南河内バスファンblog (original) (raw)
TBS「そこが知りたい」日本全国各駅停車路線バスの旅
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6515707
料理評論家の服部幸應先生が
お亡くなりになりました
料理評論家ではありますが
実は元祖バス旅もやっていました
TBS「そこが知りたい」という番組の企画
「日本全国各駅停車路線バスの旅」の
初代メンバーとして
服部先生が生島ヒロシさんと薬袋美穂子さんとで
路線バスみの旅、乗り継ぐのがメインな構成でした
https://youtu.be/FiWpXv05nKg?si=b8-leNR9yKYKBnj-
※動画は2代目メンバーのもの
ご冥福をお祈りします
2024年8月23日(金)に河南町にある「かなんぴあ」で「令和6年度 第1回 富田林市、太子町、河南町及び千早赤阪村地域公共交通活性化協議会」(以下、法定協議会)が開催されました。今回は体調不良もあり傍聴に行けませんでしたが、9月24日に議事概要が出ましたので記事化しました。
今回の協議会では事業報告や決算及び予算、地域公共交通計画の策定状況などについて議事が行われました。
①令和5年度の事業報告
この議題では昨年度の協議会やコミバスの状況、利用促進の説明です。
先ず定期券利用を含む路線別乗客数です。
金剛ふるさとバス 2023年度路線別乗客数/協議会資料より引用
どの路線もほぼ横ばいで安定した乗客数ではないかと思います。
阪南線やさくら坂循環は金剛バス時代と比較すると9割程度で推移。他の路線も概ね5割以上で推移しているようです。とはいえ、便数が減ったこともあり減少したことは受け止めなければなりません。
続いて収支率。
金剛ふるさとバス 2023年度収支率/法定協議会資料より引用
この数値は運行経費のうち、どれぐらい運賃収入から得たものかを記しています。
合計で50%弱と想定よりは高めだったそうです。
②利用促進への取組
今年3月より通勤定期券に限りスマホ定期券を導入し、購入日時の限られていた定期券が自宅で気軽に買えるようになりました。その他、ホームページでの案内や時刻表や路線図入りのガイドブックの作成も実施しています。
③令和5年度の決算
当初は、各市町村内の運行距離に応じた各市町村からの負担金約9,000万円(約3か月10日間)で賄っていましたが、国からの補助金約2,300万円が交付され負担金の一部が各市町村へ返還されました。
支出のうち運行欠損額つまり赤字額が示され、運行経費約1億800万円に対し収益は約5,200万円となり、約5,500万円が欠損額となりました=②で触れた収支率です。
④令和6年度の予算
今年度の設定された予算は約3億5,000万円で、このうち国からの補助金が1,320万円となっています。内訳の詳細は協議会資料でご確認ください。なお、予算額のほとんどが事業費、つまり運行経費等に充てられます。
⑤令和6年度の補正予算
国からの補助金が各市町村に振り分けられ当初負担額に応じて算出されています。
国交省が実施する、持続可能な地域公共交通の実現に向けた計画の策定支援にかかる補助事業「地域公共交通確保維持改善事業費補助金(地域公共交通調査事業(地域公共交通協働トライアル推進事業))」*1により交付が決定しました。この補助金の支援が対象となるものは、公共交通マップ・総合時刻表の作成、企画きっぷの発行、ワークショップの開催、モビリティマネジメントの実施などにかかる経費に充てることを支援するものです。
詳細は国交省のホームページで確認できます。
⑥事業計画
今年度は無作為で行う沿線住民アンケートや沿線学校の学生アンケート、ワークショップ、乗客へのヒアリングなどが行われます。ワークショップは各市町村ごとでの開催です。
⑦喜志駅乗務員休憩所運用開始
喜志駅間にあった金剛バス営業所跡地に乗務員休憩所が完成し運用を開始しました。
⑧スマホ定期券の拡充
②番で触れた**スマホ定期券の種類が拡充され、通学定期券、各種割引定期券、小児用定期券が新たに設定され運用を開始**しています。
⑨利用促進へ向けた取り組み
高齢者からお子様まで幅広い年齢を対象としたバスの乗り方教室や1日フリー乗車券の導入、商業施設や観光施設も掲載したバスマップの作成が一例として挙げられました。
⑩議事概要
冒頭の𠮷村会長(現:富田林市長)による挨拶の中で、4市町村長連名で南河内地域における新たな地域公共交通導入について地元選出の衆議院議員に対し国への陳情書を提出したことが明かされました。内容は、未来を見据えた持続可能な地域公共交通の確保について、南河内地域における自動運転バスの実証運行の取り組みに対し、国へ財政措置をお願いするものだそうです。実現すれば4市町村の負担軽減に繋がります。
⑤番で取り上げた国交省の補助金事業の中に自動運転バスへの補助金事業があるのですが、今年度の募集は2027年度までに実現することが条件となっていたことから、申請していた**堺市が不採択(補助金予定額約1.6億円)になったニュースがありますね*2。同市は2030年度の実現を目指していたことが不採択の要因**ではないかとされています。なお、同市の事業は補助金無しで継続することを決定しています。
ちなみに、**南河内地域での自動運転バスについては過日の当ブログで触れましたが*3、2026年度から実証実験の開始となることもあり、安易に認めてしまうと特別扱いと捉えられる可能性があり難しい話**になるかと思います。
と、そもそも大阪府とOsaka Metroによる協議会「新モビリティ導入検討協議会」が行うものですから、その辺の連携はどうなっているのかな?と。イベントは共催していましたから大丈夫だと思いますが、委員名簿には地元自治体関係者は無し。唯一、大阪府の富田林土木事務所長が入っているのみです。その土木事務所に所属しているのが法定協議会の亀井委員であり、R5年度第3回法定協議会で維新のくだりを述べて会場がざわついたあの方です...
⑪次回の法定協議会
2024年(令和6年)10月23日(水)15時から開催予定となっています。
~法定協議会資料はこちらから閲覧できます~
2024(令和6)年9月20日
大阪府堺市と南海バスの連携による「 都心部と美原方面を急行バスでつなぐ実証実験(令和6年度 SMI美原ラインにかかる実証実験)」を今年度も行うことを発表しました。
SMI美原ラインのラッピングが施された車両/2022年撮影
この実証実験は堺市が行っている事業「SMI(堺・モビリティ・イノベーション)プロジェクト」の一環で2030年度の実現を目安に各種取り組みや実証実験が行われています。なお、2022年度に行われた自動運転バスの実証実験ですが、予算に組み込まれていた国の補助金要件に満たなかったため不採択となり自動運転バスの実証実験は今年度は行われません*1が、来年度は小型電気バスで2026年以降は大型電気バスで自動運転の実証実験を行う方向で協議しています*2。
小型電気バスによる自動運転実証実験/筆者も乗車
話を戻します。今年度のSMI美原ラインは10月7日から12月20日まで行われます。運行時間は昨年度と異なり10時台~19時台で毎時1本(片道あたり)です。今回は八下州学校前(大泉緑地東)には停車せず、国道309号線沿いに丹南南停留所を新規設置し松原市の循環バスや約300m離れた近鉄バス今井停留所停車路線と乗り継ぎが出来るようになります。
乗降扱い及び停留所一覧/堺市HPより引用
車両は2022年度、2023年度と同じSMI美原ラインの
ラッピングされた南海バスを使用します。なお、点検等によりラッピング無し車両の場合があります。
運賃は200円~550円ですが、10月26日(土)と11月3日(日・祝)に限りどなたでも無料で乗車できます。また、南海バスの全線フリーパス(モバイル)でも乗車可能です。
都心部と美原方面を急行バスでつなぐ実証実験(令和6年度 SMI美原ラインにかかる実証実験) 堺市
ここから先は昨年度のSMI美原ラインについての実証実験結果について触れます。
R5年度 SMI美原ライン実証実験 結果とりまとめ(PDF:1,499KB)
運行期間は2023(令和5)年10月2日(月)~12月15日(金)で、7時台から20時台まで毎時1本の運行でした。ルートは下図の通りです。
2023年度 SMI美原ラインのルートなど/堺市HPより引用
初年度の要望により朝ラッシュ時の運行も行いましたが、2022年度と比較して全体的な1日平均の乗車率は30%程度減少しました。ラッシュ時の需要やSMI美原ライン専用の商業施設クーポン付き1日モバイルチケットも低調(利用者数全体のうち3.7%)でした。また、車内アンケートでは「運行されて良かった」という回答が圧倒的多数ですが、正直なところ乗車しているお客様だけにアンケートを行えばそうなりますよね。
結果の資料見る限り、今年度も行う必要性があるのかどうか疑問に感じます。私は美原区民でも堺市民でも無いので口出しすべきものではありませんが、SMIプロジェクトで色々と計画しすぎて細かいところまで手が回りにくいような気もします。
最後までお読みいただきありがとうございました。
【個人的な宣伝💦】
店主の体調不良により休業していた大阪府は藤井寺市にあるクレープ屋
「a happy クレープ」が、熱意のあるお客様がお手伝いする形で復活しました!
現在の大阪緑涼高校/旧:大阪女子短期大学高校(通称:女短附[じょたんぷ])卒業生など覚えていらっしゃる方も多いかと思います。安くてボリュームのあるクレープでお馴染み。
苦しい状況での営業と私の耳にも入りましたので、ここで告知させていただきました。
詳しくは下記のInstagram又はX(旧:Twitter)をご覧ください!!
阪急バスは2024年10月1日に運賃改定(大阪・兵庫)を実施します。
同社は昨年9月にも運賃改定したばかりなのに?と思われますが、2023年の運賃改定発表時に国交省認可運賃上限額まで一気に上げるのではなく、利用者への影響を考慮し、2023年の運賃改定時に今年にもう一度運賃改定を行うことを明らかにしていました*1。
今月に入り各路線ごとの運賃表が阪急バスHP*2で公開されていますが、その中で???となったページがありました。
画像の通り**勝尾寺停留所利用に限り**運賃が大幅に上がります。臨時路線とは言え驚きますよね。箕面萱野駅からですと400円と倍額になります。
この値上げについて阪急バスに確認すると、近年は勝尾寺への観光重要が増加する中で増便対応等を行うため想定以上の対応が必要となることから、国交省が定める乗合バス運賃制度*3にある割増運賃の項目で特殊割増というものがあります。
勝尾寺系統は特殊割増を適応して差し支えないという項目の中の「② 登山、スキー、スケート等の観光客を対象にバスを運行する場合」に該当することから設定されました。この制度は、全国初となる定期観光運送制度を活用し今年から運行が始まった**京都市交通局の観光特急***4が既に適用していますね。と異なるものとなります。
このように、乗合バス(路線バス)の運賃制度も時代や需要に応じて柔軟に対応することが可能となり、観光路線等の収入が増加すれば、他の生活路線を維持するためにもつながりますね。
※特殊割増の制度について
生駒市で路線バス廃止問題に対し活動していらっしゃる「生駒の公共交通を守る会*5」様との交流によりご教示頂きましたこと大変感謝いたします。この場を借りて厚く御礼申し上げます。
また、最初にこの件についてX(旧Twitter)で投稿され関西のバスの話題も数多く取り上げていらっしゃる関西臨時列車様*6からもご教示頂いております。
2024.9.21 謝辞追記
2024.9.21 一部訂正/京都市交通局が適用した制度について
今日も南河内の話題です。
藤井寺市では2024年(令和6年)8月9日に令和6年度、第1回地域公共交通会議がパープルホールで開催され「藤井寺市地域公共交通会議」の設置が決まりました。
先ずは藤井寺市のお話を少々...
そもそも**大阪府下で一番小さな市***1、町村を入れても3番目に小さい市町村ですが、市の中心となる**近鉄南大阪線の藤井寺駅は、同線の起点となる大阪阿部野橋(あべの橋)駅に次ぐ乗降客数が2番目***2に多い駅となっています。
かつて、**近鉄バファローズの本拠地でした藤井寺球場や駅の北側徒歩3分ほどの場所にイオンモール**もありました。
藤井寺球場と幻の日本一ポスター
球場跡地の四天王寺学園前にはモニュメントを設置
近年、**世界遺産に認定された「百舌鳥・古市古墳群」**があるものの観光の起爆剤にはならなかったのが現状です。市の名前にもなっている藤井寺には西国三十三所の一つ「葛井寺(ふじいでら)」があり、近年の社寺仏閣や御朱印ブームもあり年間を通して訪問者が目立ちます。
なお、市の面積から分かる通り若者の間では自転車で一周出来る小さな市とも言われています。
公共交通ですが鉄道もバスもコロナ禍で減少したとはいえ概ね順調な方だと思います。やはり学生利用があると定期的な利用が見込まれますし、駅の南北双方から近鉄バスが鉄道空白地帯を走るため、駅を拠点として北側は住宅地の他、地下鉄谷町線、JRの関西本線(大和路線)、近鉄大阪線とを結ぶ近鉄バスの八尾線が。南側は四天王寺大学や大阪公立大学、はびきの医療センターや羽曳が丘住宅街とを結ぶ近鉄バスの羽曳野線が走っており、どちらも運行頻度は多めです(それでも近年かなり減りましたが)。
津堂城山古墳と近鉄バス復刻塗装車両
しかし走る地域が偏っており、市の東側は最寄り駅までの交通はありません。
若い方は自転車で事足りますが、何分高齢者の多い市でもありますので安心できません。市内の生活道路が狭いため、バスどころかタクシーですら入れないような道もあります。また、市が運営している無料の循環バスが走っていますが、本数が少ないだけでなく、あくまでも循環バスは公共施設を利用する者に限られていることから交通会議資料にもある通り、認知度は高いものの利用率は10%台です。
その他、大和川を挟んだ北側に一部藤井寺市となる地域があり市がチャーターしているスクールバスも近鉄バスの貸切車を活用しています。
通学バスは通常、左の白いバス/検査等で右の黄色いバスが走ることも
このような公共交通環境の中、ず~っと言われ続けてきた公共循環バスの在り方も含め、やっと地域公共交通会議が設置されることになりました。
会長は金剛ふるさとバス(旧金剛バス)なども携わっている富山大学の猪井准教授です。
第1回の会議では本会議の設置目的というと大げさな表現になってしまいますが、根本的な話は無料の公共施設循環バスの見直しがメインとなる見通しです。
住民からしたら何となく走らせている感しかなく、しかも利用目的が限定的であり気軽に乗れないものという認識の方が多いのが現状です。
そのバスの予算ですが年間約1,750万円を費やしています。
市民の意見としては利用の可否に関わらず、有償化ありきの見直しという声が多数となっています。
議事2/市民意見募集について 現在の経費と見直し案の試算P.6より引用
今回は第1回ですので旧金剛バスのケースとは異なり今後の進め方などの会議ですが、議事録を読むと市区長会の会長を含め有意義な意見も出ていますので、特に藤井寺市在住・在勤の方は、そんなに難しい資料ではありませんのでお読みいただければと思います。
今後は可能な限り傍聴し、内容を投稿していきたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
最近話題の藤井寺の養殖ウナギ
まだまだ暑さが続きますね...
大阪府とOsaka Metroにより設置された「新モビリティ導入検討協議会」が主催するイベント「新モビFESTA in 南河内地域 自動運転バス走行披露会 」が2024年9月16日(月・祝)に開催されました。会場は3箇所、大阪府太子町の叡福寺付近にある「太子・和みの広場」と河南町の「河南町多目的広場」と「道の駅 かなん」を使用し、同時並行で太子町及び河南町主催の「新モビマルシェin南河内」も開催。ステージイベントや地元名産販売などのマルシェや抽選会なども行われました。
当日は朝から晴天、そして猛暑日となり会場は大変な暑さに見舞われたほか、14時過ぎにはゲリラ雷雨が2回もやってくるなど大変でした。
●大阪府太子町「太子・和みの広場」会場
町内園児による未来のバス絵画展示やマルシェの様子
出発式に先立ちやってきた自動運転バス...え???大型バス
太子町の会場でバスの到着を待っていると、まさかの大型電気バス(EVモーターズ・ジャパン製)がやってきてポカ~ンとなりました。チラシにもある通り、2026年度より行われる自動運転バス実証実験で使用予定の小型電気バスが来る予定でした。小型バスは下記の記事をご覧ください。
大型車がでもええやん!と一般の方なら思われそうですが、大型電気バスは昨年デビューしており**大阪シティバスの酉島営業所管内の路線で活躍中**です。
2023年9月頃、大阪駅付近にて
これと同型車に自動運転用の機器を搭載したバスが会場に現れました。
なお、大型電気バスの自動運転の実証実験は既に開始しており、舞洲と万博会場となる夢洲を往復していますが時刻や運転日の詳細は非公開です。
大型バスに変更となったのは関係者だけでなく、開催日直前に2町の住民(小学生以下のお子様と親)を対象とした体験乗車の募集(抽選)もあり、小型バスでは乗り切れないため大型バスに変更となったそうです。ま、ある意味、大阪メトロのロゴを掲げた大型電気バスが旧金剛バスエリアを走る姿は最初で最後かも?しれませんし...
たいしくんと自動運転対応電気バス
この後、出発式が行われるのですが、それを見てから移動すると河南町会場までに追いつかないため、ひと足先に太子町を離れました。
この会場にはステージのようなものもあり、ステージイベントや大人も対象としたジャンケン大会も行われ、勝ち残った大人には「たいしくんグッズ」がプレゼントされました。私は1回戦負け💦
さて、先回りして河南町の多目的広場に着きました。
多目的広場は河南町役場の西側、テニスコートの隣で普段は駐車場として使われているところです。曇天模様になりましたので、近くにある「かなんぴあ」付近で稲穂と秋祭りの幟を構図に入れて走行風景を記録しようとするも、直前で晴れてしまい逆光で撮れないことから会場近くで撮りました。なお、バス到着前からSPが続々やってきて警護にあたっていたことと、**河南町会場は多くの来訪者もあり撮影の難易度が上がりました。バス到着前には来場者駐車場も満車**でしたね。
河南町役場庁舎前にて
行先表示器は「自動運転 試験運行中」となっていますが、今回は手動運転で大阪シティバスの酉島営業所が担当していました。
到着時はこのように大賑わいです。
河南町多目的広場にやってきたお披露目車両
多目的広場到着後にお披露目式典が行われ、吉村大阪府知事など来賓の挨拶が行われましたが、知事の時はマイク不具合が発生し、急遽司会者ブースで知事が挨拶をしました。
司会者:吉村知事ではなく、音声トラブルによりここで挨拶
撮影タイムが設けられ、来賓の皆様がバスの前に整列しました。
吉村知事をはじめ来賓の皆様と動くポ〇デング(笑)
式典終了後、直ぐにバスが発車となりました。
最終目的地、道の駅へ向け発車※今回は手動運転です
「道の駅 かなん」へ向かったお披露目走行のバスは直ぐに折り返し多目的広場へ戻り、内覧会が行われる予定となっていましたが、待てど暮らせど戻ってきません?
その間、**ゲリラ雷雨**に見舞われました。
道の駅で到着時に豪雨だったことと、道の駅が大変混雑していたそうで約30分遅れで戻ってきました。
河南町役場前バス停(金剛ふるさとバス)付近にて
同上
到着後、15時30分まで内覧会が行われ、私も少しだけ車内を覗きましたが、自動運転機器は2023年12月に堺市中心部で行われたBYD小型電気バスの自動運転装置と同じものでし、その時と同じで運転席背面にモニターが設置されていました。
ドライバーや車外の様子や信号機の動きも上段モニターに表示
大雨の後で人も少なめな内覧会
やがて終了時刻となり、バスは酉島車庫へ帰っていきました。
大阪市バス時代から継承の「整備回送」表示
帰路は国道309号線経由のようです
今回お披露目走行を行ったルートは下記の画像の通りです。
グーグルマップより引用
このルートは2026年度から実施予定の自動運転バス実証実験ルートをたどったものです(一部区間を除く)。
実証実験のルート案については過日当ブログで取り上げましたが、再度、大阪府公式の資料が閲覧できるリンクを貼っておきます。
あとがき
さて、旧金剛バスエリアは道路環境があまり良くないことから大型バスの運行が厳しくなっています。それでも金剛バスは大型バス(全長は短いタイプを使用)に拘り地域住民の足となり活躍してきました。
金剛ふれあいバス(4市町村コミバス)移行後に行われた法定協議会では、運行を受託している一部事業者から中型バスへ変更してほしい要望も上がるほどです。しかし多くの路線は引き継いだものの便数は大幅に削減されたことから、ラッシュ時は大型バスで無いと対応できない状態は変わりありません。
しかし、自動運転バスは11人乗りの小型電気バスで行う計画となっており、この辺は地元主体となっている4市町村地域公共交通活性化協議会とこのイベントの主催でもある新モビリティ導入検討協議会、そして委託先のバス運行事業者が連携を密にして話を進める必要が重要であると思います。
なお、この投稿を行った時点では令和6年度第1回4市町村地域公共交通活性化協議会の議事概要が公開されていないため、連携が取れているのかを把握できておりませんのでご了承ください。※傍聴に行けなかったため
いつもお読みいただきありがとうございます。
秋の連休、今年は2回の週末に分断ですね。
そこで予定が決まっていない方へ紹介します。
大阪府は、旧金剛バス全廃に伴い大打撃を受けた南河内の4市町村で自動運転バスを優先的な導入を目指し、2026年度から3年間で自動運転バスの実証実験を行います。
これに先駆け、この週末、2024年9月16日(月・祝)に大阪府は南河内郡太子町の「太子・和みの広場」と同郡河南町(かなんちょう)の「町立多目的広場」及び「道の駅かなん」の3個所を用いて「**新モビマルシェin南河内**」というイベントを行います。
大阪府太子町公式ホームページ
https://www.town.taishi.osaka.jp/busyo/seisakusoumubu/hisyoseisakuka/sinchakujyouhou/5764.html
河南町公式ホームページ
https://www.town.kanan.osaka.jp/soshiki/sogoseisakubu/hishokikakuka/oshirase/7392.html
会場によりイベント時間や内容が異なるほか、自動運転バスがお披露目を兼ねて太子町の会場から河南町の会場へ向けて運行も行います(当選した地域住民以外は乗車不可)。
なお、河南町の多目的広場会場では自動運転バスの内覧会もありますので時間に合わせて向かうのも良いかと思いますし、個人的には河南町立多目的広場会場が一番のメインかと思います。
各会場では南河内の名産品の販売等も行われる予定です。
自動運転バスの車両は大阪メトロ(大阪シティバス)が既に保有しているEVモーターズ・ジャパン(北九州市本社/製造は国内工場完成まで中国)の小型電気バスです。
私も取材を兼ねて足を運ぶつもりでしたが、都合がつかなくなりましたので行きません。
調整がつきましたので、現地のどこかに出没するかもしれません。
是非、この機会に自動運転バスを体験してみてはいかがでしょうか?
詳しくは先程載せましたが、大阪府太子町及び河南町の公式ホームページをご確認下さい。各会場でイベント時間が全て異なります。
なお、筆者は過去に堺で行われたBYDの小型電気バスを使用した自動運転バスを体験済みです。