「パワーレンジャー」監督、日本とスーパー戦隊に感謝 (original) (raw)
吹替版にてレッドレンジャーに声を当てた勝地は、本作のモデルとなった「恐竜戦隊ジュウレンジャー」を小さい頃に観ていたことを明かし「こうして時が経ってレッドに声を当てることができるなんて」と感激した様子。勝地とピンクレンジャー役の広瀬は3月にアメリカ・ロサンゼルスでのワールドプレミアに参加したことから、モンゴメリーに「アメリカに来ていただきありがとう」とお礼を言われる。勝地は「センキュー!」と返し、広瀬は「ワールドプレミアではファンの熱量を感じました。そしてこうして日本プレミアを迎え、たくさんの方に愛されている作品だなあと実感しました」と述べた。
ブラックレンジャー役の吹替を務めた鈴木は、この日に字幕版が上映されることを受け「ぜひ吹替版も観ていただいて、皆さんお得意のSNSで拡散して」とアピール。アルファ5に声を当てた山里は「まさかこの私が(ピースの)綾部(祐二)より先にハリウッドデビューするとは思いませんでした」と笑いを誘う。「忍風戦隊ハリケンジャー/シュシュッとTHE MOVIE」にも出演し、本作では“壁の中の人物”ゾードンに声を当てた古田は「戦隊ファンの皆さんごきげんよう! ハリケンジャーでは宇宙忍猿ヒザールを演じ、今回はハリウッド版ということで“壁”を演っています。人間もしくはレンジャーの役は一生来ないんじゃないかと思っています」と自虐的に話した。
南アフリカ出身のイズラライトは、「私は日本から遠いところで、『パワーレンジャー』を観て育ちました。まさか当時は日本のスーパー戦隊がオリジナルだとは知りませんでした。今、それを作った国でこの映画をお見せすることにワクワクしています」と心境を述べる。さらに「素晴らしいオリジナルを作っていただいたこと、そしてそれを世界に展開してくれたことを、日本に感謝します」と真摯に語った。
ここで、本作の“パワーアンバサダー”を務めるアントニオ猪木がステージへ。レッドカーペットを歩き終えて「レッドカーペットということで、レッドカードをもらわないように。すぐ暴言を吐いてしまいますので、今日は慎重にやりたい」と答える。そして「日本は元気がないということで。この会場から、映画を観ながら元気を発信してもらいたい!」と切り出し、「元気ですかー! 元気があればなんでもできる! ……なんでもできるんですかね?」と観客を沸かせる。続いて猪木がパワーを注入することになり、司会からその相手に指名された山里は「僕、レンジャーじゃないんですけど!」と大慌て。猪木に「パワーレンジャーだから5人分ですね」と脅されつつ、ビンタでパワーを注入されると衝撃で床に倒れ込む。それでも「あと4人分!」と続けようとする猪木を見て、来日キャストたちも笑っていた。
最後にモンゴメリーは山里へ「さっきはみんなを代表していただきありがとうございました」と感謝。そして観客に向けて「今日は字幕版ということで(吹替版キャストの)皆さんの声は聞こえないと思う。なので、ぜひとも吹替版も観てください!」と語りかけ、イベントを締めくくった。
(c)2016 Lionsgate TM& (c) Toei & SCG P.R.
リンク
- 「パワーレンジャー」公式サイト
※記事公開から5年以上経過しているため、セキュリティ考慮の上、リンクをオフにしています。