余っているSSDを活用したい (NAS化) (original) (raw)
大量に、SSD (SATA接続) が抽斗に入っています。
そうだ、ナスにしてみよう。
構想
使っていないラズパイと、SSDとを組み合わせてみようかと思います。
材料
- Raspberry Pi Zero2W x1
- SSD x1
- USB to SATA 変換アダプター x1
手順
ラズパイのSDカードをセットアップする
Raspberry Pi Imager を使って、ラズパイを起動用するための micro SDカードを作成します。
- OS の選択は Liteバージョンでよいと思います。画面いらないので。
- Imager の設定で、今回はユーザー名を
zero2
にしました。パスワードは適当に。
ラズパイを起動していろいろ設定 (samba の手前まで) する
固定IP化
nmtui コマンドを使って、ラズパイの IPアドレスを固定化します。
今回は 192.168.0.222 にしました。
exFAT を使えるようにする
次のように実行してパッケージをインストールします。
sudo apt-get install exfat-fuse
予め exFAT でフォーマットしておいた SSD をラズパイに接続します。
ストレージが認識されてることを確認してみましょう。
sudo fdisk -l
次のような出力が得られました。接続したSSDをラズパイが認識している様子です。
Device Boot Start End Sectors Size Id Type /dev/sda1 2048 937699327 937697280 447.1G 7 HPFS/NTFS/exFAT
マウントしましょう。
そのために、マウントポイントを作成して、マウントします。
sudo mkdir /mnt/usbhdd sudo mount -t exfat /dev/sda1 /mnt/usbhdd -o umask=000
マウントできたかどうか確認します。
df -k
見えました。
Filesystem 1K-blocks Used Available Use% Mounted on /dev/sda1 468833280 1024 468832256 1% /mnt/usbhdd
うまくいったので、再起動後もちゃんとマウントされるように fstab を設定しましょう。
sudo nano /etc/fstab
追記する内容は次のとおりです。
/dev/sda1 /mnt/usbhdd exfat defaults,umask=000 0 0
ここで再起動してみましょう。
sudo shutdown -r now
再起動後に、df -k
を実行して前述と同じ結果が得られたならばOK。
samba を設定する
次は samba をインストールしましょう。
sudo apt-get install samba
設定しましょう。
sudo nano /etc/samba/smb.conf
以下の設定をいちばん下に追記しました。
[RaspiNAS] comment=USBHDD path=/mnt/usbhdd public = Yes read only = No writable = Yes guest ok = Yes force user = zero2
設定ファイルを変更したのち、samba を再起動します。
sudo systemctl restart smbd
Windows PC から接続確認
エクスプローラーのアドレスバーに、\\{IPアドレス}\RaspiNAS
を入力してエンターキーをたたいてみます。
今回の {IPアドレス} = 192.168.0.222 でしたね。
見えました
やりました。Windows PC からラズパイに接続されている SSD にうまくアクセスできました。
まとめ
簡易的であるけれど、使っていない SSD を NAS として使えそうなことが分かりました。
てことで、てきとうな箱に入れておきます。
靴箱かよ...
おまけ
クラウドストレージを豊富に持っているならば、わざわざ自宅にストレージを置いておかなくてもいいんですけどね。
自分がよく使っているのは InfiniCLOUD です。
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