何としても戦争は起こさぬという決意なんだよな (original) (raw)

この文、8月27日付の朝日新聞天声人語にありました。

「政治家にまず求めたいのは、何としても戦争を起こさぬという決意である。」

そうそう、これなんですよね。

「日本は絶対に戦争はしません!」と事あるごとに政治家に言ってほしいのです。

政治家は「戦争はダメです!」って、世界に向けて愚直に言い続けてほしいんです。

沖縄県石垣島で住民説明会があったそうです。

「台湾有事」などの武力攻撃事態を想定した島外避難などについての意見交換会だとか。

参加した住民からは「疎開と何が違うのか」という質問もあったようです。

政府や行政がこんな説明会を開くこと自体、なんか、戦争の準備のように思えて良い気がしません。

さも、住民の安全のためみたいに装っていますが、戦争の準備か?と恐ろしくなります。

そもそも、前の戦争の際の疎開だって、戦争遂行のためには住民がいない方が作戦上都合が良いという側面があったそうじゃないですか。

前回のブログに引き続きまたまた、日本国憲法の前文の文言ですー

「日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであって、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。」

わたしたちは武力以外の道をどこまでも探っていくことに決めたんですよね。

ワタシにはこの日本という国の姿は宮沢賢治の「雨ニモ負ケズ」の「わたし」を想起させるんですよ。

南に死にそうな人あれば/行って怖がらなくてもいいと言い/北に喧嘩や訴訟があれば/つまらないからやめろと言い/日照りのときは涙を流し/寒さの夏はオロオロ歩き/みんなにでくのぼうと呼ばれ/褒められもせず/苦にもされず/そういう者に/わたしはなりたい

(一部分の引用です。元々は漢字とカタカナですがひらがな書きにしています)

世界のどこかで紛争があると武器も持たずに駆けつけて、

「どうしたんですか?まぁまぁ落ち着いて!話し合いでなんとかなりませんか?」

こんなふうに他国の争いごとに首を突っ込んでいく日本。

大国同士の争いにもオロオロしながらも、地道に働きかけるニッポン。

「平和が一番なんですよ」と、子どもみたいに無邪気なことを言う日本。

こんな国を想像して、「悪くないかも!」なんて思っているんです。

こうしている今も、ウクライナとロシアとの紛争、イスラエルガザ地区との間の問題に日本の姿が見えないのが残念です。

「邪魔だ!」とか「役立たず!」とか「引っ込んでろ!」とか言われながらも、平和の看板を背負って愚直に世界中を動き回って働きかける日本。

そんな姿を想像しちゃうのですが、これって「夢みたいなことばかり言ってる!」ってことになっちゃうのかなぁ。

政治家に言いたい!平和じゃなくちゃ国民を守ることはできませんよ。

日本だけ平和でいるということも難しいんですよ。

国民を守るのが政治家の仕事でしょ!

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