天使を見た──『DREAM LIVE(スタライ)8th 』の紫之創について(あんスタ) (original) (raw)

あんさんぶるスターズ!!DREAM LIVE -8th Tour “Praesepe #Cancer”-』を大阪&幕張で観てきましたので、私の大好きな紫之創くん(Ra*bits)のことを中心に、簡単に感想などを書いておきます。『公式パンフレット』や原作の関連する部分も参照します(当ページは、Happy Elements株式会社「あんさんぶるスターズ!!」の画像を利用しております。該当画像の転載・配布等は禁止しております。©Happy Elements K.K)。

今回のRa*bitsですが、前半パートは全体的に春の季節感があって、リアルタイムな私たちに寄り添ってくれていました。そして創くんが本当の意味で〝天使〟でした。後半パートは、アルバム衣装が罪なほどかわいく、選曲もこれまでのRa*bitsとこれからのRa*bitsというバランスの良い内容でした。

ところでいつも思うのですが、「DREAM LIVE」って本当に良い名前ですよね。発音するだけでワクワクしてきます。実際、あの場所では「夢」DREAM を見ることができるんですよね。いつもはアプリの画面や想像の中でしか会えない皆さんと〝リアルに〟会える。こっちを見て手を振ってくれる。微笑みかけてくれる。話しかけてくれる。本当に「夢」が叶う奇跡の時間・空間です。「バイバ〜イ」って、最後みなさんが帰って行ってしまう、その最後の最後の瞬間まで尊い。だから〝夢が現実になる〟(「ドリーム」が「ライブ」(=生の現実)になる)という意味で、「ドリーム・ライブ」という名前は本当に素敵だと思います(「スタライ」という略称は、言いやすいし公式なので私も使いますが、ちょっと「ドリーム」な語感が薄れてしまう気はします)。

(もくじ)

Ra*bitsパート前半の創くん

ところで、〝Dream が Live になる〟ということで言えば、今回のRa*bits、特に前半パートは、まさにそうでしたね。全体的に「春」らしいテーマで、リアルの我々の生きている時間(まさにLive, Life)に寄り添ってくれているように思えました。

特に大阪公演は4月で、この頃はまだ桜も咲いていました。Ra*bitsの「春」らしいステージと、リアルの「春」の雰囲気とがリンクしていて、本当にライブ感、リアル感が味わえました。大袈裟に言えば、いま彼らと一緒に同じ時間に生きている──そんなふうにも思いました。

春の星座、天体観測

またその意味で、Ra*bits前半パートは、まさに「プレセペキャンサー」という「春」の星団・星座の名前を冠したツアーのタイトルにもぴったりです。『公式パンフレット』によると、かに座の「プレセペ星団」がこの時期の夜空に見られるそうです。

ちなみに私、創くんファンなのに、(本当の子供のとき以外)天体観測というものをしたことがなく、これはいつかやらないいけない!と思ってるのですが。この際ちょっと望遠鏡を手に入れて、その「プレセペ星団」だけでも見てみようかな……と思ったものの、結局まだできていません(ちなみに「かに座」は初心者だと見つけにくいらしい)。いち「スターゲイザー」としては──特に創くんのそれとしては、やはり本当の「スター」も観測しないと(?)*1

もしかすると創くん、今度のツアーの名前になっている星座はあれですよ、とか、友也くんたちと天体観測をしたりしていたかも……しれません。ただの想像になりますが(『公式パンフレット』等には特にそういうエピソードはなかった)。もっとも、お稽古などでとても忙しかったかもしれませんけどね。

ただアプリの「マイルーム」のボイスでも、〝みんなで天体観測をしました〟といったようなことをお話ししてくれていたこともありましたしときどきRa*bitsでもそんなこともしているのかなと想像します。

「Love it Love it」の創くん

Ra*bits1曲目「Love it Love it」*2は、前回の『スタライ7th』でも歌ってくれていましたね。とっても爽やかでかわいい曲ですが、それに加えて、やっぱり「春」にぴったりだと思いました。確かにこの曲の原作ストーリー自体は「夏」のお話でしたが、「覚えてる? はじまりの日」という印象的な歌詞があるように、やっぱり出会いの季節、始まりの季節の「春」を思わせます*3

みんなで集合してポーズを取ったり、手を繋いだりくっついたりする振り付けが結構あって、その度いちいちかわいいです。そういうのは割とRa*bitsの振り付けではありがちとはいえ、特にこの曲は原作がに〜ちゃん復帰ライブなので、Ra*bitsの団結を表す意味もあるのかもしれません。

そして前回も思いましたが、フルバージョン終盤での「それがボクららしさだね」の振り付けは、うさぎさんがお顔をクシクシと洗うときのような動作をしてくれるのですが……ここはもうかわいすぎて、もう、あの……。やっぱり今回も、声を失うかわいさでした。

創くんが歌うパートでいえば、やっぱり「成長したところ見せたい」が良いですね。まさに、いま・ここで、「成長」を「見せ」てくれているんです*4。やはり『スタライ』で聴くと改めて感動します。またこの箇所の創くんの振り付けも、両手をふわっと頭に沿わせるような動きで、創くんらしくてとってもかわいいので大好きです。

「ハレノヒ Sugar Wave」の創くん

そしてやっぱり、なんと言っても創くんファンとしてはこの曲が最重要です。「ハレノヒSugar Wave」*5

もう本当に「ハレノヒ」の振り付けは、最初から最後まで信じられないくらいかわいいですよねえ……。冒頭の「Wake up, wake up…」で、むにゃむにゃ〜とするところからして、もう息が止まるかと思うほどかわいかったです。

そしてそこから続く、創くんのソロのラップパート。「アラームが鳴る〜」と、創くんの一人だけのお声を結構長く聴くことができて、いつもここがとっても大好きなのですが、基本的に普段は一人で(ニヤニヤと)聴いてるこの部分を、大観衆の巨大会場で聴くのは少し不思議な気分ではありました。ただ、この創ラップは単にかわいくてかわいすぎる、というだけでなく、本当に感動的なものなのです。このことは、今回『スタライ』で聴くことによって新たに発見したことです。

創ラップ(真ん中ぐらいの列での)感想:堂々と立派にかわいくなってえらい

今回の『スタライ』では、私は大阪・幕張の両会場で何度か拝見する機会を得ましたが、座席の位置によって(グッズ付き一般、グッズ付きVIP)見え方が違っていて、どちらも別の感動がありました。

全体の真ん中ぐらいの位置の席の回(グッズ付き一般)の場合、この位置から見ると、たくさんのお客さんたちのペンライト、照明効果、バンド演奏など、いろいろなものがステージにいる創くんたちと一緒に視界に入ることになります。ここには非常に特別な感動があります。

振り返れば、この曲「ハレノヒ」の原作ストーリー(「出発新GO!」)でも、あの「夢」の場面で、お客さんのいないステージで歌う「紫之創くん」を今の創くんが見守っていましたが、そんなふうにいろんな過去を乗り越えて、この今があるんですよね。

かつてはお客さんがいなくて泣いたりしていたんです。それが今ここでは(あの「講堂」と違って)、たくさんの人がペンライトなどで応援している。天井まで使ったレーザーや光の演出があって、バンドのみなさんが演奏をしている。そういうすべての美しい景色の中に、あの小さな、細くて華奢な身体で、創くんが堂々と立派に、ステージの真ん中に立っているんです。「アラームが鳴る〜♪」って、堂々とかわいく、結構長い時間(と私には思われた)、一人で歌って、パフォーマンスしてるんです!(しかもラップ(?)に初挑戦?して……) 創くん……本当に、立派になったね。すごいね、えらいね、という気持ちが溢れ出し、涙が止まりませんでした。本当に、心から感動してしまいました。

「一昨年のおれたちじゃ考えられない規模」って「ハレノヒライブ」のことをに〜ちゃんも言っていましたね。もちろんRa*bitsは『スタライ』はすでに何度も出演していますが、「ハレノヒSugar Wave」を披露した原作の「ハレノヒライブ」と重ねて今回の『スタライ』を観ると、より感慨深く感じます。

「フィーチャースカウト創編[1]」でも、「かわいい『紫之創』として堂々とステージに立ちたい」と話していましたよね。あのときメンバーのみんなからも「お祝い」してもらっていましたが、今まさにそれが叶っていると思いました。堂々とかわいい紫之創をやっているんです。そしてみんながそれを観て、応援している。このことにも、やはり特別な感動を覚えます。

創ラップ(最前列での)感想:いつもの想像の創くんよりも何百倍もかわいい

他方、グッズ付きVIPで、かなり前の方……というか、最前列で拝見した回が実はありました。こんなの初めてで、他のジャンルのライブや観劇でも、最前列って初めてかもしれません。

ここから見ると、他のお客さんは前にいません。創くんと自分との間には、〝柵〟とスタッフさんがいるだけです。レーザーや照明などの演出も、正直あんまり視界に入りません*6

でも、すぐそこ、ほら目の前に、創くんがいる!! いま微笑みかけてくれたの、私に?? みたいな盛大な勘違いができてしまうような距離なんです。創くんと私という、ほとんど一対一の関係で向き合うような、そんな錯覚・勘違いをして、すっかり没入して創くんを拝見することができました。

こうして目の前で見ると……しみじみ創くんって、本当にかわいい。いや、そんなこと知ってたはずなんですが。でも、こうして等身大で目の前にすると本当に、小さくて細くて、少し心配になってしまうくらい可愛らしいのです。そして、ニコニコとしながら、ウインクしたり、時々こっちを見てくれたり。また友也くんや光くん、に〜ちゃん達と目線を合わせて軽くうなづきあったり。そうやって、くるくると表情が変わり、ちょこちょこと動いてる、かわいいかわいい創くんを、じっくりと拝見することができました(ちょっと気持ち悪くなってたかも私……だから逆にこっち側は向こうからあんまり見られたくないかもですね)。

このとき思ったのは、創くんって、ほんと、私の想像のなかの創くんよりも、さらにさらにかわいかったんだな……ということです。頭の中で毎日、創くんとお話ししているつもりですが(アプリのMVやイラストももちろん毎日拝見していますが)、そのときの創くんより、この〝本当〟の、目の前で歌って動いてる創くんの方が、さらに上回ってかわいいんです。普通、頭の中の方が美化されてそうなものですが、〝実物〟の方がさらにかわいい。

こんなに表情豊かなんだ……、こんなにかわいく動くんだ……、って。そういう新発見というか、自分の中での創くんのかわいさが、さらにバージョンアップというか、再インストールされたような、そんな感じを得ました。

実物の方がかっこいいとか、かわいいとかって、確かに3次元のひとでもありますよね。創くんでも、やっぱりそれはそうなのでした。最前列で拝見したのは初めてでしたが、〝創くんがかわいすぎることを再確認した〟、このことが最大の収穫だったと思います。

4月5日の奇跡:創くんの「想い」

この「ハレノヒ」の後のMCで創くんがお話してくれたことは、とても重要だと思いました。 細かいところが少し曖昧ですが、割とはっきり覚えています。多分、こんな感じだったかと思います。

「皆さんのこれからの道行き(道のり)が晴れる(ます)ように、想いを込めて歌いました」

(創くんMC、記憶による)

私はこのMCを大阪の初日・初回で聞いたとき、創くんの「想い」とリアルの私たちとが幾重にも交差する偶然、または〝奇跡〟のようなものを感じました。

大阪初日の「4月5日」は、ちょうど「ハレノヒSugar Wave」のCD発売日だった日なのです*7。ちょうど1年前ですね。そしてこの4月5日の前後は、まさに「ハレノヒSugar Wave」が想定しているような、みんなが新生活を始める時期でもあります。

実際、もしかするとお客さんの中には、リアルに入学式、入社式などが最近あったという人もいたかもしれません。またそうじゃなくても、4月初旬は生活にいろいろな変化がありますし、皆さんきっと日常生活でいろんな事情を抱えながら、こうしてこの日のライブに集まっているんですよね。一観客に過ぎない私が言うのもなんですが、つい創くんの気持ちを想像して、そんなことをしみじみ思ってしまいました(これは、トリのTrickstar「幸せの歌」でも感じたことです──後述)。

そしてきっとそういう人たちに向けて、創くんはこの日(4/5)、皆さんのこれからの歩みを祈るような「想い」を込めて歌ってくれたんです。「おめでと今日から1年生!」って。これは本当に、奇跡のようなことだと思います。1年前はCDで、今年はライブで、創くんは「想い」を届けてくれたんですね。

4月5日の大阪公演の頃は、まだ桜が咲いている季節で、「中ふ頭」駅から会場の「インテックス大阪」に通じる道の途中にも、けっこうまだ花びらが残っていました。ちょうど1年前、このCDが出た頃に、桜並木をお散歩しながらこの曲を聴いたことを思い出しました。

そんな日に創くんは、ステージにパーっと花を咲かせるように(才能開花)、桜の傘を広げて(「傘」については後述)、みんなの幸せを祈るような「想い」を込めて、「ハレノヒ」を歌ってくれたんです。本当に、この創くんセンターの「ハレノヒSugar Wave」は、今回の『スタライ8th』にピッタリすぎるほどピッタリな曲だと思いました。

「アイドル・紫之創」の実現:ドリーム=ライブ

「みんながみんな、幸せな気持ちになってくれれば嬉しいです♪」*8

考えてみれば昔から創くんは、〝みんなの幸せ〟を願っている子でした。

「おもてなしが好きなんです」*9

彼が好きだという「おもてなし」というのも、そういうより広い意味で言えば、〝みんなの幸せを願う〟ということなのかなと思います。

紅茶を淹れてあげる。これは身近な人にできることですが、ファンの人たちのように、あまり身近にいるわけではない場合、どうしたらいいか? ということになります。

(「ハレノヒ」の原作ストーリーでは会社の「新人さん」を助けてあげていましたし、以前には小学生のファンの子にも手紙を書いてあげていましたね。でも、そういうことができる範囲にも限度があります。)

*10

それが、歌声を届けるとか、ライブをするとか、そういうことなのではないでしょうか。つまり、アイドル活動をする、ということ。それが、広い意味での創くんの「おもてなし」になるのかなと思います。この「ハレノヒ」の原作ストーリー(「出発新GO!」)以来、彼が自分の理想の「アイドル像」としてテーマに据えつつある、〝みんなに寄り添うアイドル〟というのも、この意味での「おもてなし」なのだと思います。

そして今回の『ドリームライブ』では、その創くんの理想のアイドル像(=ドリーム)が、リアルに・生で(=ライブ)、実現できたのではないかと思うのです。みんなの幸せを願う、おもてなし、寄り添う──創くんは、このリアル世界の私たちに対してもそれをしてくれた。「皆さんのこれからの道行きが晴れるように、想いを込めて歌いました」。

だから、4月から始まる『スタライ8th』で、新生活を応援する「ハレノヒ Sugar Wave」を披露してくれたことは、とっても大きな意味があると思うのです。私たちファンにとっても、「アイドル・紫之創」にとっても。

(実はすでにこれは、『7th』の「うさぎの森の音楽会」でも感じました。みんなに寄り添って、応援してくれるRa*bitsが、創くんがいました。さらに今回は、「ハレノヒ」を経て、さらにそれが展開したと言えると思います。)

桜の傘を持った天使

そして、こんな「アイドル・紫之創」って、改めて……なんですけど。やっぱり、本当に「天使」だと思うのです。──もっとも、ご本人はやっぱり依然として、ぼくは天使なんかじゃないです、って、否定してしまいそうですが(それはそれで良いのですが)。

というかそもそもの話、こういうとき私(たち)って、つい「天使」って言ってしまいますが、もちろんそれはキリスト教などの正式な意味で使っているわけではないですよね。じゃあ、どんな意味なんだろう?と思うのですが、やはり何らかの良いお知らせ(Good News、希望、福音)を届けてくれたり、いつもそばにいて励ましてくれる存在ということなのかなと思います。また、時に奇跡を起こしたりもするかもしれない*11

創くんは、みんなの幸せを願っていて、そのためにできることがあればしたいな、と思っている。そういう創くんの「想い」は、歌声やパフォーマンスになって、このライブ会場の空間全体を満たして、さらにその〝外〟まで広がっていきます。というのも創くんは、「皆さんのこれからの道行きが晴れる」ように、「想い」を込めたと言っていました。「これから」、このライブ会場から出てからも、この先もずっと、「晴れ」ますようにって。

そして私は、創くんがそう言うならそうなるかもしれない、いや、きっとそうなるのだろう、と素直に思えたのです。なぜなら、いま・ここで、創くんの夢が実現している(=ドリーム・ライブ)。だったら、私たちの夢も実現するかもしれない。そう思えるからです。

そしてこれは実際、そうなのだと思います。というのも、良いことが待っていると思って生きていたら、実際に良い気分になります。考え方も行動も前向きになります。すると結果として、本当に良いことが起きる可能性も高くなるのではないでしょうか。少なくとも私は、創くんをライブで見てから、ライブ会場を出ても、その後もやっぱり、そういう前向きな気持ちで生きていくことができています。創くんの「想い」は、ライブ会場から、ライブ会場の外へ、現実の世界へも、広がっていっていくのです。

だからやっぱり、創くんは「天使」。良い事がありますように、って祈ってくれて、この世界に希望を届けてくれる、美しくてかわいい使者なのです。

(『!!』「出発新GO!」)

創くん遠近法:小さくて大きい

とはいえ、こんなふうに偉大で立派で天使で……などと言い過ぎると、少し過剰というか、行き過ぎになってしまうかもしれませんね。というのも、創くんはやっぱり小さくて華奢な、精一杯に頑張る、成長中の一人の10代の男の子です。〝寄り添う〟っていうのも、一緒に頑張ろう、成長していこう、っていう意味でもあります。

特にこのことは、すでに少しお話ししたように、ステージにかなり近い席で見た時に強く感じました。歌って踊って喋っている目の前の創くんは、やっぱり小さくて細くて、少し心配になってしまうくらい可愛らしかった。

だからそういう意味では、これはちょっと不思議なことなのですが、創くんって、遠くの席から見た場合の方が大きく見え(偉大で、立派な存在に感じられて)、近くの席で見た場合の方が小さく見える(一生懸命にパフォーマンスする、一人の美少年だと感じられる)、と言えるのかもしれません。

そしてこの不思議な〝創くん遠近法〟は、創くんの持つ独特で不思議な魅力に関係していると思います。つまり私たちは、創くんに支えてもらっている。希望をもらっている。と同時に、私たちは創くんを守りたいし、支えたい。少なくとも私は創くんに、この真逆の気持ちをいつも同時に、また交互に抱いてしまいます。〝お兄ちゃんだけど弟キャラ〟というのも、このことですね。こういう複雑な魅力こそが、創くんの、もはや中毒性があるといってもいいくらいにハマってしまう特徴なのだと思います。

(また、付け加えておけば、もともと「イービル」な側面もあると思います。天使であり、小悪魔でもあります。)

「桜和傘」のこと

「ハレノヒ」では、小道具として「桜和傘」が登場しましたね。これも嬉しかったです。『スタライ』は、色々な制約から「傘」なしの振り付けかな、などと思っていたのですが(さすがに衣装まではなかったですけれども)。

本当に、あの桜の傘をパッと開くのは、アプリの「才能開花」演出そのものに見えます。原作「出発新GO!」のストーリーも、創くんが徐々に自分の「アイドル像」というものを意識し始めるお話で、まさに「才能開花」でしたよね。ちなみに最近、創くんの「才能開花」のボイスも変更になりましたね。「自信がついてきましたよ」から、「ぼくがなりたいアイドル」へ。こうした変更・変化も、「アイドル・紫之創」の歩みを感じさせます。その意味でも、あの「傘」がちゃんと登場してくれたことは、本当に嬉しかったです。

MCでは、光くんが「傘」をくるくる回したりしていました。すごい。UNDEADのスタンドマイクやギター、紅月の刀や錫杖など、リズリンは小道具が多いですが、確か、あのくらいの大きさの小道具を持ってパフォーマンスすることになると、新たなキャラクターが増えるのと同じくらい(?)別の工程が必要になるとか──確かそのようなお話をどこかで読んだ記憶があります。ありがたいですね……。

光くんによると、「傘」の取り扱いは、紅月の皆さんにも教えてもらったとのことでした。このエピソードは記憶の限り、アプリ本編等では出てこなかったものだと思いますが、実は私も原作イベント当時からちょっと思っていました。紅月の皆さんから何か学んだりしたこともあったのかな、と。

というのも、『!!』移行直後、リズリンに入ってから、Ra*bitsが「紅月」のライブのお手伝いをして、学ぶところが多かったとか、そんなエピソードがあったかと思います。UNDEADもあったと思いますし、そんなふうにリズリンの他のアイドルから学んでいるというようなエピソードは、特にES設立初期のエピソードやミニトーク等で割とよくあったように思います。

ちなみに完全に偶然ですが、この『スタライ』に行くために乗った新幹線に置いてある雑誌(『ひととき』)に、なんと、岐阜の「桜和傘」が載っていました!!って、ただの偶然なのですが。でも、ただの偶然にしては、かなりいい偶然ですよね。

「桜和傘」欲しいですね……けど、なかなかの¥¥¥¥¥¥……。実はレンタルを一度したことがあるのですが、実物はやはりとってもかわいかったです。ただ、紙と竹でできているので(和傘だから当然そうなのですが)、取り扱いには非常に気を遣います。傘として普通に持ち出して使えるかというと、やめた方がいいと思う。基本的には、撮影用、インテリア用になってしまうと思います。お部屋の天井の高いところに設置して、インテリアの一部みたいにしたらいいかなあ……などと、また迷う気持ちが再燃してまいりました。今回の『スタライ』きっかけで。

というか、迷うとかどうとか以前に大人気のお品で、職人さんの手作りのため1年以上待ったりしないと買えないので、迷う〜とか言ってる人はやめとけ、って感じのお品なのかもしれませんが──でも欲しい……。「アイドル・紫之創」としての「才能開花」そのものみたいな「傘」だもの。なんだかそういう諸々のことを含めて、やっぱりあのお傘、とても気になってしまいます。

桜と創くん

また「おめでと今日から1年生」と言えば、ちょうど大阪公演の頃に「ウェルカム祭2024」ということで、『あんスタ』を「はじめ」よう、「はじめ」まして、ということで、創くんが『あんスタ』「1年生」を「おもてなし」する新入生歓迎会(?)的な企画がありましたね。

(「えへへ」とか言いながら、謎の部屋(「絶対に〝推し〟ができる部屋」)に招待する創くん。ちょっと不思議でかわいかった。)

おそらくそのキャンペーンにもちなんで(?)なのでしょうか、4/1には、「恋野はじめ」ちゃん役も演じてもいました。非常にインパクトのある企画でしたが、桜並木(六叉路)に、創くん(「はじめ」ちゃん)はよく似合いましたね(この企画については、また別の機会にしっかり感想などを記したいですね。かなり遊びました)。

インテックス大阪付近)

「ハレノヒ」に加えて、春や「桜」のイメージが、創くん、増えてきましたね。元々お花が好きでそのイメージもあるので、ぴったりだと思います。

Ra*bitsパート後半の創くん

Ra*bitsの後半パートは、「サプライズ」というMCの流れにも沿って、ぴょこっとステージへせり上がりで登場しましたね。お衣装は「アルバム衣装」!! もう、これを披露してくれただけでも本当に感激です。前回『7th』とは違って、衣装チェンジがあったこと自体も嬉しかったですね。

他のユニットを見ているとおそらくあるとは思っていたのですが、やっぱり実際に登場すると、かわいくてかわいくて仕方がありません。本当に信じられないくらいかわいい。もちろん「アルバム衣装」がかわいすぎることはよくよく知っていましたが、実際にそこに〝いる〟のを見ると、本当に際限なくかわいいです……。ふわふわのうさぎ天使たち。もう最高でした。

バランスの良さ

またRa*bits後半パートの選曲も、とっても良かったですよね。「メルティ♡キッチン」は、『!』の代表的な曲で、これこれ!というようないかにもRa*bitsらしい、まさにRa*bitsならではの甘々のかわいさを存分に味わせてくれました。

そして「ヒカリスペクトル」は、ちょっとこれまでのRa*bitsとは違った「いま」のRa*bitsを見せてくれます。これまでのRa*bitsと、これからのRa*bits。過去から未来へと続く彼らの道行きを表現していて、非常にバランスの良い選曲でした。「〝ここ〟が、アイドル・紫之創の現在地です」という、「出発新GO!」での創くんのセリフを思い出しました。

「メルティ♡キッチン」の創くん

チョコMC

そういえば、私が見たある回では、ニキくんが美味しそうな匂いがしてきましたよ?というようなことを言いながら、この曲に繋げていました。比較的最近のスカウト「恋こい喫茶」でも、桃李くんに加えて、ニキくん、創くんも登場し、バレンタインのお菓子を作ったり、カフェシナモンに集まったりしていましたね。ちょっとそれを思い出しました。カフェシナモンには創くん考案の「しののんブレンド」がありますし、また別の機会に創くんは、ニキくんの作ったピザを食べていると思います(『!』アイドルストーリー。ニキくん自身は登場せず)。何気にニキくんと創くんは食べ物つながり(?)が若干ありますね。

それからまた、私が見た別の回のMCでは、HiMERUさんがずいぶん色っぽく、アダルトな雰囲気で「チョコレート」のことを「チョコレート」と言わずに紹介していて……彼なりにサプライズしてくれてるのかなと思うのですが……。なんだか、ある意味でちょっとHiMERUさんもかわいかったですね。その意味で、案外Ra*bitsと合う(?)のかもしれません。直前までの、光くんとのやりとりも面白かったですし。

その際、光くんがとっても楽しそうにステージを走り回っていたのがすごくかわいかったのですが、これも少し新鮮な気持ちで拝見しました。光くんが元気いっぱいでいつも「ダッシュ」しているのはもちろんよく知っていますが、改めてこうして間近で見てみると、そっか、光くんって本当にあんなにいつも元気なんだ〜と、改めて具体的に再認識しました。

創くんがかつて、光くんとはユニットにならなかったらあんまり仲良くならなかったかもしれない、だけどこうやって仲良くなれてよかった、といったことをお話ししていたのを思い出します*12

きっと、この光くんの無限に溢れるような前向きなパワーは、かつてのちょっと引っ込み思案だった創くんにも間違いなくプラスの影響を与えていると思います。創くんの成長に欠かせない、大切な仲間なのだと思います。

バンドのイントロでワクワク

「メルティ♡キッチン」のイントロがバンド演奏ということもあってか、ちょっといつもと違うアレンジでしたね。新鮮で良かったです。ちょっとだけサプライズ感を出すために、少し変えたのかもしれません。登場の仕方もドキドキで、何の曲?もしかして?という感じで、期待感にワクワクしました。

光くんも、どの曲をやるかは内緒だけど、「びっくりしてひっくり返っちゃうくらいドキドキするステージ」と言ってましたが(『パンフ』50頁)、これのことかな。

衣装と曲

それにしても、「アルバム衣装」でパフォーマンスする「メルティ♡キッチン」*13は、もう罪なほどかわいいですね。なにか罪悪感すら感じる(なぜか)。

「うさぎになっちゃうんです〜」と歌詞にあるように、お耳やしっぽのあるこの「アルバム衣装」のかわいさを存分に披露できるという点でも、「メルティ〜」はぴったりの選曲でしたね。

「ぴょんぴょん」とお耳を強調する振り付けや、「お尻のまんまるしっぽがチャームポイントです」と「しっぽ」をフリフリしたり。もうかわいすぎて、普通に悲鳴が上がってしまいます。もう本当にうさぎさんになったのかな?というようなかわいさでした。

というか、そもそも背中の羽根も、ウサミミもしっぽも、〝見えて〟ましたよね。今までもずっと。こういう衣装じゃなくても。Ra*bitsのみんなは、そもそもがうさぎ天使なので、お耳も、しっぽも、羽根も、もともと確かにありました。少なくとも私には〝見えて〟いた。なので、今まで〝見えて〟いたものが具現化した、夢が叶った──そんな衣装だなと、改めて思いました。

──またちなみに言えば、先日のシャッフルイベント「囁くイービルTELEPHONE」の小悪魔・創くんも、もともと前から〝見えて〟いましたよね。それとは示されてなくとも、それはあった。ちっちゃいキバも〝見えて〟いたんですよ。なので、発表されたときは、あ、また具現化しちゃったな、と思いました。

もはやキューピーさん

もう言うなれば、キューピーさんみたいでした。──キューピーさん自体がかわいいものなのかなんなのか、というかあれ自体の意味がよくわからないところはあるのですが。

ただ、本当にキューピーさんみたいなかわいさでした。なんかもう、Ra*bitsってそういう普遍的なかわいさに到達しつつあるのではないでしょうか。

たとえば、後ろ向きでみんなが重なってぴょこぴょこと、まるでRa*bitsマトリョーシカみたいに増えていくような振り付けもかわいかったですよね。Ra*bitsって、みんなちっちゃめでかわいいながらにも身長差があって、そこがマトリョーシカなんですよね(かわいいです。しかも、一番ちっちゃいなずながお兄ちゃんというのもかわいい。どうしてそんなかわいいこと思いついた)。

そのとき、手をアヒル(?)みたいに下に伸ばしたポーズで、ぴょこぴょこっと動く様子が、背中に羽もついていて、本当にキューピーさんみたいでした。

ちょうど、「キューピー3分クッキング」のオープニングで、ポコポコって、キューピーさんや野菜やしゃもじなどが出てきてキッチンで動き回る、あの立体アニメーションみたいなかわいさなんです。ああいうのって、なんて言うんでしょう? あんなふうに小さくて楽しいものたちが出てきて、忙しく動き回るさま、そのかわいさって。Ra*bitsのかわいさって、そういうところがあると改めて思いました。

そういえば、「メルティ♡キッチン」はチョコレートをクッキングするから、まさにキューピーさんのクッキングみたいですよね(?)。

ちなみに「ハレノヒ」でも、例えばみんなが「ぐんぐん」って言いながら、手足を伸ばして行列を作って歩いてくるような振り付けがあって、これもキューピーさんの立体アニメみたいでかわいい、と思っています。

「ヒカリスペクトル」の創くん

そして「アルバム衣装」といえば、やっぱり「ヒカリスペクトル」*14ですよね。最後は「いこう」と、これからの未来への希望でRa*bitsパートは終わりました。

この曲も、やっぱりちょっといつもと違うバンドのアレンジで聴けるのもいいですね。また2番以降のダンスを見たことなかったから新鮮です。

「多少の痛みは ほら」

私の見た回では、Ra*bitsのオンライン会議風トークを見ることができましたが、好きな歌は?という話題で、「ヒカリスペクトル」の歌詞の話になりました。

そこで創くんは、「多少の痛みは ほら」の歌詞がいいなと思う、とお話ししていました。痛みを通り過ぎる、そんな経験を踏まえて、みなさんの気持ちに寄り添えるRa*bitsになれると思うんです、といったようなことをお話ししていました。

本当に良いことを言いますよね。「多少の痛みは ほら」は、創くんがソロで歌うパートでもあります。

「痛み」、そして「通り過ぎていく」。これは本当に創くんなんです。Ra*bitsでもあるんですけど。「出発新GO!」のストーリーの「夢」の場面などを踏まえると、特にそうです。もう「通り過ぎ」ることができたんですよね。そして、理想の「アイドル像」に向けて、創くんは歩み出している。

また、あの部分の創くんの振り付けが本当にかわいいんです。以前にも、『アルバム「TRIP」』の感想でも書いたと思いますが、何か〝おまじない〟のように、手をグッパー(ないしパッグー)する振り付けで、本当にかわいかったです。

ライブ会場で直接、創くんにおまじない(勝手に私がそう言ってるだけですが)してもらったので、きっと私も「通り過ぎる」ことができる、と思えました。もしこれから何か「痛み」があったとしても。

「いこう」:ペンライトの青空

創くんは、会場がペンライトで水色に染まる景色が、「なんて綺麗なんだろうって、胸がいっぱいになる」と言っていました(『パンフ』50頁)。本当に、なんて心が綺麗な子なんだろう、と思います。外見も心も綺麗で、本当に真の意味で〝美少年〟ですよね。創くんって。だから大好きですし、とっても尊い存在だと思います。

その水色のペンライトの広がる景色は、に〜ちゃんは「綺麗な青空みたい」だとも言っていました(『パンフ』50頁)。『アルバム』も、Ra*bitsの「TRIP」は、「空」(宙)の旅というテーマでしたよね。

「ヒカリスペクトル」では、飛行機の真似をするような振り付けがありますが、まさにRa*bitsがこのペンライトの青空を飛んでいるみたいでしたね。「空を飛んでるみたいな気分」(光くん、『パンフ』50頁)。歌詞も、光を追いかけて青空を翔けていくような内容の歌詞ですし、「アルバム衣装」には羽根も生えていて、まさにうさぎ天使たちが、綺麗な青空を飛んでいくシーンを見ているようでした。

最後に「いこう」「いこう」とみんなで歌う部分は、そんな「青空」へと羽ばたくように、これからRa*bitsがアイドルとして色々なことにチャレンジして、前に進んでいこう、さらに飛躍していこう、という勇気や決意を感じます。全員で順番に手のひらを差し出して、円陣を組むような振り付けもありますよね。ここで私たち観客は、羽ばたいていく彼らを見守って、見送るような気持ちになります。

けれどもまた同時に、この「いこう」というのは、日本語の面白いところで、一緒に行こうよ、という誘いの意味でも捉えられます。助詞「う」は、意思だけではなくて、勧誘の意味もある。割とそのあたりを曖昧にして使えるのが、日本語の面白いところじゃないかなと思います。

なので、Ra*bitsが「いこう」というとき、ぼくたちも前に進んでいくし(意思)、また、観客・ファンのみんなも、一緒に進んで行こうね、頑張ろうね(勧誘)、というように、ダブルの意味合いが込められている。こうしたメッセージは、一緒に寄り添うという創くんの「アイドル像」や、「ハレノヒ」のテーマにも通じますね。なので観客は、単に彼らを見守るだけでなく、自分たちも一緒になって、毎日の生活の中で頑張っていこう、チャレンジしていこうという気持ちにもなるのです。

最後に「いこう」「いこう」と歌ってから、メンバーがかわるがわるに手のひらを差し出して重ね合わせる〝エイエイ、オー!〟のような振り付けは、Ra*bitsの仲良しなところが輝いていて、非常に尊くて感涙ものなのですが、今回、最前列で見ることができた回では、見ている私もペンライトをRa*bitsたちの方に向けて差し出して(前は柵しかないからね)、勝手ながら、その重ね合わせた手のひらの円陣(?)に加わることができました。

私も創くんたちと一緒に「いこう」。これからも創くん・Ra*bitsを追いかけて応援していこう。また、一緒に自分の人生を頑張っていこう。そういう意味で、これからもうさぎ天使たちと一緒に、青空の旅(TRIP)をしよう、と思いました。

アンコール、MC、アナウンス等の創くん

「BRAND NEW STARS!!」

Tシャツがかわいいんですよね。創くんは、何を着ていても似合うしかわいいから。特にシンプルな服装の方が、創くんの素材としての良さが輝くとも言えます。かわいかった。特に今回のTシャツは、『プレセペ・キャンサー』で春の色ということなのか、綺麗なピンク色が使われていてかわいかったです*15

この曲では、今回、創くんとアドニスくんとが2人でパフォーマンスする場面がありました。「ドーリーナイト」等でも交流があったこの2人は、どちらも知的で優しくて、また美しくて、大好きです。

そういえば、アドニスくんはこのツアー名になっている星座・星団のことを少し調べたようです(『パンフ』40頁)。さすがですね。やっぱりまた「図書室」に行ったのかもしれません。アドニスくんはきちんと本で調べそうです。これは全くの想像ですが、もしかすると、図書委員の創くんと「図書室」で、このツアー名の星座・星団のことをお話ししたりしているかもしれませんね。創くんはもともと、星座・星団にも詳しそうですし、おすすめの本も知っていそうです。

「BRAND NEW STARS!!」は歌詞も表示されていましたが、もうそらで歌えてしまいますね。本当に素敵な歌です。「ひとりひとりが輝ける場所」。『スタライ』では、いろんなタイプのアイドルが出てきて、みんな輝いてましたよね。なんてピッタリな歌詞なんだろうと思いました。また見ている観客の私たちも、たぶん喜びで輝いていたと思います。『公式パンフレット』では「星団」の解説もありましたが、まさに春の星団ですね。お互いの重力(魅力)で引かれ(惹かれ)あって、ここに集まっている仲間ということでしょうか。

創くんとお兄さんたち

私が見た回では、創くんが燐音さんと一緒にMCをしていました。ペンライトのゲームにかわいい名前をつけるのは、以前から創くんが『スタライ』でやりがちですね。なんか、名前つけたがりなのかな……かわいい。この二人、原作では「ピザ」をめぐってのちょっと謎な(?)会話が記憶に残っています(『!!』アイドルストーリー)。「まじめくん」というあだ名が付いたのもこのときだったかと思います。

また私が見た別の回では、創くんが薫くんと一緒に、開演前アナウンスを担当していました。この2人も割と昔から、けっこう交流がありますよね。創くんは、かっこいいお兄さんとして薫くんにやや憧れている部分も若干あります。

今回は、薫くんみたいにちょいキザなセリフ言っちゃいなよ?的なことを言われて、やるという……。「僕だけをずっとみていてください」といったようなことを言って(言わされて)いたと思います(記憶)。かわいい。創くんのこういう〝セリフを言わされる〟系のパターンは、もう間違いないです。確実にかわいい。(あと普通にときめく。言われたい。言われなくてもずっと見ていますけど。)

イチオシTRIP!! in 大阪(妄想):海遊館、道頓堀、USJ……

私が見た回で、お見送りのナレーションは「紅月」が印象的でした。大阪の最終回で、颯馬くんが遠慮がちに、紅月のみんなで明日、水族館(「海遊館」のことと思われる)に行きたい、と言い出します。明日は休みにしてあるぞ、と蓮巳敬人さん。お客さんもみんな連れて行きたいところだが、もし明日俺たちを見掛けても秘密にしておいてほしい、と。紅月ファンなら、もし次の日に用事がなかったら本当に「海遊館」に行きたくなりますね。紅月がいるかもしれないし。

そしてここで思ったのは、もしかしたらRa*bitsも明日はお休みにしてあって、どこか大阪で観光しているかも?ということです。全然あり得ますよね。だから、次の日がお休みだったら、もしかすると大阪のこんなところにRa*bitsがいるかも?と想像しながら観光して過ごすのも楽しいだろうなと思いました。

まるで「イチオシTRIP!!」の企画みたいです。あの企画では、「大阪」は出てこなかったかと思いますが、〝セルフ妄想イチオシTRIP!! in 大阪〟ということで、考えてみるのも楽しそうです。紅月が「海遊館」なら、Ra*bitsだとどこかなあ?

実際にあった名古屋の「イチオシTRIP!!」の感じだと、Ra*bitsはやっぱり修学旅行っぽいところへ行きそうかなと思います(商店街食べ歩き、うさぎの神社、名物の喫茶店など)。大阪ならやっぱり、道頓堀とか、天神橋筋商店街とか、そんなところに行きそう。食べ歩きというか、食い倒れですね。大阪にうさぎ系パワースポットはあったかな……確か、うさぎの像があちこちに置いてある有名な神社があったような気がします。

でも、普通にみんなで「USJ」なんかに行くのもかわいいでしょうねえ。Ra*bitsで遊園地に行くエピソードは原作でも何度かあって(制服で行ったこともありましたよね)、とってもかわいかったので。見たい。また創くんは芸術にも関心があるだろうから、「太陽の塔」(「万博記念公園」)なんかも案外興味を持つかもしれません。(またこの同じ名前のカフェにも興味を持つかもしれません。)

もちろん大阪とは限らず、京都、神戸、奈良などにも足を伸ばしているかもしれませんが。そうなるとまた妄想の幅は広がります。楽しい。

『公式パンフレット』の創くん

レーニング、体力作りの話

創くんは最近、いばにゃんと体幹レーニングをしているというお話しがありました(『パンフ』49頁)。「トランポリン」している様子、見たい!(見たい!) 絶対かわいい。ぴょんぴょん。

また、光くん筆頭に、Ra*bitsのみんなで、ジョギングやトレーニングをすることが多いとも話していましたね(『パンフ』50頁)。

「ぼくはあまり体力があるほうじゃなくて、激しいダンスのあとはすぐ息が切れちゃうんです。これじゃいけないなと思っていたので、良い機会だなって。」

(『パンフ』50頁)

がんばる創くんは、えらいしかわいいです。やっぱり創くんってけっこう最近、体を鍛えてるんですね。すでにちらほら、そんなエピソードも出ていましたが。知りたかった情報です。……なんか私、ずっと創くんの体力、体型の情報に関心を持ち続けています。ダンスもあるし体力作りを頑張って欲しいけど、あんまりムキムキにもなってほしくなくて、やっぱり同時に、どこかちょっと運動が苦手で華奢な創くんもかわいいよ、と思ってしまう。「すぐ息が切れちゃう」(=かわいい)から、「これじゃいけないなと思って」頑張っている(=えらい)という、この今の状態はすごく(私的には)良いですね。えらいし、かわいいです。

このRa*bits自主トレには、アドニスくんも参加してくれているらしいですね(『パンフ』50頁)。『あんトレ』みたいです。アドニスくん、ちょっとトレーニングを指導したりもしてくれてそうです。ちなみに私も『あんトレ』するときは、メインのトレーナーはいつもアドニスくんです(ただ最近やってない……やろう)。優しいし、頼れそう。スタンプカードのメッセージがかわいい。

それにしてもRa*bitsのジョギングの光景は、もう絶対かわいいですよね。みんなから声をかけれたり、パンをもらったとか光くんも言っているように(『パンフ』50頁)、かわいいし頑張ってるし、絶対応援したくなりそうです。

スーツケースを買った話

創くん、スーツケースを買ったとか(『パンフ』49頁)。「ちょっぴり大人になった気分」と言っていて、かわいいです。創くん的にスーツケースは「大人」なんですね。かわいい。

創くん、どんなスーツケースを買ったのかな。見てみたいですね。Ra*bitsの色とかでしょうか。好きな色はラベンダーの色か、ピンクだと思うのでそれかもしれない。(でも普通に、黒とか、焦茶色とかを選びそうでもある。)

(ちなみに私、個人的にずっと、Ra*bitsの色か、ラベンダーの色みたいな綺麗な淡い感じの色のスーツケースが欲しくて、いつも使っているスーツケースのメーカーからそのあたりの色が出るのをじっと待ってます。なかなか出ない。)

新しい発見がある話

『スタライ』では、いつも新しい発見があります。新しい創くんの魅力が見つかる。すでにあれこれと書いてきた通りです。そしてこうしたことは、創くんも同じだったんですね。

「ステージを重ねるたびに、新しい発見があるんですよ」(『パンフ』49頁)。

創くんって、感受性が豊かだと思うから、いつもいろんなものを感じ取っているんだろうなあと思います。星やお花。なんでもない景色にも、新しい発見、綺麗なもの、素敵なものを見つけているのだと思います。『アルバム「TRIP」』のソロ曲「ボクスケッチ」も、そんな創くんの日々を歌っていましたね。創くんの目を通して見つけた色々な素敵なものを描いているのでしょう。

リズリンの話

リズリンの仲の良さも『パンフレット』から伺えますね。今回は事務所縛りではないにも関わらずリズリンが揃っています(『パンフ』58頁)。『7th』、『8th』と続けて揃って。リズリンで「決起集会」もしたとか(『パンフ』50頁)。

紅月のインタビューでは、前回の『7th』に関して、Ra*bitsのステージに言及してくださっていますね(『パンフ』58頁)。また、打ち合わせのときに創くんのお腹が減ってしまい、蓮巳先輩がお煎餅をくれたというお話しもかわいかったです(『パンフ』49頁)。創くん、たまにこういう〝お腹が鳴って恥ずかしい〟エピソードがありますね(かわいいです…創くんのお腹の音聞きたい…)。育ち盛りで細いから、食べ物をあげたくなります。

他のユニット(一部)

以上、ほぼRa*bitsというか、創くんのことばかりお話ししましたが、もちろん他の皆さんもとっても素敵でした。

リズリンだと、やっぱりUNDEADは相変わらず、すごくかっこいいですね。大神くんのギターのところは、バンドのギタリストさんの演奏もすごかった。生演奏の迫力が一番味わえたユニットじゃないかなと思います。特に最前列で見られた回では、すぐ目の前で大神くん&ギタリストさんが演奏されているので、なかなかの迫力がありました。あんまりロックミュージシャンのライブ等に参加することってないので、こういう感じなんだな〜と。かっこいいですね。

MaM「HELLO, NEW YEAR!」

今回、思いっきり楽しめたのは、MaMの「HELLO, NEW YEAR!」でした。

めちゃめちゃ盛り上がった。テンション爆上がりでした。とっても良い曲ですし、まさに『スタライ』というお祭りにはぴったりです。この曲が来る順番も、すごくちょうどいいタイミングでした。もう、2回目以降の鑑賞では、次この曲がくる!って思うだけで、ワクワクとテンションが上がるようになってました。

あとは、なんと言ってもこの曲のバックダンサーたち。光くん、アドニスくん、明星先輩が登場しましたね。これもサプライズでした。お揃いのTシャツ衣装もかわいかったですね。

確かにこの曲は元のアプリのMVでもバックダンサーがいるので、『スタライ』ではどうなるのかな?と思いながら初回は聴いていました。そしたら、ぴょこっとあの3人が飛び出してきて、サプライズでしたね。

彼ら3人がバックダンサーになった経緯には、もしかするとRa*bitsの「トレーニング」とも関係があるかもしれません。この「トレーニング」には、アドニスくんが時々参加してくれているらしく、さらに他の人たちも顔を出すことがあるようです(『パンフ』50頁)。明星先輩も一緒に走ってくれたこともあるようです(『パンフ』50頁)。そしてまた、Ra*bitsのジョギングに三毛縞斑さんも遭遇したとか、そんなお話もありました(『パンフ』67頁)。こうした中でなんとなく、光くん、アドちゃん先輩、明星先輩で、MaMのバックダンサーをする話が出てきたのかもしれません。

ただ、もともとはアドニスくんが斑さんにサークル活動時に「困ったことがあれば言って欲しい」と声をかけたことがあったそうですから(『パンフ』68頁)、これが発端でしょうね。公演のMCでも、また必要があったら言ってくれ、とアドニスくんは声をかけていました。優しい。

Trickstar「幸せの歌」

トリの「幸せの歌」。感動しました。最初に見た時は、いつの間にやら号泣でした。順番的に、Trickstarが最後なのかなと思ってはいましたが、こういうことだったんですね。

歌詞が表示されていましたが、もうその全てがここにいるみんなにとっての歌にも聞こえました。『スタライ』の今この場が、とっても大事な奇跡的な瞬間なんだなと思えます。生演奏なので、毎回新しいですし、もちろん集まっている人たちも違うし、どの席で見るかも毎回違う。本当に、今しかない瞬間なんですよね。

こういうのって、いつも思うのですが、アプリゲームのアイドルだからこそより尊く感じます。アプリのMVはどこでもいつでも何回でも見られるし、〝今・ここ〟という実在・実存、リアルさが希薄になりがちですよね。でもやっぱり『スタライ』にくると、創くんたちは、〝今・ここ〟を生きているんだと思えます。創くんたちの〝今・ここ〟が、リアルの私たちの〝今・ここ〟と交わる。そういう特別な、本当に奇跡みたいな瞬間なんだなあ、って思います。

それと、ああ、創くんが憧れたTrickstarの「明星先輩」って、こういうことか〜と、改めて体感的に納得した気がしました。もちろん、お話の設定としては知っていましたし、明星先輩に創くんが憧れる気持ちは普通によくわかっていたつもりです。特に初期の恥ずかしがり屋の創くんからしたら、元気で明るくて積極的で、大きな声で堂々と歌っている「明星先輩」は、かっこいいんだろうな、あんなふうになりたいと憧れるだろうなと思います。しかもその憧れの先輩が、「しののん、しののん」って優しく声をかけてくれて、褒めてくれるんです。嬉しいに決まってる。

ただ、今回は改めて、私自身が体感として、こういうことか〜と、深く納得した感じがしたんです。歌詞にもあったけど、本当に、青春、若さ、今しかないキラキラとした輝き。そういうものがぎゅ〜っと凝縮されたステージでした。Trickstarってすごい。本当に、そう思ったのです。

創くんも、明星先輩のようになりたいと時折言っていますが、そのことを再びここで思い出しました。やり方や方向性は違うかもしれないけれども、今回の『スタライ』では、創くんも「ぼくがなりたいアイドルに、ちょっとでも近づけた」(創くん才能開花ボイス)のかもしれません。私が勝手に言うのもなんですけど、つい創くんの気持ちを想像して、そんなことを思ってしまいました。

その他、全体

家に帰ってから、しばらくずっと『スタライ』が終わってないような気分で過ごしていました。

創くんがいつも言っているあれですね。舞い上がっちゃって、まだふわふわしてます、っていう(『Music』ライブ後のボイス)。まさにふわふわと、その世界の中にまだいるような気分が続きます。すごく多くのものを受け取ったので、頭が処理するのにも時間がかかるのかもしれません。

家にいるときは前回、前々回に創くんが出演した『スタライ』のBDを繰り返し見て過ごしたり。『スタライ8th』の曲のプレイリストを作って聴いたり。

しばらくはお部屋や机の周りがペンライトやグッズで散らかっていたのですが、この散らかっている状態も幸せでした。ペンライトがゴロゴロと置いてあって、まだライブの中にいるような気分。これを片付けるのもなんだか嫌で、作業しないといけないのに片付けたくないな〜と思ってしばらく過ごしていました。片付けたらライブが終わってしまう、というような気がして。まあ、結局片付けたのですが。ペンライトを4本ずつ立てて飾るのにちょうどいいアクリルスタンドを見つけたので、いい感じに飾ってます。

本当に良かった。幸せでした。小さいRa*bitsが大きな癒しと幸せをお届けするよ、とに〜ちゃんが言っていましたが(『パンフ』50頁)、本当にその通りでした。

(幕張のホテルにイービルTelephone(白)みたいな電話があった。契約。)

余談:3次元アイドルのライブとの比較

実は大阪公演にとても近い日程で、別の3次元のアイドルのライブ(イベント)にも行く機会がありました。これはまったくの個人的な体験ではありますが、つい重ねて見てしまう部分がありました。もちろん両者は何の直接の関係もなく、そもそも全く違うものなのですが。ただ、両方ともアイドルで、両方とも美しくて可愛くて、両方とも私が応援しているという以外、特段の共通点はないと思います。

アイドルのライブに行く醍醐味というのは、やっぱり、いつも写真や画面、音源などでしか触れていない存在を、この目で見て、そこに本当に実在していることを確かめることができる、ということが一つにはあると思います。

特に、私が応援しに行った方は、あまりに美しいために2次元なのかな?実在しているのかな?と思ってしまいそうなほどの方だったのですが、やっぱり確かにそこにいらっしゃいました。その人の〝奥行き〟のようなものがやっぱりライブに行くとわかるんです。当たり前といえば当たり前のことなのですが。ちょっと斜め横から見たらこんな体格なんだ、ちょっとした瞬間にもこんなふうに手を振ってくれたりするんだ、といったように、同じ空間で、そこに実在しているからこその細かな発見がたくさんありました*16

翻って『スタライ』でも、いろいろな工夫をすることで、かなりの程度、そういうアイドルのライブというものを実現できていると思いました。創くんも、2次元なのかな?(というか2次元ではあるのですが)と思って『スタライ』に行ってみれば、やっぱりそこにいる!という実在感が得られました。細かく時々こっちを見てくれたり、手を振ったり。やっぱりこんなに華奢なんだな、とか、いろいろなリアルな細かな発見があります。

少しステージから距離のある席のときに、今回初めて『スタライ』でオペラグラスを使ってみたんですが、結構いいなと思いました。オペグラで覗き込む体験ができるということ自体が、本当にアイドルのライブに来てるっていう感じがするし、いつもはスマホの画面ですぐ近くで見ているはずなのに、ここではオペグラで見ないといけない距離にいるという、その〝距離〟を楽しむことができます。本当のアイドルならそうですからね。

それに、前から思っているんですけど(本にも少し書いたのですが)、「SPP」って、オペグラでのぞきこんだときの感覚に似ています。周りがキラキラボヤ〜ってするのもレンズ越しの感じがするし、オペラグラスで覗き込んでいるときって、なんだか周りの人が消えて、急にアイドルと2人きりのような錯覚というか、勘違いというか、妄想というか……一瞬、そういうものに浸れると思うのです。つまり、スタライ+オペラグラスは、リアルSPPでした(?)。