ミゾリン研究室 (original) (raw)
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黄桃の季節  呼ばれていた気がするのです。 頂いたピーチベリーニジャムがとても気に入ったので、黄桃のシーズンになったら作ってみようと計画して早半年近く。やっと近所のスーパーに小ぶりのジョージア産黄桃が並ぶ様になりました。（カリフォルニア産は先々月位から） スーパーでどれどれと手に取ってラベルを見ると、驚く無かれココの物。何たる偶然。あの桃園の物かあ・・・と新緑の風景を思い出しながら感慨深く買い込み、自宅で数日追熟させて包丁で半分に割って種を取って皮を剥き、大きめに刻んでレモン果汁、ペクチンと一緒に鍋に入れ 売り出し中だったカリフォルニア産スプマンテ（イタリアンスタイルのスパークリグワインの総称。プロセッコもこれに含まれる）と一緒に煮込む。黄桃の色が鮮やかになった所で砂糖を加え、1分程沸騰させて瓶に詰めて蓋をし、底に布巾を敷いてたっぷり湯をはった鍋の中で15分程ゆらゆらと加熱して脱気した後、湯から取り出し、蓋の方を下にして常温で冷ませば 試作品ピーチベリーニジャムの完成。では、まずそのまま味見。 ふむ、果肉のサイズを大きくしたのでちょっと濃度はゆるめだが、甘さと酸味のバランスは良い。しかし、スプマンテの風味が足りない。一体あのピーチベリーニジャムにはどれだけのプロセッコが入っていたのだろうか。では次に、これを使ったおやつ。 ピーチ・ターンオーバー。日本で言う所のピーチパイ。なんちゃってバクラバの時に使ったパイ生地が残っていたので、それを９つの正方形に切り分けて、ジャムの果肉部位のみを詰めて三角に折りたたみ、シナモンシュガーを振ってオーブンで焼いた物。 アメリカのスーパーのベーカリーコーナーに並ぶターンオーバーは、リンゴ、チェリー、ブルーベリー位（あとは、南米系の移民が多い地域だとグァバペースト入りなど）でピーチはめったに見かけないので、季節っぽくて良いではないかと自己満足。旦那様にも大受けでありました。で、別の日。 ピーチベリーニジャム入りのアイスティー。アイスティーに使った茶葉は、パラダイスティー。これが又美味いの何の。大量にがぶ飲みしたい位。（分別がある大人なので、グラス1杯で止めました）旦那様にはこのジャムの上にスプマンテを注いだベリーニ（写真なし。本来は桃のピュレ、グレナデンシロップの上にプロセッコを注いで軽く混ぜる） 次回のジャムは、果肉の半をピュレにして、スプマンテの量を増やしてみよう。ジャム子さんの試作は続く（多分）。 豆知識アメリカの黄桃、白桃は日本の物に比べると甘みはかなり少なく酸味が強いので（ドーナツピーチは除く）、どちらかと言うと加工食品向き。この時期からは、半割りにして種を取った皮付きの黄桃をグリルした物などがBBQ時に登場する機会が増えます（アメリカ人は桃を皮付きのまま食べる事が多い）。旦那様は日本で極上の白桃（鳳凰。スーパーには絶対並ばない桃専用青果市場直送の贈答品用）の味を覚えてしまったので、アメリカの白桃の生食はしたくないらしい。（先日カリフォルニア産の白桃を買って食べた所、物凄～くがっかりしておりました） by flmizorin | 2009-06-11 12:51 |
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