は一回行けばいいかなー!

リノベで仮住まい中、色んなことでストレス満杯でした。

そんな中、ボタニカルなおいし~いジンを見つけたから飲みにおいでよ!三人で集まろう!

っていう天の声、じゃなくて友の声。

〇〇エンジェルスという私を含めた三人のひとりからです。

〇〇には部署名が入ります。

今はもう、この会社での現役は彼女一人だけになりました。

〇〇エンジェルスに会ってくるねと夫T氏に言うと、必ずチャーリーズエンジェルを連想して俺も会いたい〜!と言うのですが、いやいやそういうエンジェルじゃなくてね、なんとなく自分らを美化して仕事の士気を高め、楽しくやってこー!オーッ!ていうノリだけのただのオバサンズなんです。

ザルに流し込むようにお酒が飲めた時代は過ぎ去り、だんだんと乾杯の一杯だけで満足できる体になっても、こんなお誘いの友情メンテナンスは嬉しくてわくわくです。

ほんの一年間しか一緒に仕事をしていないのに、どういうわけか時々会っては人生の時計を確認し合っています。

話しが尽きない理由は、たぶん全員が人生の「残り時間」を自覚しているから。

迫り来る見えない未来、つまり、私たちにとっては残りの人生時間を、それぞれが自分らしく生きようとしているのが面白いからじゃないかと思います。

お二人ともこのブログに登場していて、定年後の夫さんと一カ月の九州ロングステイをした一人。

mayupp.hatenablog.com

もう一人は、主婦業の退職を宣言した還暦前の彼女。

今回のボタニカルジンマスターです。

mayupp.hatenablog.com

ジンの会当日は、腰回りがゴム入りのパンツを穿いていきました。

お腹が苦しくなったら楽しめないですもんね!(やる気満々)

そのゴムを、お腹の前でビヨンビヨンと引っ張っり見せ、この会にかける情熱を披露してからボタニカルなジンの会スタート。

これでもかってくらいの大歓待!

用意するの大変だったろうなー。

途中で、超簡単だし、どうしても食べさせたいと、土井善晴さんのレシピのピーマンの肉詰めを作り出すし。

最終的にメニュー表まで登場。

小料理屋のママなんかーい!

ところで、今回の集合のきっかけとなった「ボタニカルなジン」の名前は「桜尾」。

焼肉屋で飲んで、あんまりおいしかったらネットでポチったそうです。

桜っていうからには、桜の香りがするのかな、と思ったら違うみたいです。

ジン「桜尾」さんのHPからお借りしました

この香り高いお酒に酔いながら、泣いたり笑ったりであっという間に数時間が経過。

そろそろお開きと、ふと見た部屋の片隅に一冊の本。

好きなタイプの装丁です。

思わず手に取ると、小川糸さんの「ライオンのおやつ」でした。

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持ってっていいよと言うので、遠慮なく借りて帰りました。

「ライオンのおやつ」って何だろう、おやつを巡ってどんな面白い物語が展開されるのだろう、わくわくしながら読み進むと、なんと切ないストーリー。

病気を患い、とても短い余命を宣告されたまだ30代の女性が、小さな島のホスピスで余生を過ごすお話し。

そのホスピスがまたね、現実にこんなホスピスあったら絶対に常時満室間違いない、優しくて温かくて不思議な世界。

そこで出会う人々の人生と人間性を見つめつつ、自分自身を振り返る彼女。

人は楽しいから笑うんやなくて、笑うから楽しくなるねん。

そんな言葉が出てきて、じんとしてしばし考えます。

笑うから楽しくなる。。。って。

今、NHKでやってるドラマ「家族だから愛したんじゃない、愛したのが家族だった」の中でも、「笑ってるふりしてたら」どん底を乗り切ったと語るシーンが出てきました。

笑顔というものの果たす役割は、思ってる以上に大きいんだな〜。

そして最期の時、彼女は諦めることなく力を振り絞って未来へ続くある行動をするのです。

人生の最後がすぐそこにあっても、今生きているから!できることがある、と。

生きているからこそ、できることがある。

そうよね。

自ら動き出せるのって生きていればこそ。

生きているから、何かできる。変われる。

ボタニカルなジンの会のあと、何日かして、また彼女に会ったら、第一声が、

「(ジンの会)楽しかったね〜!」(満面笑顔)

そんな嬉しい言葉あります?

最高の第一声ですよね。

彼女の背中にぱあっと光が輝いて、笑顔がキラキラして見えました。

こっちが招いていただいたのに。

あんな大歓迎、大変じゃなかったの?!

私らが帰ったあと、疲れがドッと出なかったの?

(帰宅した夫さんと二次会したらしい…)

わが友人ながら、こんな人に私はなりたい、そう思いました。

まだ変われますもんね。

生きてますもんね!

あのね、でもね、「楽しかったね~!」の所だけですわ。

料理したりとかは、ね、やっぱりね、無理かな~。

私の友人達は、すごい。

なにがすごいって、体力。

そりゃね、私より年下の人々もいますけど、「今日はのんびりしてるのぉ〜🩷」「暇にしてるからいつでも声かけて〜」みたいなホッとしてニッコリみたいな輩がいない。

70歳を過ぎたセンパイでさえ、なのである。

しかも、普段は私より働いている時間が多いのに、である。

中には月曜から金曜日まで朝から晩まで働いて(つまり現役)、仕事のあとに習い事を入れたりしているのに、土日も大抵何かしらあちこちに出かけている強者もいる。

凄すぎる。

私には、そんな体力が無い。

一回体力を使うと、その分を補填する休息が必須。

走り続けることが、もう無理なのです。

思えば、若い頃からあんまり体力が無かった。

汗はかかないし、大きい声も出せない。

水捌けのいい鉢植えみたいにせっかく入れた大量の水もすぐにジャージャー下から出て全身に行き渡らないし、前の晩に飲みすぎると翌日には間違いなく平泉成さん状態の声質に変化するほど喉も弱い。

おまけに、胃腸が弱くてすぐに食べられなくなる。

だから余計に体力お化けみたいな友人達が羨ましい。

いったいあのオイルマネーみたいな活力はどっから湧いてくるのだろうかと、しみじみ考えてみたこともあるけど、たぶん、「生まれ持った才能」だと思う。

だからそういう体力を持っている人は、ひたすら親とご先祖様に感謝すべきだと思う。

しかし、そんな私も去年から粛々と準備を進め、ついに、

やりました~!

体力もお金も大放出の一大イベント。

前期高齢者となる今年に自宅のリフォームをいたしました。

しかも、フルスケルトンのリノベです。

感想。

大変だった~!!!!!!

あのね、着工までは楽しいですよ。

業者さんと交渉したり、ショールームに通ったり、夫T氏と毎晩のように議論を重ねたり(たぶん一生分語り合いました)。

何が大変だったって、なんだと思います?

ダントツ一位は、あれです。

引っ越し。

行きと帰り。

二度に渡る引っ越し。

なんせフルスケルトンですから、3カ月以上かかります。

その間、仮住まい暮らしをしなきゃ~ならんのです。

一旦、自分の家を空っぽにして出て行かにゃ~ならんのです。

これがどんだけ大変か!

おわかりいただけるでしょうか。

子ども達がまだ一緒に住んでいた頃からの家ですよ。

子育て期って、どうしようもなく物が増えるでしょ。

自分のものだけじゃないわけですよ。

数も4人分なわけですよ。

親の計り知れぬところで、やつら(子供ら)が、机や棚やクローゼットのあちこちに忍ばせて詰め込んで置いて行った大量のなんだかんだもあるわけですよ。

果てしなかった・・・

結構な量の断捨離をして、スッキリはしましたし、私らがこの世からオサラバした後も、なにこれ?みたいな奇怪極まる物や、これどないしろっちゅーねん!みたいな見渡す限りの大量の「ゴミのようなもの」を残さずに済みそうではあります。

だけど、その前に自分がゴミのように疲れ果てました。

いやもう、死ぬほど大変だったけど、でもね、

「今」やって良かったですよ。

あと数年遅かったら、絶滅した恐竜みたいに、頑張ったけどどうもこうもしようなく途中で息絶えてましたね。

めっちゃくちゃ体力いりますもん。

気力が要りますもん。

選択課題と決断の繰り返し。

全てを投げ出してトンズラしたくなること数回。

次々に訪れる難題に、倒れそうになりながら立ち向かわなきゃならんですもん。

それで、極めつけは、嫌だ~!やめてくれ~!と心は叫びつつも、げろ吐くみたいに大量に次から次にお金が出て行きますもん。

【突然ですがプチ情報】

今後は、もっと資材も値上がりするらしいですし(すでに建材や設備は今年から値上がりしている)、職人さんの奪い合い競争が激化するという話です。

職人さん、減ってますからねー。

職人さんの仕事は、AIじゃできないですからねー。

つまり、もっともっとお金がかかるという事。

でもその分、技術は進むと私は思います。

てなわけで今年の夏は、遊びにも行けず、もはや溺れる勢いであっぷあっぷと水飲みながら無理やり泳いでいたような普通でない日々でした。

時々、死に物狂いで息継ぎするみたいに皆さんのブログを訪問させていただくのが精一杯。

あれはもう、意識が無い日々だったと思います。

脳から送られてくる電気信号でのみ、生きていたと思います。

あ~!

体力お化けが心底羨ましい。

しかし、それがわかっているから、リノベしたのかな。

この歳で。

あと何年なのか謎の老年時代。

もう二度と引っ越しはしたくない。

でも何らかの形で引っ越すことになるんだろうな~。

その時は、体一つかもしれないけど。

あー、体力欲しい〜。

とか言って、まだちゃんと片付いてなかったーーーぁぁぁあー(山のこだまな感じでお願いします)

あじさいの季節ですね〜!

でも、鎌倉に紫陽花を見に行きません。

鎌倉は、自ら進んで散策をしようと思わない土地のひとつなのです。あじさいを見にわざわざ行こうと思いません。

しかし!

今回行った鎌倉は違ってました。

こんな鎌倉もあったのですね。

気持ちの良いテラス席

ここは、石窯ガーデンテラス。

ご存知の方も多いかと思います。

お寺さんの中にある洋館です。

入り口は、浄妙寺

現在の所有者である浄妙寺さんの境内の中にあります。

1922年(大正11年)にドイツ人の建築家によって建てられ、当時の貴族院議員 犬塚勝太郎氏の自宅だったそうです(石窯ガーデンテラスHPより)

少し詳しい話が、石窯ガーデンテラスさんのHPの中の「洋館の話」に記載されています。今では観光地として賑わっている鎌倉も、明治維新による切ない過去を持っているのですね。

さて、ガーデンテラスにて食事の利用にも、拝観料100円を支払って入ります。

境内の脇道を通るのですが、お寺さん独特の静謐な雰囲気とともに色んな種類の緑たちが次々に現れます。

実際に見るとなんとも可愛い!

いっせいにお日様を求めてる横顔が迫力

この圧倒的な緑!勢いよく伸びた新しい葉っぱたちの力強い生きる力

グリーン散策をしながら辿り着くと、可憐な洋館が見えました。

オレンジ赤いザクロの花がなんとも素敵なアクセント

せっかくなのでザクロさんの(たぶん)の鮮やかなお姿も見てやってください

実は、ここへやって来たのには理由がありました。

いつもの旅オバ4人の一人が、ただいま猛烈なるストレスの中。ここらで一回、緑のマイナスイオンシャワーを浴びたい!と言うのです。

これはかなりのストレス、心の風船が爆発でもしたら大変と急遽お出かけすることになりました。しかしワタクシの出した近場のお出かけプランは悉く撃沈。

ご本人の希望により、この場所が選定されたというわけです。

鎌倉か~(わたくし心の声)

日曜日だし激込みなんじゃないかな~(わたくし心の声)

そもそも鎌倉あんまり行きたくない(わたくし心の声)

しかしストレスフル本人が行きたがってるし(わたくし心の声)

けどま、皆で行けばそれだけで楽しいな(心の声上向き)

初めての場所だしちょっと楽しみ(心の声上向き)

HP見たらなんかおいしそう(俄然行く気まんまん)

到着してみたら、あれ?

日曜日なのに混んでいません。

名前を書いてお庭を散策していたら、すぐに呼ばれました。

まだ、紫陽花のシーズン前の午前中だったから?

暑くも寒くもない5月の後半、緑たちがワッサーと一斉に立ち上がる最高の季節。

今や5月って、お出かけに最高です(最近の夏、暑すぎ)

でね、いただきましたよ。

石窯ガーデンプレート。

見た目よりお野菜もんりもり。量もりもり。お腹いっぱい

キンキンに冷えた白ワインにめちゃくちゃ合うと思います。

でね。

このテラスから、ご自慢のお庭に出られるんですよ。

席に座ってオーダーを済ませたら、オバサンが次々とお庭散策に出かけて行くのを、スタッフさんの目がちゃんと追いかけていましたよ(たぶん)

いやいや、このオバサンら何も悪さはしませんよ。

イングリッシュガーデンから洋館(レストラン)を望む

ガーデンにはこんな小道も

ミニバラはこんな風に野性的にあるのがいいなあ

私の知らなかった鎌倉でした。

ストレスオバだけでなく、私も癒されました。

何ごとも思い込みはいけませんね。

人生は、まだまだ知らないことに溢れてます。

未知の世界にいざなってくれる人々に感謝!

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まだ五分咲きの紫陽花のみなさん(2024.5月後半)