豊平川の夕暮れ (original) (raw)

■2024年9月21日 18:00

■2024年9月21日 18:30

■2024年9月21日 19:00

ある日の夕暮れから眺めた豊平川薄暮を越え夜を迎える。本当は30分前なら夕暮れも綺麗であった。渇水時期の河川の流水は少なく淀みは多く、まるで「鏡」の様に夕暮れの空を、街並を、夜の景観までを映える。

昼と夜の境となる『薄暮』は興味深く、明るい日常と夜景が同居する。人の灯が街並みを金色に染めるまでを眺め過ごしたのが『月見珈琲会』、無事に月を眺めたのだけれど、月は撮り忘れたよ。


開催地へ向かう道中、豊平川河川敷で出会った夕焼けを長谷川さんが撮られた一枚。本当に綺麗で、思わず自転車を止めて撮ってしまうのが分かる一枚。


開催地は、ここの少し右の堰の上。先んじて着いた私は既に椅子とテーブル、その上にコンロをセットして写した一枚。唯の日常の風景なのに、特別に綺麗に見えた。

豊平川へ珈琲を飲みに行こう」

と、お誘いすれば一般には「何で?」となるに違いない。今宵は私を含め4人がバラバラに集う現地集合、後に現地解散の運び。石塚さんと私の用意した2つのテーブルの上には所せましと様々が展開し、各々に楽しむ一時を共有する。

前回、今回と友人達の写真も掲載させて頂いた。同じ空間を共有しても違う景色を撮る。

建築は「場所」が絶対条件になり、後にそれが「日常」となる。その日常は退屈ではない。特別に綺麗な、思い入れある景観となるに違いなく、設計はそのお手伝いが出来るかもしれない。建築が主役になる事もあるのだけれど、本来はやはり、建築が創り成した『空間』こそが人の在る主体であり、その場が綺麗であるのならと思う。