自己紹介【好きを追求する生き方】 (original) (raw)
※2024年9月15日追記
こんにちは!みみはなです!日頃より当ブログを読んでくださり、ありがとうございます。紅茶や香水のマニアックな記事ばかり発信しております。
私は都内在住の30代です。どうぞ、よろしくお願いします。 簡単な経歴をとある企業様が記事に載せてくださったので、「いかにしてこのようなマニアックな人になり、あり続けているのか」「どんな生態なのか」など受ける質問をベースに書き出していきます。 一つの道を極めるのではなく、あらゆるものに対する好きを追求し続けているので、長文の記事になります。
幼少期に紅茶も香水も音楽も感銘を受けた
* 5歳のとき、父が母へのプレゼントで購入したシャネルの「ガーデニア」の香水の香り
* 9歳のとき、初めて飲んだ紅茶
(ど田舎出身なので、兄が在籍していた中学に派遣されていたイギリス人外国語指導助手の方が文化祭の模擬店で飲ませてくれたのが、おそらくイングリッシュブレックファースト系の非着香の紅茶)
(親から聞かされた話:言葉を覚える前にキーボードの鍵盤に触れてメロディを奏でていた)
興味のあることにとことんのめり込む
- 音楽に対して(これが一番、文字数が多い)
始まりは音楽。言葉を覚えるのが早かったらしいですが音楽に対する興味はもっと早かった。ピアノなんて高貴なものを買い与えてもらったわけではなく、弾ける環境にいれず、ずっと願っていた母が、私へと託してくれたのがキーボードピアノ。
幼稚園の頃には当時TVのCMや一度聴いた音楽を教室のオルガンで弾いていたそうです。
小学生のとき、近所のお友達がベートーベンの「エリーゼのために」を弾く姿を見てから、家のキーボードピアノで再現するようになりました。
つまり、13歳になるまで楽譜が読めなったです。 小学校卒業前に、たまたまTVで耳にしたショパンの「別れの曲」、それをどうしても弾きたくて楽譜とCDを買いました。譜面の意味を理解するために見ながら聴くことを積み重ねていました。
中学生になり、母に懇願して電子ピアノを買ってもらいました。今までのキーボードとは全然違う!弾くのに足も使うんだ!当時のたくさんの感動を今でも鮮明に覚えています。
譜面を読めるようになるにつれて演奏する曲も増えていきました。
他のピアノを弾ける子たちと違い、レッスンやコンクールを重ねてきたわけでもなく、誰かに褒め続けられてきたわけでもないので、自分の音色に全く自信がありませんでした。
高校在籍時に合唱部の伴奏と吹奏楽部のピアノを頼まれた辺りから、プレッシャーにより波風が立つようになりました。
音大進学を勧められましたが、偉人たちが作った曲を再現することに対して、違和感が生じていたため、独学で作曲を始め、YouTubeにいくつか上がっています。
ピアノ曲とクラシック以外にも、今でも大好きなGLAY、小田和正さん、洋楽ならMUSEなどのロックやthrowdownのようなメタルから、懐かしいラップやPortisheadなどのダウンテンポやディーヴァ系、幅広く聴いています。
* 紅茶に対して
幼稚園の頃からスイーツ作りが好きだった。手先を動かして、それぞれ別々の食材を混ぜ込むとこういう味になるのかぁと感動したうろ覚えがあります。
母が作ってくれたアップルパイ。生のりんごは咀嚼する強い力が必要。パイ生地だけではパサパサして口の中が乾く。りんごを柔らかく煮詰めて、バターとパイ生地に挟めば、しっとりかつジューシーで優しくて甘いスイーツになる。卵黄を生地に塗って焼き上げると表面がツヤやかで視覚的にも美味しそう、すごい!と感じました。
他方、子供の頃に口に入った市販のケチャップやマヨネーズが未だに苦手である。
それらが食材上に撒かれると、一気に主役が変わってしまう。素材そのものの良さが潰されてしまう。そのように感じとっていたので、良く形容すればグルメ、悪く表現すればワガママなのでしょう。
そして、兄が通う中学の文化祭にて生まれて初めて飲んだ紅茶で大きな感動を受けました。 それ以来、お小遣いを貯めて、茶葉やティーカップ、紅茶の本などに充てていました。
2011年からは飲んだ紅茶やお茶のレビューをノートに書き留めました。2021年6月現在では約1300種超です(※茶農家さんやブランドがラインナップとして売り出している茶葉を一種としてカウント。香料無添加の単一農園・ロットの茶葉から、ブレンドもの、さらにそれに香りを着けたフレーバーティーも)。
チャノキの栽培から着香や小売りまで、紅茶に関わる領域に幅広く時間を割いたけれども、飲み慣れるにつれて、紅茶も「香り」が好きなんだと気付きました。茶葉そのものの香りと香料です。
* 香水に対して
5歳のときにシャネルのガーデニアで深く感動したのと同時に匂いの強さに圧倒されました。鼻が強い刺激に慣れていないから。
小学生までは家々から出る香りで各家庭の晩ご飯を思い浮かべたり、身の回りに咲いている花々の香りをたくさん嗅ぎ回りました。
中学生入学と同時に住環境が大きく変わったので、香水を気軽に手に取れるようになりました。
SNSもなければ、通販が昨今まで発達していなかったので、嗅げるチャンスがある香水はすごく限られていました。
東北地方のショッピングセンターでは、手頃なグッチやアナスイ、ジバンシー、スカルプチャー、クロエ、ライオンハートなど。
どれもしっくり来なく、シャネルのガーデニアだけに固執していたわけでもなく、中学からは「香水=ケバくてにおいがキツイもの」と避け続けていました。
大学からはロクシタンのヴァーヴェナという香水から、ネガティブな姿勢が傾きかけ、2017年に滞在していたパリでフラゴナールの香水をいくつか買うほど気持ちが持ち上がりました。
そして2020年6月にクヴォンデミニムの「ヴァルパライソ」という香りに衝撃を受け、立て続けに、ジョーマローンの「ワイルドブルーベル」、ディプティックの「ヴェチヴェリオ」に出会ってしまいました。香水に魅力されてまだ3ヶ月の9月頃には伊勢丹新宿の香水売り場や知名度の高い香水は一通り嗅ぎました。その頃、ニッチフレグランスのセレクトショップ「ノーズショップ」の存在を知りました。
店舗に飛び込んで行き、言わずもがな、一通り全部嗅ぎました。直感で買う!と感じ取った香りは、オルトパリージの「メガマーレ」でした。次にズーロジストのイカこと「スクイッド」、二ヶ月も香りが染み付いて取れなかったナーゾマットの「シルバームスク」も買いました。香水にハマり出して一年(2021年6月現在)で、気づけば107ボトル購入し、一つ一つのコンセプトや調香師、把握できる限りの香料やレビューを書き続けています。サンプルを入れればグッと数が増えます。
6月現在では趣味で創香をしています。とある方から「創香者」との言葉をいただけたので、調香ではなく、創香と書いてみました。
五感全てが生まれつき特殊
ざっくり言えば、五感が非常に鋭敏です。感受性がかなり強いと頻繁に他人から指摘されます。 例えば、電車に乗ると大勢の人の話し声や咀嚼音(種類は違うが、大江戸線のカーブに差し掛かる爆音は拷問)、快か不快の極端で不安定な視界、さまざまな体臭と香粧品の匂いで疲れ果てて目的地で使うエネルギーが枯渇状態に陥るため、イヤホンとサングラス、マスクで身を守ります。
人の話し声が大きい時には耳栓なんて役に立ちませんから、ブルータルデスメタルというジャンルの音楽を耳栓代わりに耳へ差し込むのです。
好きなことに対する記憶力
前述の通り、音楽、味覚、嗅覚といった記憶力はそこそこある方なのかなぁと感じます。
普通の生き方をするとつまづく
あちこち好奇心が強すぎる私ですよ、大学を出てからは「普通」に仕事をしないといけないわけです。
大学を選ぶ時、音楽では食べていけないと理屈で判断して音大には行かず全授業を英語で学ぶ特殊な学校を選びました。
その後、とある教授の人間的魅力に惹かれて大学編入をしました。その教授と二人で猫の保護活動に熱中していたらあっという間に二年間が経ちました。
生まれてこの方「創る」「表現する」ことを貫いてきたので、世の中を支えていただいている大多数の方々のように器用に生きるのが難しいのです。
そんな思いで走り描きした漫画が出てきました。
いくつかの業界で様々な職種を経験させてもらいましたが、限られた組織に属して継続的に就労するには向いていないようです。
気づけば仕事になっている?!
大きな組織から抜けても、紅茶の写真付きレビューや香水嗅ぎ分けや、スピーディーな言語化といった、好きなことをやり続けているので、それを見守ってくださっていた方々からの応援や言葉、プラスαが、心からありがたくいただいています。
好きなことをやり続けて、それが誰かの役に立てて、その人生の記憶に残るほどのことができていたなら、この上ない喜びに感じるのは私だけでしょうか。
ただ好きなことの見聞を拡げる、その業界の達観者だと信ずる方々にひたすら耳を傾ける、自分の言葉を使う、好奇心の赴くまま満足するまでやり続ける。
「誰かに届けば」と思って始めたブログが気づけば9年も在り続けることができてます。 この間に、記事を目に留めてくださったさまざまな人の価値観に触れました。
共感してもらえることもあれば、厳しいお言葉をもらうことも、全てが勉強になって、これからも文章に対しても、好きなことに対しても学ぶ姿勢であり続けたいです。
言葉は人を生かしもし、時には刃物にもなる。 選ぶ言葉、伝え方、表現方法。
好きなことを追求する上で、関わってくれる人を大切にしていきたいです。
発信する。続ける。
自分の意欲を大切にする。 楽しみにしてくれている人の心を大切にする。
日々、成長したい。
新たにつながりたいと声をかけてくれる人が出てくる。
明日も自分に素直に生きようと思えました。
※以下2024年9月15日追記
しばらく非公開にしていたこの記事を読み返しました。 気づけば12年です、紅茶をブログに書き留めるようになってから。
当時は今と違ってSNSもなく、ブログは単なる個人の日記という側面が大きく、私もその一人で誰かに読んでいただくために意識した内容では全くありませんでした。
ツイッターもインスタも削除してしまい以前のような写真付きのレビューを頻繁に投稿するという習慣もなくなってしまいました。 大きな喪失感から魂の抜けた廃人のようになってしまった時期を経て最近は平和で穏やかな日々を送っています。
当時から読者でいてくださってる方々や最近このブログを知って人間的にも興味を持ち始めてくださっている方々へ、「時間を使って読んでみて良かった」と思っていただけるような内容を更新していけたらと思っています。
(「更新していきます」ではなく「していけたら」という表現はこだわりの強さからです。お許しください。断言をして果たせなかったら嫌なのと、簡単に考えずに言葉を使いたくないからです。)
面倒臭い一面も見せてしまいましたが、引き続きよろしくお願いいたします。
余談:某ミニ朗読劇の原作になった私の半生(証)についてこのブログもしくは別ブログで語るかもしれません。
ではみなさま良き日をお過ごしください!