Nothing Phone (2a)を使って1週間 (original) (raw)

Nothing Phone (2a)を導入してそろそろ1週間経つ。当初は各種アプリのアカウントに再度ログインする必要があるし、端末のストレージへのファイルの移行も時間がかかりそうで、1週間くらい二台持ちしながら少しずつ移行作業を進める方針だったが、案外に導入した日に全てファイルを移し終えて大抵のアプリのログインもできたので、翌日にはNothing Phoneだけで外出している。

プライバシーの問題もあるので、元々使っていた端末は内容をリセットしてクリーンインストール状態にして、サブ端末向けのアカウントでログインしている。万が一パスワードを突破されても大事な情報が無い中身のないアカウントである。安価なAndroid端末の指紋認証や顔認証機能だと簡単に突破されそうなので、ログインに必要な情報はPINコードだけにした。Nothing Phoneにはmicro SDを入れるスロットが無い。そのため、OPPO Reno5Aで使用していた128GBのSDはXiaomi Redmi pad SEのほうで使うことにした。そのためのファイル転送をしてから、なかなか外れにくい純正カバーを外してスロットに入れた。

多少表示がシンプルになって、アイコンがモノトーンになるなどスタイルの変化はあるものの、基本的には普通のAndroid OSである。そのため、操作性や設定は従来と変わらない。斬新なデザインのホーム画面やジェスチャー操作などは使わず従来のスタイルに戻したり、戻るボタンやホームボタンなどを画面下に表示させている。だから、使用していて何かしら斬新な感激体験があるかと言えば何もない。

ドット表示のフォントは少し前のデジタル機器を思い出させるが、電卓とかアラームなどのアプリには反映されないので少し半端な気もする。画面表示はこれまで使用していたReno5Aよりも細かい表示が可能で、webを閲覧するときも情報量が増えた。また、人通りの多いところでBluetoothヘッドフォンを使用するときに、周囲からの電波干渉で音が途切れる頻度が減った。イヤホンジャックが無い機種だけに接続できないと困るので、多少接続性が良くなったのは助かる。保険として有線イヤホンを接続できるようにアダプターを備えて置けばヘッドフォンの充電が不要になるので助かりそうである。

使っているときに端末特有の癖が出てきて操作を妨げられるようなことがあれば、あれこれと端末のサイズがどうだとかボタンの位置が不便とか、デザイン性がどうだとか、コメントが出てくるはずである。そうはならずに、正直書くようなことが何もなく、日常の中で従来のスマートフォンに変わる端末として普通に使っている。これまで使用していた端末のように急に普通に使えなくなるような不具合が無いので、多少斬新なデザインに戸惑って導入を躊躇している場合に、心配しなくてよいと導入を促す説得材料にはなる。普通に使えるし、スケルトン風本体とかホーム画面のフォントとか随所に盛り込まれたデザインコンセプトで多少は使っていて面白味がある。