Chilla’s Art『パラソーシャル』のホロスコープ ※ネタバレ注意 (original) (raw)
こんにちは。
先日発売されたChilla’s Artノベライズ集には、『閉店事件』と同一の世界線の物語として、『パラソーシャル』も収録されています。
パラソーシャルとは、個人的に会ったことのない人に親しみや友情を感じる心理状況のこと。心理学者の中には、パラソーシャル関係が過剰になりすぎるとストーカー行為に走らせる危険性があるとする意見もある、と以下のサイトに記載されています。
今作ではそれを利用した卑劣な計画が、主人公やプレイヤーに恐怖をもたらします。
『パラソーシャル』リリースしました！🎮🎉🥳🙌
Parasocial is out now on Steam! 🥂🫡🎊🖥️
Play Now: https://t.co/nFbc7No7TV pic.twitter.com/szSGKmMJiW— Chilla's Art｜チラズアート (@ChillasArt) 2023年8月26日
引用元：ホロスコープを無料で作成！初心者でも簡単 運勢も診断できる。|メトロポリタン占星学研究館
太陽は第11ハウス乙女座にあり、第5ハウス魚座土星とオポジション。
主人公・にいなは、Vtuber「千羅ニナ」としてゲーム実況を配信していましたが、にいなの配信で送られてきたゲームのリンクを踏んだために顔バレをしてしまったことで、次々と異常事態に遭遇することになります。
さらに元彼・リキヤから親友・あすかがストーカーと接触していた写真を見せられたことで、疑心暗鬼に陥ってしまいます。
「あすかを信じて連絡する」を選んだトゥルーエンドでは、見せられた写真は単にストーカーがあすかに声をかけ立ち止まった瞬間だったとのことで、リキヤが「千羅ニナ」に恋していたストーカー(という設定でリキヤにネットを通して雇われた男)からにいなを助け、自身と復縁しようとしていた家族ぐるみの計画であったことが発覚し、リキヤと家族たちは全員逮捕されています。
男性をあらわす火星は第12ハウス乙女座にあり、第4ハウス山羊座冥王星・第6ハウス魚座海王星・第8ハウス牡牛座天王星と、「カイト」を形成しています。
第12ハウスは目に見えないものをあらわし、そこから転じてメディアやインターネット、秘密、密約などを意味する場合があります。
また火星・海王星のオポジションは、繊細で想像力が豊かですが、詐欺師など信用できない人物と関わったり利用されたりする事を意味するアスペクトと言われています。
綿密な想像力を駆使して、ネットや家族の力も利用した愚かな計画を立てて得たものは、逮捕という形での社会的信用の損失だったということを意味していたかもしれません。
(あるいはバッドエンドでの、家族やネットの力を利用して、にいなとよりを戻したリキヤをあらわしていたのかも)
一方で、第12ハウス火星には
敵対関係にある人から迫害されたり危難に遭うこともありがちです。しかし、この火星位置は、この生れの人がこのような危険にもかかわらず、剣のような鋭さで困難を切り抜けていくことを示します。
引用元：ルル・ラブア『占星学 新装版』 実業之日本社、2017年、181−182頁
という意味があります。
リキヤたちに騙され傷つけられながらも、乙女座火星が示す冷静な行動力によって事件の真相が明るみになり、にいなは友人やファンとの自由な繋がりを取り戻せたのです。
なお小説版によるとにいなは、自身の話をちゃんと聞いてくれるあすか以外の誰かと直接対面すると、相手の出方にばかり気を遣ってしまい、無口になってしまう繊細な性格です。
にいなの母は、Vtuberを『姿を偽って人様からお金を巻き上げている』存在とみなし、ネットの世界で人と繋がることに対してあまり良い感情を抱いていませんが、にいなにとっては顔の見えない相手の方が、気楽に会話できるとあります。
コミュニケーションをあらわす水星は逆行で第11(12)ハウス乙女座、第3ハウス射手座月・第6ハウス魚座海王星とで「Tスクエア」を形成し、さらに射手座月は第9ハウス双子座ベスタ(犠牲や孤独など)とオポジションです。
引用元：無料ホロスコープ作成結果|リアル西洋占星術 無料ホロスコープ占い
他人の気持ちや思考に敏感になり過ぎて混乱しやすいため、コミュニケーションでは自分を押し殺してしまいがち。コミュニケーションへの苦手意識が、人生観や将来の展望(第9ハウス)を決めやすく、ネットなど素性が見えない場所を通して人との交流を求め、奔放で率直な一面を見せます。
第6ハウス海王星も一般的に、勤め人には適していないことをあらわしているため、配信者はにいなにとって適職だと思います。
これからも色々あるかもしれませんが、あすかと仲良くしつつ、しっかり頑張ってほしいと思います。
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本日も当ブログにお越しいただき、誠にありがとうございました。