近畿最高峰の百名山 大峰山脈の八経ヶ岳へテント泊登山 前編 (original) (raw)
この広告は、90日以上更新していないブログに表示しています。
今回は日本百名山で近畿最高峰の大峰山脈にあります八経ヶ岳に一度行ってみたいと思っておりまして、仕事の休みと天候がとても良さそうな日がありましたので行ってみることにしました。
私の住んでおります姫路からですと少しだけ遠く車で行くのが時間的には早かったですが、交通費もそこまで大きく違わないので公共交通機関を利用してのテント泊装備で行ってみることにしました。
基本情報
□大峰山(おおみねさん)
□主峰 八経ヶ岳(はっきょうがたけ) 1,915m
□2004年世界文化遺産登録
大峯奥駈道(おおみねおくがけみち)
※登山をする方には説明不要かと思いますが一応載せておきます。
事前計画
今回登山するにあたり地図を購入してきてどのルートから行こうかと最初に悩みました。
初めて行く場所なのでいまいちどんな感じか掴めなくどのルートが良いのか判断が難しかったです。
本でよく紹介されているのは東側からがメジャールートでそちらからだと問題はないでしょうが、最後はバスでのアクセスでしたのでバス停からすぐにあります川合登山口から登ることにしました。
ちなみにここ川合登山口からテント場のあります弥山小屋までは購入しました山と高原地図記載のコースタイムでおよそ5時間45分になりました。
普通テント泊登山の装備ですと早朝から登り14時〜15時ぐらい到着の少ししんどいルートになるでしょう。
■装備重量
今回は営業期間内の小屋のテント場利用でしたので足りない補給食は若干補える見込みでしたので食事・行動食は予備は多く持って行きませんでした。
上の表は今回の装備をだいたいの重さで一覧表にして作成してみました。
普通のテント泊をする方からすると相当軽量な装備重量かもしれませんが、0℃想定でのパッキングになります。
以上、食料と水を1.3ℓ込みで全ての荷物を持った状態で5.73kgになりました。
あまりに軽すぎる装備重量では危険だというご批判もあるかもですが、行動時間が限られている予定でしたのでパックウェイトを軽く出来るよう試行錯誤しての結果になります。
登山口までのアクセス
というわけでこの日は(2021年5月9日 日曜)朝の8時に夜勤の仕事を終えて着替えをしてからの出発でした。
JR姫路駅 8:55発 新快速 長浜行き
↓
JR大阪駅 9:58着
10:03発 普通 天王寺方面
↓
JR天王寺駅 10:25着
↓
運賃 JR 1,690円
近鉄 930円
以上がまずは電車ので移動になりました。
阿部野橋駅で時間がありましたので330円のきつねうどんを注文して腹ごしらえです。
普通のおうどんでしたがとっても美味しく感じました✨
■バスので移動
次は近鉄 下市口(しもいちぐち)駅から乗り換えで登山口のあります**天川川合(てんかわかわい)**のバス停まで移動です。
正直このバス停最初読めませんでした。てんかわかわいっていうのですね💦
あまかわかわあいって最初読んでました💦
時刻表ですが、見づらいかもですが撮りましたので一応載せておきます。
今後、**感染症の影響や利用者状況によって減便などがあるかもしれませんので最新の情報は必ず確認**してください。
私はこの日は12:02に駅に到着してバス停がどこか少しうろうろしたのですが、改札を出てすぐ目の前にバスがドーンと止まってくれますので迷いません。
そしてバス会社の方が案内してくれましたので問題ありませんでした。
ちなみに運賃は下市口駅から天川川合まで1,130円になります。
乗車時間はおよそ小一時間ほどの旅路です。
予定通りの時間で天川川合のバス停まで到着です。
バス停は天川村の観光センターになっており、お手洗いを借りたりして最終準備を済ませました。
観光案内所の方からお声をかけて頂き気をつけてくださいと。
もちろんここで登山届けを提出しましょう。私はインターネットのコンパスにて提出済みでしたのでその旨だけ伝えました。
案内所を南に下るとすぐに交差点です。
村内唯一の信号機らしいです✨
右の車がいる方面に歩いて行きます。
1、2分ですぐ登山口方面の吊り橋になります。
ここからものすごい綺麗な清流がみれました✨
夏に川遊びしたいですね✨
今日は村内からは快晴の天気が見えます✨
でも上の方は15m/sぐらいの予報で登山にはあまり向かない日の予報でした。
登山開始
13:30
というわけで登山口に到着し、登山開始です。
ここを小道を登って行きます。
看板は夏道で弥山まで7時間となっています💦
最初に私の行動時間を参考までに載せておきます。
しかし、装備重量がかなり軽量で、さらに登り区間が非常に速いタイプなので実際にはこの1.5倍から2倍ぐらいの時間は見積もって行動した方が良いでしょう。
ちなみにこれだけ歩いて休憩は0分です。
登り始めです。前もって地形図などで高等線をみてたので分かっていましたが、30分ほどいきなりの急登区間です。
最盛夏にはここには絶対来たくないです。
樹林帯で日陰の中を行動できますが、暑さで死ぬでしょうね💦
基本的にずっと林の中です。
時折、大普賢岳方面が見え少し嬉しくなります。
でもほんのちょっとしか見える場所がないです。
景色を堪能できるルートではありません。
ひたすら登るのみです。
登山口が標高600mでテン場のある弥山小屋が1890mです。
どれぐらい登らねばならないかこのルートを考えている人はよく熟慮してください。
安易な気持ちで総重量が15kg以上のパックウェイトだとおそらく途中で死にます💦
山と高原地図にありました鉄塔です。
林道出会です。
かつて林道だったと表現した方が良い道です。このまま林道を歩けるみたいでしたが、崖崩れがあったりして私は危険だなと判断して普通に登山道のルートを進みました。
大峯奥駈道の稜線がすごく綺麗に見えました。
大普賢岳と行者還岳?でしょうか。綺麗です✨
登山開始から1:30で栃尾辻小屋に到着。コースタイムは2:45みたいでした。
栃尾辻から高崎横手出合まで大きな登り区間はありませんでしたが、頂仙岳などのピークを巻いて行くので少し状態が良くない場所もあったりして初級者にはあまり勧めたくないかなと感じました。
でも大半はこのような穏やかな尾根になっている樹林帯をひたすら歩いて行きます。
正直人通りがすごく少ないので早朝や日没間際や夜間には野生動物、特に熊の出没は注意が必要に感じました。
熊渡(くまど)方面への下山ルートのナメリ谷です。
正直このルートは破線なのでチラッと見ただけでもこれきちんと降りれるの?って感じました。
GPS端末所持者やルートファインディングがきちんとできる人以外は行くべきではないなと思いました。
登山開始から2:35で高崎横手出合に到着です。
コースタイムでは4:20ほどみたいでした。
ここから狼平避難小屋方面へ下ります。
ここで少しアクシデントです。間違えたつもりは全くなくどこでそれたのか全然わかりませんでしたが、すごい廃道な感じのルートで降らせるのだな💦と思っていましたら全く違う沢 (北方面)の逆向きに降りており、5分ほどしてYAMAPの地図で確認したら全く外れていたのですぐに引き返しました。
こういう場合に本当にYAMAPの地図はめちゃくちゃ助かります。
あと引き返す際結構な登りになりまして普通の人だと苦痛に感じるかもしれませんが、私は楽に一瞬で登りきって元に戻れました。
こういう時躊躇なく登り返しできる私の体型は助かります。
16:30
狼平避難小屋手前にあります吊り橋に到着です。
水量が豊富でここでボトルにテント泊で食事などに使用する分と予備の水を補給して行きました。
狼平避難小屋(おおかみだいら)に到着です。
綺麗な小屋です。この日はGW最終日の日曜でしたので小屋利用者は0でした。
横に川が流れていてすごく綺麗な場所でここでテン泊するのも良さそうです。
この日は1人だけテントを張っておられました。
時間がなかったので周りを散策してないですが、快適に張れる数はちょっと少なく感じました。
ここ狼平から弥山小屋までコースタイムで1時間ちょうどです。
途中オオヤマレンゲの株が育っており綺麗な花が咲くのだろうなと思わせてくれました。
見えました✨八経ヶ岳です。弥山までもう少しです。
17:05
弥山小屋到着です。冴えるような青空で感激です。
テント設営
というわけで弥山小屋で受付をしてテントの設営です。
テント場情報
□テント泊 : 1名500円
□張り数 : 20張程度
□水 : 1ℓ 100円
□カップラーメン 300円
コーラ 500ml 300円
サイダー500ml 300円
ビール 350ml 500円?(すみません写メ撮り忘れました)
びっくりしました。かなり安くてすごく助かりました。
●テント設営開始
小屋の入り口真前のやや平ら目の場所に張りました。
あと小さくても良いのでこうしてブルーシートがあると設営が楽ですね✨
で設営完成です。今回はファストパッキング仕様で重量と快適性のバランスが良いノルディスクのロフォーテン1UWLにしました✨
途中の設営写真がありませんが、必要ないぐらいあっという間に設営ができてしまいます。
見ての通りめちゃ背が低いですが、私みたいな165cmの低身長にはなんとかテント内で過ごすことのできるギリギリの室内高です💦
室内高70cm低いっす💦
でも低いのでこの日は風速10m/sぐらいありましたがガイラインを張らなくても行けそうなぐらい耐風性はあります。
設営ができたので次は食事です。暗くなると面倒なのでその前にさっさと食べます。
カレーメシを食べて、そのあとは汚れを取るのも兼ねてコーンスープを頂きました。
あったまる食事最高です✨
カップ麺を購入しましたが明日の朝ごはんにしました。
今回はバーナーの性能をみたくてジェットボイルのスタッシュのバーナー本体だけもってきました。
クッカーは先日レビューしましたエバニューのチタンマグ300です。
ガスが詰め替えて使用したのでただのノルマルブタンでした。
気温5℃ぐらいの外は風速10m/sぐらいでしたのでテントの前室で使用しましたが、火力が上がらず少し温めたぬるま湯をガス缶にかけて火力をUPさせました。
危険なのでマネしないでください。自己責任でしました。
でもこのバーナーヘッドはコンパクトで結構使いやすくて良かったです。
BRS 3000Tも十分ですが、きちんとしたメーカー品を使用したいのであればこのジェットボイルのスタッシュのバーナーヘッドだけ単体使用でも十分に感じました。
さすがに炒め物などの調理は火力が全然たりませんので湯沸かし又は温め直しにってぐらいですが。
食後、弥山山頂まで徒歩3分ほどでしたので歩いて行ってお参りして、景色を少し眺めました。
でも南側しかきちんと見えなかったので少し残念でした。
とういうわけで睡眠をほとんどせずに来ましたので早速就寝して、明日は可能なら少し早起きして八経ヶ岳で日の出をみてみたいです。
後編に続きます。