あつにつき (original) (raw)

二冠

ミーハーなので、文庫本の帯に書かれた「第一位」の文字を見てしまうと、レジでお金を払う羽目になります。「このミステリーがすごい！第一位」とか「文春ミステリーベスト10 第一位」とか。ちなみにここ一ヶ月読んでいたのは、今年度の「このライトのベルがすごい」に選出された作品のシリーズを全部。20冊くらいあった...

さて。昨日の会社帰りにふらっと立ち寄った書店でまた買ってしまいました。『精霊の守り人』。

この本、「精霊」は「せいれい」って読むんですね... 「しょうりょう」だと思ってました。古代史ものをたくさん読んでいると、ついつい呉音に流れてしまいます。「しょうりょう」だと、仏教用語になるんでしょうかね。かみさんにこの本の題名を聞いたら、一発で「せいれいのもりびと」と正解でした。

ちなみに法隆寺の「精霊会」は「しょうりょうえ」と読みます。「せいれい」というとなんだかファンタジーな感じですね。山や川や樹々や草花に宿るモノですね。「しょうりょう」というと、想像するのは先祖の魂？

で、肝心の中身ですが、まだ読んでません。一緒に買った『あなたに不利な証拠として』のほうから読み始めてしまったもので。『あなたに不利な証拠として』(原題: Anything you say can and will be used against you)は2007年度の「このミス」と「文春ミステリーベスト10」の両方で第一位に輝きました。

過去に二冠を達成したのは、実に六冊ぽっきりだそうです。

- ウンベルト・エーコ 『薔薇の名前』
- ミネット・ウォルターズ 『女彫刻家』
- ジョン・ダニング 『死の蔵書』
- サラ・ウォーターズ 『半身』
- ローリー・リン・ドラモンド 『あなたに不利な証拠として』
- ジェフリー・ディーヴァー 『ウォッチメイカー』

『ウォッチメイカー』はまだ文庫本が出てません。『死の蔵書』は次に買う予定。その他は、全部うちの書棚にあるなぁ... 『薔薇の名前』と『半身』が個人的には好きですね。

あー...
写真と本文は関係ありません。
写真は、かみさんが買ってきて玄関に飾ってある花。名称不明。

by melekai | 2008-04-22 10:22 | ライフログ