和歌山の海に行った ~ 其の二 (original) (raw)
黒潮市場
昨日の続きです。
ポルトヨーロッパのすぐ向かい側、海寄りにあるのが黒潮市場。ここでは新鮮な魚介類がとり揃えられており、寿司や海鮮丼などを買ってテラス席で食べたり、食材を買ってバーベキュー場で焼いて食べたりできる。ポルトヨーロッパはがらがらだったが、ここは盛況だった。平日でこれだと土日はかなり混むのだろう。値段はやや高めの設定で観光客向けのお店という感じ。
黒潮市場
私もせっかく来たので、ちょうどお昼時だったこともあって、ここでは安めの海鮮丼(日替わり海鮮丼1780円)を食べた。
日替わり海鮮丼
和歌浦へ
黒潮市場を出ると1時頃だった。暗くならないうちに帰りたいので、あまり時間がないが、和歌の浦方面に向かう。行きもそうだったがマリーナシティから出るところの橋の上からの景色が絶景で、写真を撮りたくなるが、ここでバイクを停めるとさすがに危ないので自重した。
ずっと景色のいい海岸線を左手に見ながら走ると和歌浦。まず片男波海水浴場の砂浜が広がるところでバイクを置いて散策した。シーズンが終わった海水浴場はがらんとしている。
片男波海水浴場
海岸にいたのは私以外に数人。幼稚園に入る前くらいの小さい子どもを連れた夫婦や一人で歩いている高齢の男性など。海はきれいで突堤の所からか見ると小さい魚が魚群を作り、その下に大きな魚が泳いでいるが写真にはうまく写ってくれない。
きれいな海
琵琶湖方面には時々行くが、海は潮の香りがして、五感でとらえられられるものは全然違う。高層ビルが近景として見える大阪のベイエリアの景観も好きだが、和歌山の海はさらに広々としていていい。
沖合を眺める
片男波海岸からさらに少し進むと和歌浦漁港。魚市場もあって、このあたりの拠点のようになっている。ここでもバイクを置いて散策。
和歌浦漁港
雑賀崎
ここから山の方に坂道を登っていくと、さらに海の見晴らしがよくなっていく。いちばん素晴らしい景観が広がるあたりが雑賀崎(さいがさき)という場所で、ここでもバイクを置いて歩いた。ここは万葉集にも歌われた景勝地だ。風光明媚な場所だが、観光地として宿泊施設の経営を維持していくのも難しいようで、廃墟となった建物が残されていたりする。
廃墟化したホテルも
いちばん高い所にある雑賀崎灯台をめざして少し歩いた。前に来た時に手前の空地に野良犬の姿が数匹見えた記憶があるのだが、やはりこの日もいた、野良犬は昔は町をうろついていたものだが、今は存在自体が珍しい。さすがに数年前とは違う犬だろう。
雑賀崎の野良犬
野良犬がいた空き地の近くの道路脇に真っ赤なカンナが咲いていた。珍しい花でもないが、なぜかこの地の雰囲気にぴったりの感じがした。
雑賀崎のカンナ
雑賀崎灯台には誰もいないだろうと思っていたら、数組の先客がいた。上で弁当を広げてくつろいでいる方々もいる。この辺りを訪れた際の観光スポットの中心なのだろう。
雑賀崎灯台
灯台からの眺め。見えている島は、左から双子島、中之島、大島。その背後の右寄りにぼんやり見えているのが淡路島。ここから淡路島は結構近い。
雑賀崎灯台からの眺望
これは和歌山市方面の眺め。沿岸の工場地帯が見える。
このあたりで時計を見ると3時近くになっていたので、帰路についたのだった。
和歌山方面の眺め