meloの本棚： 『みをつくし料理帖シリーズ1-4』 by 高田 郁 (original) (raw)
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2011年 08月 06日 meloの本棚： 『みをつくし料理帖シリーズ1-4』 by 高田 郁 先週悪友が日本に帰省していたのですが『なにか欲しいものがあったら持って帰ってくるわよ』、と言ってくれたのでずうずうしくたくさんお願いしちゃいました。その中で一番楽しみだったのが、『みをつくし料理帖シリーズ1-4』。前回の帰省でこのシリーズの最新刊、『小夜しぐれ』を買ってきて帰ってきて虜になったので、本当に読みたくて読みたくて仕方が無かったんです(笑)。1．『八朔の雪』 。  2．『花散らしの雨』  3．『想い雲』  4．『今朝の春』  『小夜しぐれ』を読んだ時は冒頭の登場人物説明でそれぞれのつながりや背景を把握して読み始めたので、なんの問題も無く物語りに入っていけましたが、やはり最初から読むと面白い!時は江戸時代。 大阪出身の澪は幼くして水害で両親をなくし、有名な天満一兆庵に奉公することになる。 主人に味覚を認められた澪は女性としては珍しく料理人としての人生を歩みだす。運命のいたずらで天満一兆庵の女将さんであった芳と江戸で暮らす羽目になった澪は気のいい主人が営む蕎麦屋、『つる屋』で働くことになるのだが…人物の描写も生き生きとしていて、小気味よい江戸っ子の風情と澪と芳が慣れ親しんだ上方の暮らしを比べるところも面白い。もちろん食いしん坊でお料理好きな私には江戸時代の食生活、食材の違い、保存の知恵、上方と江戸の嗜好の違い、四季を通しての旬の食べ物や行事にまつわるお料理など、読みどころがありすぎて困るほど。とにかく面白くて面白くて水曜日に読み始め金曜日には4冊全部読み終わってました(汗)。このシリーズ、次の作品(シリーズ6作目)が待ち遠しいです。お勧め度: ★★★★★(5/5) 個人的には非の打ち所のないシリーズだと思う!!!! 参加してます。 ポチっとお願いします。 タグ： 和書 フィクション みをつくし みんなの和書をまとめ読み by melocoton2 | 2011-08-06 17:54 |
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