昨日の今日でモンハン1日8時間というのが現実 (original) (raw)

俺がモンハンを始めたときS氏と一緒に買った話はしたが、それを持って三菱電機の工場がほとんど廃工場となっているところで、地デジ対応でないテレビに付けると地デジが見られるセットトップボックスと機械の開発に向け、しかし大阪の小さな会社は三菱からするとすごく小さな裁量しか与えられず、新人ふたり、キレイどころ、富士通から来たベテランに30代だった俺の5人編成で、工場の一角に作業机とノートパソコンを置いてまず危機に使うためのプログラム言語なるものが本当に三菱の家電に使うに足るものなのか、機械は分かるがコンピューターといえば今まで全てアセンブラで組まれており、プログラム言語を使ってコンパイルして、それで三菱の品質でお客様の納得の品質になるかということで、BASIC言語のデバッグから仕事は始まり、しかし管理者は「お願いやっといて」で外出してしまうので、若手は当然遊ぶ。いや正確にはクッソ真面目とやる気バカのコンビで、それと組むにあたりPSPのモンハン3rdを始めたところで一緒にやると、やる気バカの方は発売2日目にして既にハンターランク「5」であった。

「何でそんなに進むの早いのよ!」と俺が聞くと「キークエってのがあって、それさえやれば次のランクのクエスト出るんっすよ」なるほど、ある意味デジタルを逆読みしてクエスト進行はフラグであり、要点を突けばコンピュータを騙せると思うタイプだ。

しかしクソ真面目のほうは、同じクエストに何度も挑みいわゆる「一式」の装備をすることを始めたばかりの俺に教えてくれた。電車の中で後ろの方に立ってモンハンを遊び、少し仲良くなると要領よく進む相方のデバッグログがインチキなしか、二人分残業してデバッグしているようだった。

あー、俺もユニオンシステムにいた新人の頃、何か頼まれたらコピペをちょっといじる、何故ならタイピングが遅くて、ロジカルで「この仕事、既存のコレちょっといじれば行けるな」と思うとシステム内からコードをごそっとコピーして、ちょっと改造するということを繰り返し、それのコメントが前の機能のままであることなどを残業してチェックしている赤木さんという先輩がいた。普段何もしていなく見えて仕事の出来ない人だとさえ当時は思っていたし、何なら指摘をされると「あの人は人の足引っ張りばかりだ」とさえ思ったが、今どうしているだろうと思いだす。色々な人がいる。

まあ俺も「やっといて!任せた!」と言って従業員をタコ部屋に閉じ込めて外で遊び回る方に憧れるようになった。技術者ってかっこいい!みたくNHKプロフェッショナル仕事の流儀を見て若い子が騙されているだけなのだろう。

そういう仕事を許すまじとするのが昨今の野党共闘なのかもしれんが。

その話はそのへんで、MH3Gのデータを消して何がどうなったかというと。

徹夜してサラリーマンのフルタイムに相当する8時間15分のプレイ時間で今朝は寝坊した。

装備はロアルスリングになりクロスボウガンの攻撃力が110だったので4割増。

星1クエストは実はまだ全埋めでなくひとつ欠けだ。

それでも前述のキークエストは終わっており、星2つも進んでいる。

まあゲーム中に文字で丁寧な説明が添えられているし、それがゲームの世界観を形作っているひとつの要素で、漢字も多く高校生以上とされるが、アクションゲームでもあるので、動きたい人には活字の部分が煩わしい。両面備わっていても、活字は読むだけでアクションに夢中になっているというのが典型的なプレイヤーの姿のひとつだろう。

からして、8時間も遊ぶとそれはもう速読のセリフ回しと無数の自然映像とそれを乗り越えるアクションを習得しており、俺が小中学校の頃にドラクエを遊んだもの同士で仲良くなり、学校の先生がサッパリ子供の話題に入って行けない、みたいなの。

とは言っても、俺の小中学校の類推を今の現場に当てはめようとしては間違いが起きる。せっかくモンハンをしたのだから、モンハンで考えると、そこには同じHR同士の話題ももちろんあるのだが、同時に違うHRだと話題が噛み合わないゲーム内格差もある。俺の苦しみはこのモンハンの世界で数字の大きいHRの人の意味が分からない事だろうなとは思う。

そしてそれを分かろうとするために、もういちどMH3Gを始めたのではないか。