世界は美しく諸行無常 (original) (raw)
ひろしまアニメーションシーズン2022
最終日にアニメ版「平家物語」の
トーックショー付き上映会に参加しました
お盆帰省から戻り、アニメーション映画祭を
毎日楽しむぞ!と楽しみにしていたのに、
まさかの体調不良で(コロナではない)、
なかなか行けず💀
最終日のせめて平家物語だけは行きたい!
とよろよろ行って来ました。
(コンペティション作品と犬王見たかった😭)
アニメーション作家で今回のイベントで
アーティスティックディレクターの山村浩二さん
が司会で、監督の山田尚子さん、脚本の吉田玲子さん、
アニメ版を製作するにあたっての貴重なお話が聞けて
すごく興味深かったです。
トークショーの後は、3人が選んだおすすめの
3話(3話、5話、11話)の上映会。
3話は特に厳島神社が登場するので必見!
泣きはしなかったのに、大画面で平家のラスト
11話は止めどなく涙が溢れました。
来てよかったーー😆
その後は広島出身の美術監督、久保友孝さんの
トークショーに参加。
司会は予定変更で山村浩二さんになってって
これは嬉しい対談となりました。
写真撮影、SNS拡散OKでした。左 山村浩二さん 右 久保友孝さん
小さい頃から瀬戸内海の海を見て育ったので、
アニメなどで見る瀬戸内の海の色に違和感を
感じていたようで、もし自分が担当することがあれば、
感じていた色にしよう、と思っていたそうです。
鳥居の立つ浅瀬や、穏やかな海の色や、
宮島の夕方の海の色はまさに!こんな感じ!と
本当に綺麗でした。
コロナ禍でいろいろ大変ななか、
絵巻物を参考にしたり、建物や自然物を
見るために、京都などに何度もロケハン
出したそうです。
植物はとても象徴的に描かれていて
深い意味を持っていると感じます。
ギャラリーで特別展示されていた背景画の
数々を見ていると、もっとゆっくりじっくり
見ていたいと思いました。
と、いうことで・・・
販売されていた背景画集を買いました!
画集なんて買ったの初めてです。
嬉しくてちょっと興奮しましたよ。
平清盛がいた時代から現代までに
もちろん激変はしてますが、
日本の四季はやっぱり美しいですよね。
でもどんなに美しい建物も自然物もその瞬間から
目には見えなくても変化していってるんだと
思うと、諸行無常だな~と・・。
※諸行無常とは(仏教で)万物は流転するものであり、
永久に変わらないというものは世の中に一つも無いこと
アニメのオープニング曲、
羊文学の”光るとき”の歌詞に
何回だって言うよ 世界は美しいよ
君がそれを諦めないからだよ
最終回のストーリーは
始めから決まっていたとしても
今だけはここにあるよ
君のまま光っていけよ
とあります。
平家は滅亡すると最終回は決まっているけど、
みんなその時代の瞬間を光って生きたんだと、
思い出してまた感動がよみがえります。
次のひろしまアニメーションシーズンは
2年後です。
また世界中から面白いアニメーションが
集まるだろうし、イベントももっと盛り上がる
ことを期待しています。
背景画といえば・・・
身内に1人ちょっとだけ背景画を描いていた
人がいまして。
ちょっと長くなりそうなので、また次のブログに
書こうと思います。
是非またお立ち寄りくださいませ🙇♀️