敷布団を新調したことなど (original) (raw)

腰痛持ちではあるが、整形外科に駆け込むほど痛かったのは過去の事で運動とストレッチなどで驚くほど改善したのであるが、まだ寝起きに痛いのは敷布団がヘタって腰に負荷がかかっているのだろうと敷布団を新調した。

46歳の今まで布団なるものは「家にあるものを使う」のが当たり前で、おばあちゃんの代からたくさんあるのだが、綿がヘタって外袋が破れて詰まっている綿に腰の部分の形の穴が出来て、そのまま3ヶ月以上過ごした。

だが、いまやネットでいつでも買えるというのが困りもので、ニトリならニトリで買うというので選択肢がひとつなのだが、ネットには出物も多くどれが当たりでハズレが無いか、価格帯はどうというところがサッパリ分からないのである。

それで目を付けていたのが化繊メーカー帝人あたりの成長企業だろうと2~3万円の布団もある中で8000円くらいの商品に目を付けていたのだが、3ヶ月過ぎてまた見ると目当ての商品が6800円で2000円台の出物もあった。

しかし6800円をポチクリしてから「さっきの安かったな」ともういちど見ると同じものと思われるものが3000円台となっており、見間違いってことは無いけどネットの出物の値段の変わるのの何と早い事か。結局アイリスオーヤマを買った。

見るからにボロい布団が新しくなっただけで部屋の雰囲気は変わったが、写真にするとやっぱり枕と掛布団がヘボい。そこは気にしないでくれ(弱点)

布団が来るまで、会社を退職してからの6年間を思っていた。6年というと小学校全期間とか、中高卒業に匹敵すっる。テレビゲームが好きで中二で出会ったストIIをまだ遊んでいるわけで6年どころか30年でも俺に変わりは無いのかもだが、反対にだから30年を短く思うだけで、色々なことを勉強したら中一と高三が違うように、6年というのは人が何らかの変化を見せるに十分な期間であるなと。

中高の不勉強と来たら、特に高校など置き勉と言って通学の荷物が重いからと教科書を学校の机の引き出しに入れっぱなしの始末。まあでも教科書はパラパラと全部読んで「コレが何になるんだろうな」という感覚と、世界史などは反対に時間を超えて世界征服するくらいの気構えで臨んだし、数学は評価はされなかったが、いちばん勉強時間を割いた科目だった気がする。じゃあ置き勉してた教科書って何だろうとなって、最近はパソコン机の引き出しにいつからか失くした地図帳など入れているが、緯度経度ではほとんど同じになる北海道を石狩、小樽、室蘭、苫小牧に分類するのとか小学校でも覚えりゃできるが、俺の中で北海道は北海道でしか無かったのが、まとまった北海道のうち西側に都市が集中して、それも地形的に港湾になっているところだろうとか、他にはメキシコシティだと思っていたところがネツァワルコヨトルだったりするのよ。

このへん、高校の世界史は蘭学から起こった西洋史に基づいていると思っているのだが、コロンブスによって発見された新大陸にも発見以前からネイティブはいて、その先住民の歴史もあるはずだが、支配と戦争で世界史的にはほぼ無かったことのように記されている点など。そして室蘭の特産品に「クロソイ」という魚があることをネットで補完して知り、それを手元の魚の図鑑で引いてカサゴの仲間であることとそこが70ページであることなどを覚えていく。

特に暗記系科目に分類していた社会科だが、それはテストがそうなだけで(固有名詞の暗記チャックが多いため)それで俺は自身を暗記が苦手だと思い込んでいたが、ストIIから餓狼伝説龍虎の拳ワールドヒーローズまでキャラも必殺技のコマンドも通常技のボタンのどれを押したらどの技が出るとか全部のゲームでほとんどのキャラを覚えており、特に興味のあるなしだけの問題で、中高の一日七限ほどではないが、コツコツと勉強して、何らか成長を感じたいとは思ってきた。

それで2022年の手帳など見ると、まずカプエス2とGGXXの大きな線が引かれており、そうさね、なりたかったね、プロゲーマー。でも一昨日ワールドヒーローズ2のブロッケンで531万取ったので何か達成感より疲れと虚無感のほうが大きくなった。それから1日休んで、そいで勉強となると、また結構入ってくるものなのよ。

46歳から大学入って出たら50歳。でも42歳で入ってたら、今頃大卒さね。ただまあ、専門卒とはいえ二種(今でいう基本情報)は持っていて、応用情報の勉強もした。そうすると大学に入りなおすって、なんか巻き戻りの重複もあるだろうなって思うけど、俺の今している勉強が高校基準ではあるので、何らかの専科の勉強を100単位とか取る大学の勉強を出来たらなぁとは思う。図書館行っても本屋に行っても、自分の興味のあることの範囲で何かレベル低いんちゃうかなぁ、という本しか並んでいない感覚になって、それで全く興味の無かった分野の本を手に取ったりする。

それはそれで国公立志望した時のセンター総合点みたいな考え方では伸びても、自分の得意分野では壁にぶち当たっているのだろうと思う。どういう所が壁か、超えたい先の何かが確実にそこに存在しているか、みたいな問題もあるだろう。

けどまあ、レベル低いなと思う本も以前の俺は有難がって読んでいた時期もあるわけで、ブックオフかゴミに出そうと思って積んでいた本も本棚やスチール棚に並べられるだけ並べてみると、そりゃ役に立つ立たないではなく俺はこれだけ読んだのだなとは思った。生物学など大学教科書に類する難しい本にも手を伸ばしたし「たむけんの焼肉屋は何故儲かるのか?」みたいな安易なビジネス本も何冊も読んだ。

からして、読む前から安易な本に対する警戒感というか「こんな類の本は相手にしたら時間の無駄だろう」みたいなガード機能が働いて、本屋や図書館でも読みたい本を選ぶ段階から、背表紙を注意深く読んでいる。もちろん、どんな背表紙でも中に良いことがひとつくらいは書いてあるかもしれず、その意味ではマンガでも千冊以上読んでいる人にはそれはそれで敬意を払うべきとも思うようになった。

だがな、ワールドヒーローズ2ではいくらスコアが531万点でも何の敬意も持たれない事が反対に良く分かったりもするのだよ。自分ながら変な趣味にのめり込んでいるよな。「我ながら」という成句が「自分」と「ながら」に分解されてAIかよと思うような変な言い回しになる事があるのもまあご愛敬ってことで。