都民の日なので上野動物園へ (original) (raw)
本日10月1日は「都民の日」。東京都が条例で1952年(昭和27年)に制定した記念日です。
市民が市政参加を求める運動をし市会を持つ新しい東京市が誕生した日を祝い、歴史を忘れないために制定された日なのだそうです。
【都民の日条例】
○都民の日条例 昭和二七年九月二七日 条例第七五号
第一条 東京都民がこぞつて一日の慰楽をともにすることにより、その自治意識を昂揚し、東京都の発展と都民の福祉増進を図るために、都民の日を設ける。
第三条 都民の日には、東京都庁及び所属公庁は、都政の普及と理解に資するため諸施設を公開し、各種の記念行事を行うものとする。
第四条 都民の日には、都の営造物及び諸施設の使用料、手数料及び入場料その他の料金で別に知事が指定するものに限り、当該条例の規定にかかわらず特にこれを減免することができる。
第五条 この条例の施行に関して必要な事項は、知事が定める。
この条例は、昭和二十七年十月一日から施行する。
人生の半分以上を東京で過ごしていますが、こんな背景があったとは知りませんでした。
都民の日には東京都内の公立の小・中・高校は休校となり、東京都の管理する博物館や美術館等が同日に限り入場料を無料となります(一部例外もあります)。
わが家も子どもたちが休校なので、午後から休暇を取ってふらっと上野動物園に行きました。何が見たいか聞いたところ、パンダ、ライオン、オカピ、ハシビロコウの名前が挙がります。
5年以上ぶりの上野動物園。むむむ!レイアウトが大きく変わっている!
母と娘は衝撃を受けます。
パンダ舎は上野駅側の入口の近くではなく「西園ぱんだのもり」なっていました(2020年9月オープン)。以前の施設の3倍の広さだそう。
リーリーとシンシンは9月29日に中国に帰ったばかり。シャンシャンは2023年に既に中国に帰っていて、今いるのは2021年6月生まれのシャオシャオとレイレイ。
早速その2頭を見に行くと、なんと14:30でパンダの観覧は終了。現在時刻は14:50。子どもの見たい動物No.1には近づくことすらできませんでした。残念。
気を取り直してライオンを探します。…が、園内マップにライオンがいません。調べてみると2019年に2頭とも死亡しています…
もしやと思って「上野動物園 オカピ」で検索すると、こちらも2023年に死亡…
幸い、ハシビロコウには会えましたが、今日はなんだか元気がなく、端の方でおとなしく佇んでいました。
他にも改修工事・補修工事のためフラミンゴ全羽がハシビロコウ舎に移動中だったり、ケープペンギンの展示が中止になっていたり。動物園を維持するのって大変なことですね。
ちなみにモノレールは昨年12月に廃止。猿山の近くには「さるやまキッチン」という大きなレストランができていました(2020年2月オープン)。
あまりにも下調べしなさ過ぎだったためにびっくり!の連続でしたが、よく歩き、健康的な都民の日らしい過ごし方だったかなと思います。
皆さまがお出かけになる際には、ぜひ事前に展示時間と展示内容をご確認ください(笑)