Graphite 49とPX-200のMIDI関連再確認 (original) (raw)

ふと思い立ってSAMSON Graphite 49の操作子のMIDI出力を再確認。Graphite 49の9本のスライダー、8個のエンコーダー、16個のファンクションボタン、4個のパッド、5個のトランスポートボタンにはいろいろな機能が割当可なのだけれど、まだちゃんと把握してなかったのよね(^_^;ちなみに、エディタ上の表記ではスライダーが「S1~9」、エンコーダーが「E1~8」、ファンクションボタンが「F1~16」、パッドがA/B切替式で「P1~8」、トランスポートボタンは「Z1~5」になり、更に「S1~8」と「E1~8」はバンク切替式で「S1-1~8-1、S1-2~8-2」「E1-1~8-1、E1-2~8-2」となる。



Graphite 49のエディタ(上)と「Preview」(下)の再掲。

連続可変な「S系」と「E系」はコントロール情報のみ、ボタン操作な「F系」「P系」「Z系」はコントロール情報とノート情報が設定可。このうちコントロール情報が少々特殊で、設定は000~171まであり、000~127まではコントロールチェンジそのまま。以降は独自で、取説による分類的には↓

番号 分類
000~127 Controller
128~130 RPN
131~143 NRPN
144 After Touch
145~151 Other
152~157 SysEx
158~170 MMC
171 Pitch Bend

↑こんな感じ。

RPN」には「Pitch Bend Sensitivity」「Fine Tuning」「Coarse Tuning」があり、「NRPN」には「Vibrato Rate」「LPF Cutoff Frequency」「EG Attack Time」等が含まれ、「Other」には「Program Change」「System Reset」等、「SysEx」には「Master Volume」「GM ON」等、「MMC」には「Stop」「PLAY」等がある。これらを「F1」に設定し、Cubase Pro 11のMIDI Monitorで出力を眺めたり、録音してリストエディターで確認したりしたかんじ、概ね予想通りの出力になっているみたいで一安心(^_^)「Program Change」以外の「Other」と「SysEx」「MMC」はそれっぽいのが出てる感じだけど詳細未確認。

ちなみに、ボタン式な「F系」「P系」「Z系」に値の設定は無く、バンクセレクトで特定の指定とかは出来ず少々残念(^_^;「Mode」が「Toggle」だと押すたびに最大値と最小値を切り替えて出力。「Momentary」ではコントロール情報は押すと最大値を出力し、ノート情報は押すとベロシティー「127」で離すとベロシティー「000」となる。


エディタの「F1」設定画面再掲。値は設定不可なので、主な出力は「127」か「000」となる。

ついでにCASIO PX-200のコントロールチェンジの受信具合も再確認。主だったところは↓

番号 機能
000 Bank Select
001 Modulation
007 Volume
010 Pan
011 Expression
016~019、080~084 DSP Parameter 7[0~7]用
064 Hold
066 Sostenuto
067 Soft
076 Vibrato Rate
077 Vibrato Depth
078 Vibrato Delay
091 Reverb Send
093 Chorus Send

↑こんな感じ。「RPN」や「SysEx」を使えるけど、私的にはたぶんそこまでいぢらない。

蛇足ながら、PX-200でSDカード経由でSMFの再生を何度かお試し中。SysExを出力してくれればRoland SC-88Proの設定を切り替えてマルチ音源的に使えるのではとの思い付きからだったのだけれど、どーやらSysExは出力してくれないよーで残念(^_^;一方でSMFに入れてないリセットやらバンクセレクトやらプログラムチェンジを出力するので、外部音源用には使えないかも(^_^;;