山口真帆さんの「出してない音声」NGT48暴行事件の「証拠」 (original) (raw)
NGT48暴行事件:解説マンガ(基礎資料:第三者委員会報告書) - Togetter
NGT48暴行事件(2018年12月8日発生、2019年1月8日露見)から5年半経ちました(本記事は2022年作成。2024年8月2日、経過時間修正)。
未だに「山口真帆は証拠も無く仲間を告発した!」とツイッターや掲示板などで主張し、事件被害者を誹謗中傷し続ける過激派・陰謀論者(NGT48外道ファン・荻野由佳氏外道ファン)が後を絶ちません。
デマ・ガセ・陰謀論はその都度潰さなければなりません。
- NGT48と荻野由佳氏を応援する一部の外道ファンは「証拠を出せ!w」と繰り返している
- 2019年10月末~2019年11月に何が起きていたか
- 2022年4月:AKS、暴行犯と和解して裁判終結
- 証拠が無いわけがないし、威力があった
- 出されて崩壊しても良いのでしょうか
- 「出してない」の補語
- 補記:そもそも運営(AKS)は、一部メンバーと暴行犯らのつながりは認めている
NGT48と荻野由佳氏を応援する一部の外道ファンは「証拠を出せ!w」と繰り返している
NGT48と荻野由佳氏を応援する一部の外道ファンは2019年10月30日早朝の、
犯人との私的交流は現メンバーが認めてるのに。出してないけどその音声もあります(2019年10月30日 9時46分スポーツ報知)
という山口真帆さんのツイートについて、
「その証拠を出せ!w無いんだろう!w」
と繰り返しています。
2019年10月末~2019年11月に何が起きていたか
本ブログでは、山口真帆さんが「出してないけどその音声もあります」とツイートした時に何が起きていたかを整理したうえで、
山口真帆さんが証拠を持っている蓋然性は極めて高い事を論証します。
当時の記録と記憶を正確に思い起こせば、論証すら必要無いほどです。
スポニチ写メ会デマ
スポニチ、デマを発信
スポニチ写メ会デマとは、
- スポニチ(スポーツニッポン新聞社)が
- 写メ会と呼ばれるイベント時に撮影された、山口真帆さんと暴行犯のツーショット写真を使い、
- 「暴行被害者の山口真帆さんが、暴行犯とつながっていたとされるデマ」を、
- 2019年10月30日にツイートや記事で発信し、
- 「そんなイベント時の写真なら私も撮ったことがある、ほらこの通り」といった爆笑を呼び炎上した
という経過を辿った、一種のガセネタです。
当時、スポニチと同様、山口真帆さんに対する懐疑的・攻撃的な記事を書いたり意見を述べたりしていたのは、文春、TABLO(久田将義)、吉田豪です。
スポニチ写メ会デマに「乗った」地方テレビ局は以下の通りです。
- 「おはよう朝日です」がスポニチの「犯人の言い分大宣伝」に乗り、被害者叩きの偏向報道(NGT事件) - Togetter
- 「すまたん」がスポニチの「犯人の言い分大宣伝」(NGT事件)に乗るも、翌日軌道修正。評価分かれる。 - Togetter
- 「芸能リポーター」石川敏男、NGT事件について、暴行被害者女性を誹謗中傷 - Togetter
- 「めんたいワイド」がスポニチの「犯人の言い分大宣伝」に乗り、被害者叩きの偏向報道(NGT事件) - Togetter
山口真帆さんの反論
これに対して、山口真帆さんは事件にかかる5ヶ月ぶりの反論をツイッターにて行いました。2019年10月30日早朝であり、スポニチ写メ会記事公開の直後でした。
ここで山口真帆さんは
犯人との私的交流は現メンバーが認めてるのに。出してないけどその音声もあります
ともツイートしました。
スポニチに同情しなかったマスコミ多数派
山口真帆さんの反論を伝えたマスコミとして以下が挙げられます。
- 山口真帆「名誉毀損すぎる」加害者との“つながり写真”報道に強い不快感…現役メンバーの私的交流証拠音声所持も示唆 : スポーツ報知
- NGT48の嘘、山口真帆と犯人の「つながり」を捏造か - wezzy|ウェジー
- 山口真帆が私的交流報道に猛反論「こんな会社ある?」 証拠とされた写真にファンは失笑、もはや“ネタ”に | リアルライブ
- 山口真帆、「強襲男との2ショット独占入手」報道に怒り | RBB TODAY
- 山口真帆、暴行犯との関係認める“現メンバーの証拠音声”「あります」 – Sirabee
- 山口真帆、「暴行男性との私的交流」報道に反論 「もう関わりたくない」「酷すぎる」と嫌悪感あらわ(1/2 ページ) - ねとらぼ
- 山口真帆、“つながりの証拠写真”報道に言及 - モデルプレス
- 山口真帆が“証拠写真”報道否定「名誉毀損すぎる」 - 芸能 : 日刊スポーツ
- 山口真帆「こんな会社ある?」加害者2ショット写真で怒り(THE PAGE) - Yahoo!ニュース
- 山口真帆“つながり報道”にSNSで反撃! 現メンバーの音声データ、犯人が運営と交渉……削除した投稿に衝撃事実!?|おたぽる
実に数多くの、スポニチ写メ会デマ批判記事が書かれました。
その殆どは、山口真帆さんに寄り添うものでした。
1スポーツ紙のデマについて、芸能人1個人にここまで多くの味方記事が現れたケースは、芸能界史上でも稀でしょう。
スポニチに同調しなかった多数派マスコミ記事の共通点
第一に、これらの味方記事で、山口真帆さんが証拠を持っているかどうかを疑う記事は皆無です。
それはTHE PAGEの記事でも
これらのツイートを現所属事務所の研音が削除させていないのは、山口さんの主張を研音も支持しているか、少なくとも否定していないことを意味します。
とある通り、「研音が削除させていないのであれば、あると考えて差し支えない」という当然の前提が、多くのマスコミ記者に共有されていたと考えるのが自然です。
第二に、スポニチ写メ会記事の内容につき、「山口真帆にもつながっている疑惑が生じた」などとする内容は皆無でした。
普段はAKBGに好意的で、2022年現在はNGT48の報道にも熱心な日刊スポーツすら、
「ファンの方はご存じの通りイベント写真会はリクエストされたポーズをします。それをカメラ目線でやるので相手が何のポーズしているかもほぼ分かりません」と説明。「写真会の仕組みも分かっているはずなのに酷すぎる」
と、山口真帆さんのツイートをほぼそのまま報じました。
その後同記事内で、AKSの言い分を書いていますが、その日刊スポーツにしても、単なる写メ会のイベント写真を使ってデマが流されたという形で報じざるを得ませんでした。
サンスポ も同様の論調であったほか、ねとらぼ、RBB TODAY などは長文で山口真帆さんの主張を紹介する記事を出しています。
訂正報道を行った「すまたん」
スポニチ写メ会デマに乗った番組を放送した「おはよう朝日です」「すまたん」「めんたいワイド」といった地方テレビ局の番組のうち、2019年10月31日に山口真帆さんのツイートについて報道し、軌道修正したのは「すまたん」だけでした。
この事から2つが推測できます。
2019年10月末から翌月前半頃までは、「おはよう朝日です」「めんたいワイド」「すまたん」にみられるように、「山口真帆さんを信じ切る業界人ばかりではない」状況があったと思われます。
一方で、「すまたん」はそうした一部業界人の姿勢を反映するようなテレビ局番組であったにもかかわらず、翌日に素早く軌道修正したのは、あるいは単純に写メ会のシステムを知らずに乗せられただけで、すぐに反省したのかもしれません。
2019年11月前半
激怒した文春
かいつまんで言えば
芸能人を襲った暴行犯の言い分を、芸能事務所AKSが信じ、
暴行犯の提出物を「一の矢」と位置づけ、
芸能事務所AKSが「二の矢・三の矢」を被害者芸能人に向けて撃つ予定。
それが芸能事務所AKSのスタッフの証言であり、週刊文春はそれを異常と思わず垂れ流した
という内容でした。
詳しくは下記ブログ参照。
AKSの状況
2019年11月前半、文春は激怒して追撃記事を書く構えでしたし(実際1発は撃った)、AKSが暴行犯を訴えている民事裁判も継続中でした。
当時、その報道の在り方に疑問を抱く弁護士のブログも書かれました。
つまり「撃ち続けよう」と思えば撃ち続けられる体制が、AKSと、アンチ山口真帆(といって差し支えないでしょう)のマスコミには揃っていました。
文春が報じた「二の矢・三の矢をAKSが撃つ」「吉成夏子AKS社長が躍起になっている」というのも、2019年11月1日にはまだ「撃ち返すつもり」が、関係各所に残っていたと推定できます。
2019年11月下旬以降、AKSは萎んだ
ですが、その後、「二の矢・三の矢」は放たれませんでした。
「山口さんに文書送付嘱託に協力していただいた。この点については思いは1つであると考えている」(産経新聞2020/1/29)
とまで述べ、山口真帆さんに「協力していただいた」「思いは1つ」とまで述べる始末。
AKSからの山口真帆さんへの敵対的な姿勢は完全に改まりました。
2022年4月:AKS、暴行犯と和解して裁判終結
同年4月、AKSは、暴行犯らと和解して裁判は終了。
弁護士:師子角允彬先生は
予想したとおり、AKS側の敗訴に近い和解
とまとめています。
マスコミも、吉田豪も石川敏男も、山口真帆さんをほとんど叩かなくなりました。
一人の若い芸能人女性が、芸能事務所に反撃するという、昭和なら彼女が潰されて当たり前だったかもしれない前代未聞の攻防は、(ネット上過激派のデマは除き)公の場では山口真帆さん側の辛勝でほぼ収束しました。
証拠が無いわけがないし、威力があった
これらの経緯を踏まえれば結論はシンプルです。
音声の証拠はある。
少なくともAKS、文春、スポニチ、TABLO、それから2019年6月以降はややAKS寄りな姿勢もみせていた産経新聞らですらそう考え、撤退しました。
2019年10月30日までは、AKS、文春、スポニチは、山口真帆さんを潰す気満々でした。
それが11月を境に退いていった。
その境目にあるのは山口真帆さんの反論です。
その反論が有効であったと考えるしかありません。
出されて崩壊しても良いのでしょうか
「証拠を出せ!」と言っている人達は、それが出されてNGT48が終了しても良いのでしょうか?
出たら間違いなくNGT48は終わります。
少なくとも私はそういう終焉は望んでいません。
今の私がNGT48に対して、複雑な思いでいることは、中井りかさんを私が今や強く応援していることからも明らかであり、「そんな終焉は望まない」の台詞には説得力はあると考えています。
「出してない」の補語
最後に、これは事件追及アカウントの中では知られている指摘ですが
出してないけどその音声もあります
について。
「いつ」「どこに」出して無いのかは詳らかではありません。
「世間には出してないけど、吉成夏子には出した」と解することも可能です。
本ブログでは「AKSに提出していたかどうか」は、留保しています(私の内心でも半々だと考えています)。
ただ、2019年10月30日以前だけでなく、2019年11月1日以降には音声を提出した可能性も考えますと、「山口真帆さんはAKS(現ヴァーナロッサム)に(今も)証拠を出していない」と断定する根拠はありません。
補記:そもそも運営(AKS)は、一部メンバーと暴行犯らのつながりは認めている
上記画像は
NGT48暴行事件 第三者委報告を説明(全文8)つながりの濃淡は把握していない(THE PAGE) - Yahoo!ニュース
から引用。