アラフィフ女子の挑戦 大荒れの白馬登山体験 1 (original) (raw)

7.25-26と白馬岳にいってきました。
私が毎週登山を頑張ってきたのは、このためと言ってもいい。

夏に白馬にいきましょーと先生に言われて、行きたいなぁと思うものの、登れるんかなぁとかなり不安でした。先生は、何度も過去に企画しては中止になった白馬山行を決行したい模様。

体力のある男性や若い子達はハイキングの感覚で3000メーター近い山を軽々登ってたりするけれど、アラフィフの私…。不安でしかない。
たとえ登れたとしてもぜーぜーいいながらノロノロしんどく登るのはイヤだなぁと思い、低山ハイク週一をルーティンとして頑張ってきたのでした。

※山本 正嘉著「登山と身体の科学」に週1ハイクしてる方の事故率が圧倒的に低いとあり

当初は猿倉→雪渓→白馬山荘泊→栂池という王道コース予定が、雪渓ルート通行止めになり、栂池→白馬山荘泊→白馬槍温泉→猿倉下山というロングコースへ計画変更になりました…よりしんどいコースに変わるなんて。オーマイガー!

コロコロ変わる天気予報と睨めっこしながら、梅雨明けから3日後だし、前日見たら、てんくらではAだし、よかった~と思いながら現地入り。(深夜バスからの松本早朝着)

5:56 松本駅より大糸線信濃大町行」
7:02 信濃大町
7:21 大町線「南小谷行」乗車
8:10 白馬大池駅着、タクシー乗車して栂池ゴンドラ乗り場まで

の予定です。

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大町線の車窓がまた素晴らしい。アルプスの山々が窓を額縁にして映り込む。
そんな贅沢な借景が連続していて飽きない。写真に残しても、この良さは伝わらないんだよね。先日の燕岳の最寄り駅の穂高を通り過ぎ、さらに先の白馬大池に向かう。

タクシーの運転手さんから「昨日まですごい雨だったけど、今日は晴れてよかったですね~。昨日のお客さんは気の毒でしたよ。」な~んて言われたので、私やっぱもってるわ~とワクワクしながら栂池に向かう。(ええこの時は)

トイレにいったり準備をしていたら、栂池自然園の登山口9時20分スタートとなりました。登山計画では9時スタートの16時20分白馬山荘到着予定なので少し出遅れてる。

f:id:Mt_teresan:20240811172230j:imageゴンドラから

低山ハイクと違い、涼しくて登りやすく、天狗原まではサクサクと来ました。(平日なのに、沢山いたよ。さすが白馬、人気ですね。)

そこから先は、登山っぽくなり、急な岩々をよじのぼっていく。低山の時と違い、息がすぐにあがり、標高高いなぁと思わされました。天気は曇り。ちょっとした雪渓が出てきたと思ったら、すぐに白馬乗鞍岳(2469m)に到着しました。長袖でちょうど良いくらいの気候でした。

しばらくすると、白馬大池が見えてきました。ガスが少し抜けてきましたが、天気がよくないので、青々とした池を見ることができず残念でした。でも赤い屋根の大池山荘を見ると嬉しくなってきます。お天気が心配だったので、ここらで立ち止まり、買ったばかりのレインウエア上下を着て、雨に備えていきます。

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大池山荘でお昼休憩。(12時)
松本駅で牛丼を食べたのが朝の5時前でそれから7時間何も食べておらずヘトヘト・・。

これから白馬山荘まではしばらくかかるし、焦りながら食べる。お昼をたった15分で済ませ、先を急ぎます。この時が一番緊張していたかも。体はそこそこ疲れているのに、でもまだまだ先は長い・・時間はすでにお昼を過ぎている。加えて、お天気がかなり怪しい。先生がいるからまだ何とかなるか~って思えてるけど、一人だと不安で仕方なかったと思う。

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そんなときに励ましてくれるのが風景。

小蓮華山までの稜線がダイナミックで、美しすぎた。なんか見たことある風景って思ったので帰ってから調べてみたら、坂の上の雲のドラマに使用されていたらしい。うーん、よく覚えてないけど、デジャブな感じしたのは、そのドラマを見てたからなのでしょう。もっくんだったよね。私は原作を読んでた時は、秋山兄弟よりも正岡子規が出てきたときに食い入るように読んでたんだけど。ドラマではもっくん中心だったよね。正岡子規が個性的すぎてこんな人だったんだ~と本で衝撃を受けてファンになったのを覚えている。

と話がそれましたが・・・つづく