na-okの日記 (original) (raw)

移植手術後の苦難

9月18日

大学病院にて臍帯血移植手術が無事に終わった。

移植手術自体は間隔10分もかからなかった。

こんなに速く終わるものなのかと思った記憶がある。

注射器1本分の臍帯血細胞を首のルートから入れた。

痛くもなんともない。

移植から1日、2日では特になにも変わった様子がなく日々過ごしていた。3日後あたりからだんだん血球の数が減っていき1週間もしたら白血球はゼロに近い数字になった。

そこからが地獄の始まりである。

まずは下痢、しかもほぼ水のような下痢。下痢だけならいいのだが血球が低いため粘膜がやられる。すなわち肛門があれる。これがまあ痛い。とにかく痛い。ウォシュレットを当てるだけでも痛い。だが下痢は容赦なく訪れる。痛いけど出る、これの繰り返しである。

そして粘膜があれるのでもちろん口内も荒れてくる。抗がん剤の副作用でもともと食欲はないので何も食べていないけど、それでもなぜか荒れてくる。これも痛い。歯みがきが痛い。水を飲むのが痛い。後半は水を飲むために痛み止めを飲んでいた。

上記2点が移植して3週間ほど続いた。

間違いなく人生で1番しんどい3週間だった。