アラフィフマダムが山登りを始めてみた (original) (raw)

赤岳から横岳に向かう道が、結構岩々しくまた細い。横岳っててっぺんが一つあるのかと思ったら、どうやら違うみたいで

横岳ピーク1,2,3と、ギザギザ上にあるてっぺんを進んでいく。

ここが頂上か!と思ったら、次の頂上がみえてくるって感じで、まだ~?

って感じでした。

細い道も、娘が先導してくれた。

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軽々と先にいく割には、しんどい、まだなん?と文句も多めw

女子高生はしんどくても体力落ちることなく速いわ。

娘の本格山デビューは、小学1年生の夏。立山の室堂でキャンプし、雄山に行った。その時、自分のシュラフとか結構な荷物も持たせたので、帰りのとき、キャンプ場からゴンドラ駅までの登りでは泣いてた。私もしんどすぎて助けてあげることもできず泣いてて、二人でさめざめ声もあげずに泣きながら登った記憶が・・・。(ほぼ虐待ではないか、、、)

で、それから山と聞くと「イヤ!おやまきらい」と言ってたのだけど、かれこれ10年も経つと、「山1日登れば、総カロリー消費数1300キロカロリーごえよ!」と言ったら、痩せたい年頃のJK、登山するわ~と、付いてきたww

なんやかんや言いつつも、娘も百名山5座目か~。1年で3座ずつでも50歳までに100いくねww嫌いと言いつつも、登ってるなぁ。

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最後の横岳ピークから、硫黄岳山荘に向かう。道が急に広くなって、がれがれ道の下り。これが、とても滑りやすく歩きにくい。下山得意の娘がどんどん先をいって追いつかない。どうやら、一刻も早く登山を終わらせたい一心でいつも急ぐらしい・・・私はといえば、立ち止まって風景を見たりするのでさらに差が開く。

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ちょうど、霧がぱぁ~っとひらけ、硫黄岳山荘が見えた!本日のゴール。

白馬の時とちがって、山荘を味わう余裕あり!

汗もだくだくにかいたので、シャワーを浴び、ビールタイム(^^♪

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お疲れさん(^^♪

小腹もすいたし、おでん食べよっと。娘は、ちまき。持ってきたお菓子を食べながら、至福の時間。本当はお外で風景を見ながらといきたいところだけど、雨。

まぁ、ちょうどいいタイミングで山荘についたみたい。

朝も早かったし、運転もして疲れたので、夕ご飯まではお昼寝タイム。

私は早くに目覚めたけど、父娘は熟睡してるので、お散歩。寝ている間に雨もあがったのだけど、相変わらずガスでした。談話室で山の雑誌を見ていたら、二人ともやってきて、夕ご飯の時間。

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個室はこんな感じ

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山小屋のシャワー(キャンプ場のより清潔)

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トイレから見える風景がまたナイスww(山小屋のトイレはまさかのシートもあったかいウォシュレット)

食堂では、オリンピックも見れるし、ここは山小屋なのか?! って感じで、私の山小屋イメージをことごとく否定してくました。

娘と旦那はここが山小屋デビューなので、これが普通と思わないでほしいわ。

お食事をおいしく頂いたあと、娘が、山でしたいって持ってきた「はぁっていうゲーム」という名のカードゲームで、顔でお題を表現して何を示してるか予想するゲームで、食事後談話室でまったりとやっていたのだけど、人数多い方が盛り上がるゲームだったので、談話室で楽しそうにUNOをされている団体さんをナンパし、一緒にしてもらうことに。

初対面の人に変顔やら、パントマイム的なのを披露するわけだから、簡単に打ち解け、かなり盛り上がりました!このゲーム簡単でおすすめです。

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やってるゲームは、ウボンゴっていう、た別のやつね

談話しているともう寝る時間。

(つづく)

家族との夏休み旅行。

山好きになってから、ふつうの観光旅行に行くのも何だか乗り気になれない。

この暑い中、観光地を歩くくらいなら、山を歩きたい。だって、山の中のほうがよっぽど涼しいから。あのアスファルトの照り返しほどしんどいものはない。

ってなわけで、家族無理やり山に巻き込んでやりましたよww 時期は8月初め、1泊目は山荘で、2泊目はえぇホテル泊。「娘よ、よく付き合ってくれた」と、ねぎらいがてら接待する(ご機嫌をとる)計画です。

いつも旅行を計画実行するのは私で、昔からアウトドア三昧企画で育ててきたのでそこまで抵抗はないはずなんだけど、年頃の女子高生、風呂ナシかつ山小屋で知らん人と雑魚寝は厳しいだろうから、キャンプ場のコテージレベルの山小屋ないかなぁと思っていたところ、目を付けたのが、八ヶ岳!!こちらは、山小屋の数が多く、競争しあって切磋琢磨されている。

その中でも、部屋は個室・トイレがきれいで何とシャワー付きの「硫黄岳山荘」をチョイス。これでJKも文句いうまい。

お天気は、午前中はまずまず。早ければ早いほどよさそう。

前回の白馬の無料の天気予報のはずれっぷりに嫌気がさしたので、ヤマテンに課金。月々のランニングコストは限りなく低くしたいのに、ヤマップにヤマテンと二つも入る羽目になってしまったわ…。サブスクって、やだわ。こうやって、山課金が増えていく。

駐車場は、八ヶ岳山荘ではなく、さらに奥の「やまのこ村」まで向かう。ここがこの山旅での一番の難所www

まぁ、道が荒れてるし、轍どおりに行ったら、間違いなくお腹こするので、轍を避けて運転するも、避けたら避けたで石もすごいしオフロードすぎる。

なんとか、旦那の運転で到着。おかげで1時間歩かなくて済んだ!!この往復2時間の省略はかなり嬉しい。ありがたや~

1日目のほうがお天気が良さげだったので、左回りの赤岳からの硫黄岳コースにして、難所の赤岳を先に済ますことにした。

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八ヶ岳の登り始めは、私が好きな苔むした沢沿いの登山道。

低山でもこういう雰囲気が好きなので、楽しく歩けた。

旦那も、「前の金峰山より楽しいなぁ~」と。うんうん私もそう思う。金峰山のときは、なんかごっつい岩ばかりで楽しくなかったんだよね。

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この男前な山肌!

娘が「あつーっ」「しんどっ」ていうので、「あと30分我慢したら体慣れるよ!」とアドバイス。そしたら、「あ、それこの前の保健でならったわ~」と。習ったことを実体験できるね。

2時間過ぎて行者小屋に到着。撮影用看板で一通り遊んだ後、どんどん高度を上げていく。餃子を売ってるんだ~と思ったら、たまたま餃子祭りをしていた。山と焼き餃子・・うーん。暑かったので、なんか気分でない。(まぁまだ開始してなかったから、気分であっても食べれない)

ここからは本格的な高山らしい登山道で、急な登りが続く。ただ、毎週登山を実行しているので、標高さえ低ければ余裕になってきた(^^♪

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おおお、階段がマムート
マンモスの印みえる?関西では、階段が関西電力ってのはアルアルなんだけどww

階段やはしごがつづくけど、絶景の中なので、立ち止まって景色を見て、疲れを吹きとばすことができるから、辛くない。

赤岳。あれが頂上かな~と何度も上を見上げるけど、なかなかつかない。(山アルアル)そして、やっぱり高度があがると、息苦しさがあり、しんどい。

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常に先を行く娘(ふだん運動ゼロでもサクサク行かはる…)

赤岳山頂はガスガス。真っ白の中、岩々したとこをのぼっていく。赤岳山頂小屋でお昼休憩。ここでスープとパンを食べて、エネルギーチャージ。頂上は少し肌寒かった。今にも降り出しそうな天気だけどギリセーフ。

レインウエアは、パパのはワークマンだしw娘のは、レインウエアでなく、ただしくは、ノースフェイスのソフトシェル・・なので不安・・。めった行かない二人に、上等なレインウエアをそろえるのもなぁとケチりました。

雨が降ってもいいように、レインウエアを羽織り、さて、午前のお天気がもっている間に、横岳経由の硫黄岳に急ぎで向かうよ。

二日目は、ロングコースで一気に白馬鑓が岳経由から猿倉まで下山予定。

鑓温泉で一泊する行程が多い中、一気に下るので結構きつい…。

二日目も相変わらず、ガスガス。真っ白な世界の中スタート。白馬山荘の朝食をお弁当に変更し、朝はサクッと昨日コンビニで購入したパンと甘いコーヒーにして、5時20分に出発。朝から温かい飲み物を飲み、生き返る。

雨がないので、寒くなく、昨日と違いずいぶん楽ちん。体が濡れると濡れないのとは全然ちがう!

その分、お花が沢山咲いてる~と周りをみる余裕がありました。ただ、見れるのは目の前の風景のみ。ああ、晴れてたら絶景だったんだろうな。また来年違うコースでリベンジするぞ。

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真っ白は世界の中、ついでに杓子岳もまわっていく。ちょっとしたガレバを上がれば頂上でした。(まぁ結局ガスの世界ですが)ここまで1時間ほど。

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なんか、標識折れてるし、雑な扱いされてる杓子岳さん…。

さらに1時間ほど進んだら白馬鑓ヶ岳に到着しました。白馬山荘に宿泊してた方はどのルートを選択したのかなぁと思うくらい誰にも会わずで山頂貸し切り。たまにガスがふっとあけた瞬間に、こんな高いところを歩いてたんだって驚きました。

下から登ってきた方が、「下は、信じられないくらい晴れてますよ~」と声をかけてくださったので、ワクワクして下っていく。

高度が低くなると、確かにガスがなくなり、今度は、上のガスガスした世界が逆に信じられないくらい、スッキリ晴れ!!で、絶景がようやく。

しかも、暑い~~

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そしたら、鑓温泉小屋の屋根が見えてきて、嬉しかった~~。(山小屋の屋根ほど安堵させてくれるものはなし)まだ9時半ごろだけど、お腹はすきすき、そりゃもう4時間ほど何も食べずで歩いてますから。白馬山荘のお弁当もペロリ。大阪の好きな昆布屋さんの塩昆布を持参してたので、それをオンしてご飯食べたらあっという間にたいらげたよ。

鑓温泉は、10年前から行きたかったところ。ちゃんと来れた~~

山は逃げないって言われるけど、私は逃げると思ってる。山でなくても大抵後回しにしたことって流れることが多い。だから、我が家の家訓は

「思い立ったら吉日」だ。

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この鑓温泉、混浴だろうが、次いつ来るかわからないし、意を決して入るぞ!と決めてたので、水着は持参してたの。ニヤ。

行きたいと思った10年前だったら、まだ30代…

混浴なんて、よー入らんかったかもだけど、この10年でおばちゃん化がすすみ、恥じらいよりも、死ぬまでに色々楽しむぞ志向になったので、来る時期としては私史上丁度旬だったかもー(どこまでも前向き)

とはいえ、まだ40代だし(まだ女子よ)男性ばっかりだったら諦めようって思ってたけど、”一人しかいてない!これはやっぱり、人生楽しめってことだよ。ちゃーーーんす!”と、入った瞬間、おじさまに「まじか!」と言われた・・あ、まじです、すんません。。

セクハラしてしまったわww こっちは水着だからいいけど、確かにマッパのおじさんの方こそ恥ずかしいよね。

先生は足湯とビール(まだ下りいっぱい残ってるのに!)

結局そのおじさまとも、昨日の天候の話とかして仲良くしたよ。その後若いおにーさんが入ってきたけど水着。裸で入る勇気はないです〜と言ってた。”キミも10年もしたら裸で入ってるな”と思ったけど、言わずに心で留めとく。

開放感もありよかったけど、みんなが最高ってゆうほど、いいとは思わずで…

まだ下らないといけないからか、早くあがらねばと焦るし、そこまで感動はなかったなぁ。立山のみくりが池の温泉のほうが感動あったかも。

ま、お風呂のおかげで体がほぐれた。

後半戦は、小日向山方面経由して、猿倉へ。鎖場があったり、くだってもくだってもまだつかない・・。長かった。小日向山近くの登りあたりで疲れMax。

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お腹もすいてくるし、途中、先生に「休憩してほしい~」とお願いして、飴も食べて、なんとか猿倉に到着しました。二日目歩行時間は、7時間半ほぼ下り(2216mも)
1日目は、体全体の疲労感でしたが、2日目は足が痛くてもう歩きたくない・・というまた違うタイプの疲れ。2日間、今までの人生の中で一番疲れた日でした。

(でも、それがまた病みつきになりそうな予感・・)

いつもはならない筋肉痛がその当日から出てきて、登山後の温泉に入るのですら、いたたた・・・・と。

でも、その後いただいた地ビールが史上最高でした!!もう普通の飲み会ではますます満足できなくなるではないかー。

景色は見れず、残念でしたが、達成感を得れ、何だか自分が好きになれた、成長した2日間でした。

小蓮華山までの稜線あたりから、大雨が降ったり止んだりで、風も相当強くなる。道は小さいアップダウンを繰り返す。視界はゼロだし、下を見て黙々と進むしかなく、寒くなったり暑くなったりめんどくさい・・・。無感覚なまま登り切ると、小蓮華山に到着。急に山頂が現れたといった感じでした。

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横にエクスカリバー刺さってる!(剣みたいな道標があった)と思って、ちょっとだけ気分あがったけど、風がきつすぎてすぐにどうでもよくなる。雨は降ったりやんだりでしたが、風は常時強かったので、雨が降ってる時は、洗濯機の中にいるような感じでした。(入ったことこないけど。)

もちろん風景はコレ。なんの元気さの足しにもならず。

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白しかない笑(カメラロールにあったけど、、)

「ここまで来たらあと少しですよっ」ていう先生の言葉に、ほっとし、白馬岳に向うけど、またここからがキツかったー。雨がどんどんひどくなって、雷も・・。顔に当たる雨が、小さい棒で叩かれてるように体に刺さる。初めて使うレインウエア。ゴアテックス素材で、新品だし、防水性は服機能がもつMAXあるはずなのに、雨が強すぎて蒸れまくる。体も汗で濡れてるし、レインウエアの中は、どっちの水分か分からんけど、湿りまくりで暑いような寒いようなだし、雷ゴロゴロで不安でこわいし…。いや~、心底ソロでなくてよかったと思った。道中では立ちすくむおじいちゃんを見かけたし、てんくらAを信じて裏切られた犠牲者だらけの白馬だと思われる。

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なんかよくわからんまま白い世界を歩いてたら、白馬岳に到着していた。韓国の団体さんが大きな声をあげて喜んではったのを聞いて、少しだけ元気がでた。先生がせっかくだから写真撮りましょうってゆってくれたものの、そんな力がないくらい疲れてて、え~もういいやんって思ってたw(でも、結果的に記録として残っていてよかったので感謝だけど)

頂上では、風が半端なくきつく、自分もとばされそうになる。そんな時に携帯の充電が切れかけたのに気づき、リュックからバッテリーを探したのですが、それにめちゃくちゃ手間取り、結果、身体を冷やしてしまう。指まで冷たくなってしまった。そのせいで、白馬岳から白馬山荘への道は、寒くてかつてない疲労困憊に陥ってしまう・・・(-_-;)ハンセイ1

道中では、きっと天気予報に騙されて決行したのか?中学生の団体さんが、雷がなくなるまで待機すると決めたらしく、嵐の中、岩に腰掛けて待機していた。待機してる時も男子たちは、友達の膝上に乗ったりしてふざけてる。男子ってだいたい男同士ベタベタしてるよね、うちの息子もだわw

こんな稜線で待機するより早く山荘に向かったほうがいいんじゃないかって思って通り過ぎたんだけど、、、最後の山荘手前で軽々抜かされたwww

はっや。あっぱれ、若者!!!

山荘がガスガスの中から見えたとき、ほっとした。でも、もう脊椎反射で足を動かしている状態で無感覚。こうやって、考える気力がなくなっていて、どうでもよくなって低体温になって死んでいくんだろなって思った。人って簡単に死ぬね。

先生も寒そうで、手をリュックと背の間に入れてる。私が先生の手袋借りてるから。ごめんなさいって思った。ハンセイ2
手袋もびしょびしょでしたが、外すと冷たくて、濡れていても手袋の偉大さを知る。

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本当はスカイプラザで絶景みてスイーツでも食べたかった…

山荘に入ると受付の土間にストーブがあり、そこでしばし温まる。到着時間は15時半。計画よりだいぶ早くついてよかった~~。

山荘の受付で、自分の住所を書くのだけれど、手がかじかんで書けず。山荘の中に入ったら暖かいはずなのに、余計に寒く感じた。きっと今まで無感覚で必死に歩いてきたからだ。ほっとしてからの寒さがひとしお〜💦もう何もしたくない状態。

残された体力で、乾燥室で濡れたレインウエアなどを持っていくと、そこにあったストーブからまた離れることができず。もう体が冷え切って、ここで寝たいって思った。山荘での階段の上り下りだけで息が上がる…。(空気が薄いよお)

荷物を置いて、着替えてようやく落ち着いた。夕飯まで談話室にいき、知らないおばさま方とお喋りした。本当に大変でしたよね・・と、お互い労いの言葉をかけあう。雨ではなくヒョウだったと、おっしゃってた(どおりで雨が少し痛かったわ)ので、到着時間が少し遅れたら、もっとえらい目にあってたなぁ。あのおじいちゃん無事に着いたかなぁ…。しんどくても、がんばって少しでも早く山荘に到着するようにしようっと。

夕ご飯前、さらに嵐になっていた。(のに、まだ到着してない方もいるとか)

私は疲れすぎて、お腹すいてるはずなのに全部食べ切れず。食べなきゃ明日疲れちゃう・・という義務感だけで食事をする。疲労困憊という言葉では足りないくらい、困困憊憊でした。(なので山荘内の写真は一切なし)

大袈裟かもだけど、私にとっては生死を感じるくらい疲れるということを体験できたことは、今後の自信になりそう。まさに、動けないくらい、果てるなんてこと普段の生活でないもんね。山っていうのは途中離脱が許されないことを身をもって知ったのでした。

そんなヨレヨレな状態の中、道中一緒だった、団体の中学生(東京の中高一貫の名門校でしたよ)は、山荘でも元気いっぱいwww

きっとこの嵐も、あの時は大変だったよね~などとアラフィフになっても、いい思い出として残るんだろうね~(がんばってた姿を親御さんたちに教えてあげたいわ♡)思い出の場面を共有できてなんだか私も嬉しい~

つづく

7.25-26と白馬岳にいってきました。
私が毎週登山を頑張ってきたのは、このためと言ってもいい。

夏に白馬にいきましょーと先生に言われて、行きたいなぁと思うものの、登れるんかなぁとかなり不安でした。先生は、何度も過去に企画しては中止になった白馬山行を決行したい模様。

体力のある男性や若い子達はハイキングの感覚で3000メーター近い山を軽々登ってたりするけれど、アラフィフの私…。不安でしかない。
たとえ登れたとしてもぜーぜーいいながらノロノロしんどく登るのはイヤだなぁと思い、低山ハイク週一をルーティンとして頑張ってきたのでした。

※山本 正嘉著「登山と身体の科学」に週1ハイクしてる方の事故率が圧倒的に低いとあり

当初は猿倉→雪渓→白馬山荘泊→栂池という王道コース予定が、雪渓ルート通行止めになり、栂池→白馬山荘泊→白馬槍温泉→猿倉下山というロングコースへ計画変更になりました…よりしんどいコースに変わるなんて。オーマイガー!

コロコロ変わる天気予報と睨めっこしながら、梅雨明けから3日後だし、前日見たら、てんくらではAだし、よかった~と思いながら現地入り。(深夜バスからの松本早朝着)

5:56 松本駅より大糸線信濃大町行」
7:02 信濃大町
7:21 大町線「南小谷行」乗車
8:10 白馬大池駅着、タクシー乗車して栂池ゴンドラ乗り場まで

の予定です。

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大町線の車窓がまた素晴らしい。アルプスの山々が窓を額縁にして映り込む。
そんな贅沢な借景が連続していて飽きない。写真に残しても、この良さは伝わらないんだよね。先日の燕岳の最寄り駅の穂高を通り過ぎ、さらに先の白馬大池に向かう。

タクシーの運転手さんから「昨日まですごい雨だったけど、今日は晴れてよかったですね~。昨日のお客さんは気の毒でしたよ。」な~んて言われたので、私やっぱもってるわ~とワクワクしながら栂池に向かう。(ええこの時は)

トイレにいったり準備をしていたら、栂池自然園の登山口9時20分スタートとなりました。登山計画では9時スタートの16時20分白馬山荘到着予定なので少し出遅れてる。

f:id:Mt_teresan:20240811172230j:imageゴンドラから

低山ハイクと違い、涼しくて登りやすく、天狗原まではサクサクと来ました。(平日なのに、沢山いたよ。さすが白馬、人気ですね。)

そこから先は、登山っぽくなり、急な岩々をよじのぼっていく。低山の時と違い、息がすぐにあがり、標高高いなぁと思わされました。天気は曇り。ちょっとした雪渓が出てきたと思ったら、すぐに白馬乗鞍岳(2469m)に到着しました。長袖でちょうど良いくらいの気候でした。

しばらくすると、白馬大池が見えてきました。ガスが少し抜けてきましたが、天気がよくないので、青々とした池を見ることができず残念でした。でも赤い屋根の大池山荘を見ると嬉しくなってきます。お天気が心配だったので、ここらで立ち止まり、買ったばかりのレインウエア上下を着て、雨に備えていきます。

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大池山荘でお昼休憩。(12時)
松本駅で牛丼を食べたのが朝の5時前でそれから7時間何も食べておらずヘトヘト・・。

これから白馬山荘まではしばらくかかるし、焦りながら食べる。お昼をたった15分で済ませ、先を急ぎます。この時が一番緊張していたかも。体はそこそこ疲れているのに、でもまだまだ先は長い・・時間はすでにお昼を過ぎている。加えて、お天気がかなり怪しい。先生がいるからまだ何とかなるか~って思えてるけど、一人だと不安で仕方なかったと思う。

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そんなときに励ましてくれるのが風景。

小蓮華山までの稜線がダイナミックで、美しすぎた。なんか見たことある風景って思ったので帰ってから調べてみたら、坂の上の雲のドラマに使用されていたらしい。うーん、よく覚えてないけど、デジャブな感じしたのは、そのドラマを見てたからなのでしょう。もっくんだったよね。私は原作を読んでた時は、秋山兄弟よりも正岡子規が出てきたときに食い入るように読んでたんだけど。ドラマではもっくん中心だったよね。正岡子規が個性的すぎてこんな人だったんだ~と本で衝撃を受けてファンになったのを覚えている。

と話がそれましたが・・・つづく

毎週末ハイキング、梅雨の最中の3連休は竜門山に行ってきた。

普通なら大阪から電車で粉河駅までと思うのですが、熊取駅から粉河駅までのバスがありとても便利でした。
そのローカルなバス。結構なスピードで山を越えていく。バスってノロノロなイメージなのに、まぁまぁな山道をとばしていくので面白かったw
犬鳴温泉も通過したよ。こういう行き方があるのね~

車窓を楽しみながら、あっという間に和歌山入り。ローカルな単線の鉄道やバスのノスタルジックな感じもまったりしていて好き。車でいくと登山口まで直接いけるのはとても便利なんだけど、印象に残りにくい。てくてくと最寄りの駅から登山道まで1時間かけて歩いたり、家から2ー3時間もかけて乗り換えしつつ登山口の最寄り駅に行ったりと、めんどくさいことをすると、そのご褒美に、思い出がとても濃くなるの。

お仕事でもそうなんだけど、メンドクサイことは何かいいことがあるんだよね。不思議と。だから、メンドクサイって過程って意外と大事だよね。

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登山口までの道は、和歌山らしく桃が沢山なっていた。あ~、せっかく紀ノ川に来てるのに荒川の桃とか欲しいなぁ・・・。桃パフェとか食べたいと思いつつ、結構な坂をのぼっていく。動物よけの空砲が一定時間置きになっていて、最初はびくってなった。

今年はゲリラ豪雨が多く、急激な雨量増のため、当日はお天気がよかったのに、道は大荒れ。前日の雨のせいで、登山道は川となってました・・・。

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これ、川ちゃうよ、登山道だからね。ファーストステップで踏みはずす。。かなり神経使って歩く。

笹も生い茂ってるわ、舗装された道も、水の通り道となってるし、予想外に沢下りのような登山道。でも今日は晴れているのですべての道が蒸し暑く、スチームサウナ状態。

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山頂荒れ気味

いやーー。前日お酒も飲んでないのに、めちゃくちゃ疲れました💦コースタイムはたかだか4時間弱のいつもよりは短めコースなのに、バテバテ。道が悪いと、こうも疲れるんだなぁ~と感じました。

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ランチタイムは、あったかいスープと冷たいサングリアとおつまみ系ww

よくアルプスとかの山に登る前に、ランニングでトレーニングしてはることあるけど、こういう悪路は街中のランにはないから、やっぱ山には山だね~と痛感。

帰りも、ビューンと熊取までのバスで帰ってきました。和歌山も近いね☆
6月は虫も多いけど、やっぱり山の緑が一番濃くて綺麗。梅雨時の山もいいなぁ。

6月最後の週末のルーティンハイクは、奈良の法隆寺から北へ北へと富雄近くまで歩きます。10キロ越えですね。

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法隆寺に来るのは、35年ぶりくらい。両親と来て以来だなぁ。もっと寂れてた気がするのに、、なんか参道も綺麗に整ってる。

前回の記事で、金曜日の飲み会は入れたくないと書いてたくせに、入れてしまい、これがまた日本酒飲み放題で、しかもかなりのラインナップで…またついつい深酒を…

私って…私って…ほんま自分に緩いよなぁ(^◇^;)…

法隆寺を抜けて進むと、ハイキングルート的な道に出る。生駒で暑さに慣れたのか、そこまでしんどくなく進む。日本酒もそこまで残ってなくて、早くからルンルンタイムに。

松尾寺に着くと、カサブランカが立派で、とてもいい香りでした。

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でも、ゆり系ってあんまり好きじゃないんだよね。花粉、めしべ、おしべが主張強め嫌い。人間は主張強めはまぁまぁ好きなんだけど。可愛らしい淡いお花が好み。

お寺を抜け、さらに高度を上げて展望台へ。先週登った生駒山までくっきり見えました。

そこからまた下山なみに下り、本日のメインの矢田寺の紫陽花を見に。ちょうど見ごろで沢山の人が来られてましたが、ゆうて奈良なのでw少ない。

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紫陽花は大好き。花粉ないし、ドライにもできるし。矢田寺でかなりの高度を下げてしまったのでまたここから上げてくよ。

矢田丘陵こどもの森まで歩き、ここがまた美しい〜。池にはおたまじゃくし山盛りで子供が喜びそうな子どもの森なのに、こどもゼロってwまぁ暑いもんね💦梅雨とは思えないお天気で酷暑。

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季節のいい時に寝転がって読書してお昼したい。

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霊山寺まで歩きました。汗だくなのでこちらでお湯をお借りします。

薬師の湯♨️だって。色んな薬草がお風呂に入ってましたよ。お寺の中にお風呂があるって珍しいよね?!なんかご利益ありそう。ここでも、おばさんに声かけられて(ワタシどこ行ってもよく声かけられるのよーー)「カラスの行水ね!もぅ上がったの?」と。これ言われるの2回目。そんなに早いのかな?(^^;; ここのお風呂はかなり熱めでした。

本日も3つのお寺を巡り、パワーを十分いただいたのでした〜。今年お山もそうだけど、お寺・神社もかなり一緒にまわっているのできっと運気最強だと思う。