人間の筋肉について知ろう!第1弾「股関節」 (original) (raw)
今回は、人間の筋肉について紹介していこうと思います。
自分の身体の構造や動きについて知ることで、普段の日常生活がまた違ったように見えると思いますので、ぜひ最後までご覧ください!
記念すべき第1弾は「股関節」をテーマとします。それでは、早速紹介していきます。
○股関節屈曲
•腸骨筋
<起始>
腸骨の上縁および内面(腸骨窩)
<停止>
大腰筋の内側(大部分)
筋裂孔を経て、大腿骨の小転子(一部)
<支配神経>
腰神経叢の筋枝(L2、L3、L4)
•大腰筋
<起始>
浅頭 第12胸椎~第4腰椎の椎体および肋骨突起
深頭 全ての腰椎の肋骨突起
<停止>
筋裂孔を経て、大腿骨の小転子
<支配神経>
腰神経叢の筋枝((T12)、L1~L3、(L4))
○股関節屈曲、外転および膝関節屈曲位での外旋
•縫工筋
<起始>
上前腸骨棘のすぐ下方
<停止>
脛骨粗面の内側
<支配神経>
大腿神経(L2、L3)
○股関節外転
•中殿筋
<起始>
腸骨翼の外側で前殿筋線と後殿筋線の間
腸骨稜の外唇および殿筋膜
<停止>
大転子尖端の外側面
<支配神経>
上殿神経(L4、L5、S1、(S2))
•小殿筋
<起始>
腸骨翼の外面で前殿筋線と下殿筋線の間で下方(下殿筋線)
<停止>
大転子の内側面
<支配神経>
上殿神経(L4、L5、S1)
○股関節屈曲位からの外転
•大腿筋膜張筋
<起始>
上前腸骨棘
<停止>
脛骨の外側顆
<支配神経>
上殿神経(L4、L5、S1、(S2))
○股関節伸展
•大殿筋
<起始>
腸骨翼の外面で後殿筋線の後方
仙骨および尾骨の外側縁、胸腰筋膜、仙結節靭帯
<停止>
浅層 大腿筋膜の外側部で腸脛靭帯
深層 大腿骨の殿筋粗面
<支配神経>
下殿神経(L4、L5、S1、S2)
•大腿二頭筋(長頭)
<起始>
坐骨結節の後面
<停止>
腓骨頭、下腿筋膜、一部は脛骨の外側顆
<支配神経>
脛骨神経(L5、S1、S2)
•半膜様筋
<起始>
坐骨結節
<停止>
脛骨の内側顆、斜膝窩靭帯、下腿筋膜、半膜様筋はがそくのうち半腱様筋に覆われている
<支配神経>
脛骨神経(L4、L5、S1、S2)
•半腱様筋
<起始>
坐骨結節の内側面
<停止>
薄筋停止部の後下方
<支配神経>
脛骨神経(L4、L5、S1、S2)
○股関節内旋
•小殿筋
<起始>
腸骨翼の外面で前殿筋線と下殿筋線の間の下方(下殿筋線)
<停止>
大転子の内側面
<支配神経>
上殿神経(L4、L5、S1)
•大腿筋膜張筋
<起始>
上前腸骨棘
<停止>
脛骨の外側顆
<支配神経>
上殿神経(L4、L5、S1、(S2))
•中殿筋
<起始>
腸骨翼の外側で前殿筋線と後殿筋線の間
腸骨稜の外唇および殿筋膜
<停止>
大転子尖端の外側面
<支配神経>
上殿神経(L4、L5、S1、(S2))
○股関節外旋
•外閉鎖筋
<起始>
寛骨外面の閉鎖孔縁および閉鎖膜
<停止>
転子窩
<支配神経>
閉鎖神経(L3、L4)
•内閉鎖筋
<起始>
寛骨の内面(弓状線の下)で閉鎖管をふさぐ閉鎖膜とその周囲
<停止>
大腿骨の転子窩
<支配神経>
仙骨神経叢(L5、S1、S2、(S3))
•大腿方形筋
<起始>
坐骨結節
<停止>
大転子の下部および転子間稜
<支配神経>
仙骨神経叢(L4、L5、S1)
•梨状筋
<起始>
<停止>
大転子の上縁
<支配神経>
仙骨神経叢(L5、S1、S2)
•上双子筋
<起始>
坐骨棘
<停止>
内閉鎖筋の腱
<支配神経>
仙骨神経叢(L4、L5、S1)
•下双子筋
<起始>
坐骨結節
<停止>
内閉鎖筋の腱
<支配神経>
仙骨神経叢(L4、L5、S1)
•大殿筋
<起始>
腸骨翼の外面で後殿筋線の後方
仙骨および尾骨の外側縁、胸腰筋膜、仙結節靭帯
<停止>
浅層 大腿筋膜の外側部で腸脛靭帯
深層 大腿骨の殿筋粗面
<支配神経>
下殿神経(L4、L5、S1、S2)
○股関節内転
•恥骨筋
<起始>
恥骨上枝 恥骨櫛 恥骨靭帯
<停止>
大腿骨の恥骨筋線
<支配神経>
閉鎖神経、大腿神経(L2、L3)
•薄筋
<起始>
恥骨結合の外側縁
<停止>
脛骨の上縁で縫工筋の停止部の後方
<支配神経>
閉鎖神経(L2、L3、L4)
•長内転筋
<起始>
恥骨結合と恥骨結節の下方
<停止>
大腿骨の恥骨筋線
<支配神経>
閉鎖神経、大腿神経(L2、L3)
•短内転筋
<起始>
恥骨結合と恥骨結節の間
<停止>
大腿骨の粗線の内側唇の上1/3
<支配神経>
閉鎖神経(L2、L3)
•大内転筋
<起始>
坐骨下枝の前面 坐骨結節の下面
<停止>
大腿骨の粗線の内側唇
小転子から内側上顆
<支配神経>
閉鎖神経(L2、L3、L4)
脛骨神経←しばしば
以上です。
それでは、また。