ミゾリン研究室 (original) (raw)
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唐戸市場  関門海峡を渡って本州へ。 昨秋の一時帰国で楽しみにしていた事の一つ、山口県は下関にある唐戸市場を訪れる事。家族曰く、「福岡の魚市場なんか目じゃない」 １０月末、ついに実現の運びに。 途中で立ち寄った福岡・古賀のサービスエリア 寄るのは久しぶりだが、広く綺麗になって、面白そうなお店も色々。 入り口では福岡銘菓・左衛門の博多ぶらぶらのキャラクターがお出迎え。 福岡県外の方に説明すると、博多ぶらぶらとは求肥の中に小豆のこし餡が入ったお菓子で、伊勢名物の赤福の中と外がひっくりかえった様な物。 柚子胡椒味キットカット発見。アメリカのキットカットは、オリジナルとせいぜいホワイトチョコレートバージョン位しかないのに、日本のキットカットは独自の進化を遂げている。 ハハハ、マルタイラーメン味プリッツ。（マルタイのラーメンは稗田さんバージョンが一番好き） あ、小倉名物ぬか炊き（米ぬかで鰯や鯖を煮付けた旧豊前地方の郷土料理。福岡市には無い） ロイヤルホストのお菓子部門では、次々に焼きあがるスイートポテト等に目が釘付け。(ロイヤルホストは福岡発祥） 懐かしのきなこ餅アイス。無性に食べたくなって購入するが ん～、形だけでなく、味も鉱物油っぽくて何だか違う。前は普通の長方形だったのだが・・・と思ったら、別のメーカーを購入していた様子。古賀のサービスエリアを楽しんだ後は再び車を走らせ、関門橋手前のめかり（和布刈）パーキングエリアへ。 良いお天気。（向かいは本州側の下関・壇ノ浦エリア）←源平合戦の最期の地 おお、ふぐ天むす。食べたい・・・（危ういところで、母に止められる） ここで暫くボーっと海を眺め、（午前中は福岡で用事があった）妹と合流する為に下関駅へ移動。 妹が乗る電車が到着するまで下関駅内を散策。 ふぐのからあげ。うんうん、下関はふぐの水揚げ量が多いからね。 鯨？ そう言えば、下関はかつて捕鯨基地があったのでした。山口土産が並ぶキオスクで、夏みかん羊羹を買おうかと手に取っているところで妹到着。（山口県・萩市は夏みかんの産地。夏みかんの砂糖漬けが美味しゅうございます）皆で移動して、唐戸市場へ到着。 ヒャー♪ 魚市場と聞くと、卸売りだけだと思われがちだが、唐戸市場は週末になると中卸売買等の店舗が寿司やふぐ料理等を出すので一般客にも大人気。    到着した頃（午後2時前位）は、寿司が全品半額（大トロを除く）又は店によっては全品100円。目をキラキラさせながら寿司を選ぶ。 ん～、この辺は普通かな。 とらふぐ刺身 ふぐや鯨のフライ ふぐ雑炊・ふぐ汁。ところで、数枚前の写真から「ふぐ」では無く「ふく」と書いてあるが決して印字ミスではない。福岡の一部や山口辺りでは、「福」の発音にちなんで、フグを濁点なしで書く事が多いのである。(フクと書いてあっても、発音はフグの方が多い） で、これもセールになっていたふぐ汁（確か半額位）。 小ふぐがゴロンゴロン 運良く空いているテーブル席が見つかったので、購入した寿司を並べて海を眺めながら頂きます。（はて、これは誰の寿司？） 寿司の誘惑にはめっぽう弱い父（学生時代にすし屋の主人に気に入られ、すし屋の２階にタダで下宿していた人）は、案の定一人では食べ切れないほどの量を選んでいたので（写真奥）、手伝いますよ～と言いながらたかるワタクシ。ああ、安くて新鮮で美味しくて幸せ・・・（恍惚）満足して立ち去ろうとした所で、父が「もう一つ・・・・」と言いながら再び市場内へ。満面の笑みで戻って来た父の手には 生秋刀魚のにぎり寿司。 半身一枚がどかんと載って１００円。唐戸市場最高。で、この後、幸せなお腹を抱えて向かった先は・・・（続く） 余談ちなみに、唐戸市場向かい側にある赤間神宮（旧阿弥陀寺）は耳なし芳一の舞台になった場所。実家には典型的な絵本は置いておらず、洋書を訳した絵本（マザーグース）や、日本の民話の本があり、私と妹が小さな頃は、時々寝る前に母がそれらを読んでくれておりました。ある日、母の代わりに珍しく父が本を読んでくれたのだが、父が選ん本はよりにもよって耳なし芳一。張り切って怨霊の声色を使う等、臨場感たっぷり。今だから申し上げますが、父上、怖過ぎて寝れませんでした。 by flmizorin | 2010-04-22 00:49 |
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