LCCエアプレミアについて紹介 今後に期待 (original) (raw)

こんにちは。森川幸司郎です。

今回は韓国のLCC、「エアプレミア」について書いていきます。

エアプレミアとは

韓国の新中長距離LCCエアプレミア(Air Premia)、2020年9月よりB787-9型機にて就航へ | sky-budget スカイバジェット

エアプレミアは2017年に設立された、中長距離路線を中心に展開する韓国のLCCです。

2021年4月に最初の機材を受領し同年8月にソウル~済州で運行を開始しました。ただ、国際線就航に向けて、この路線は10月には運休しています。

2022年12月に仁川~成田で週4便運航を開始しました。

現在は仁川(ソウル)~東京(成田)、スワンナプームバンコク)、ニューアーク(ニューヨーク)、ロサンゼルス、サンフランシスコへの路線を運航しています。

プレミアムエコノミーとエコノミーの2クラス制です。

309席の機材が3機と320席の機材が2機というラインナップです。

機材のご紹介 | Air Premia

エアプレミアのサービス

写真の種類:座席(シート)

先述の通りエアプレミアは2クラス制を採用しています。

まずはプレミアムエコノミーのサービスをご紹介します。

・シートピッチは42インチ、FULL HD高画質13インチパネルを設置
機内食やワインを無償提供、アメニティグッズを無償配布
・専用カウンターやオンラインチェックイン

以上のようなサービスとなっています。LCCの上位クラスとしては標準的かと思います。

では次にエコノミークラスのサービスをご紹介します。

・シートピッチは35インチ、FULL HD高画質12インチパネルを設置
機内食の無償提供(4時間以上の路線のみ)
・オンラインチェックイン

このようになっています。LCCとは思えないシートピッチとタッチパネルの設置があるだけではなく、中長距離線は無料の機内食があります。これはもはやFSC(フルサービスキャリア)と遜色ないですね。

運賃

これだけのサービスとなるとやはり気になるのは運賃ですよね。もはやFSCと変わらないんじゃないか?と思われるかもしれません。

ということで公式サイトで見てみました。

成田~ソウルは2か月後で見た時平均して10000円、最低で7000円となっています。ただ運賃だけでなく燃油サーチャージや税金等が掛かるのでそれを込みにすると総額2万円くらいになります。

正直、成田~ソウル線だとこれより安いチケットは沢山ありますのでわざわざエアプレミアである意味はないかもしれません。

ただ、エアプレミアは中長距離LCC。2か月後のソウル~ニューヨークで探してみたら、、

往復で120万ウォン(約12万円)のチケットが!しかもこれは特別価格とかではなく結構普通にある値段です。

日本からニューヨークのトータルで考えると15万円ほど。ニューヨーク旅行も結構現実的なのではないでしょうか?

エアプレミアのこれから

このように魅力的なエアプレミアですが、これからが予想しづらい会社となっています。というのも、以前記事にした「チェジュ航空」と同様に、**LCCからの脱却とスターアライアンス加盟を目指している**との報道があったからです。

これが現実のものとなった場合、今以上のサービスが期待できる反面、値段はやはりFSC基準になってしまうと予想されます。

僕としては機体もカッコよくてコスパ最強なエアプレミアには今と変わらないスタイルでの成長を望みますが果たしてどうなるのでしょうか?

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ということで今回はこのあたりで幕引きとさせていただきます。

最後まで閲覧いただきありがとうございました。