【イベントレポート】「神と人との間」内田慈が嫌いなタイプの男とは?渋川清彦は控えめに映画アピール(写真17枚) (original) (raw)

本日1月27日、「神と人との間」の初日舞台挨拶が東京・テアトル新宿にて行われ、キャストの渋川清彦内田慈山田キヌヲ萬歳光恵根矢涼香、監督の内田英治が登壇した。

本作は、内田英治、ウエダアツシ、藤井道人が谷崎潤一郎の小説を現代劇として映画化するプロジェクト「TANIZAKI TRIBUTE」の1本。谷崎が親友・佐藤春夫に自分の妻を譲った“細君譲渡事件”をモデルとする原作を、現代版に昇華している。劇中では、渋川演じる町医者の穂積、戸次重幸(TEAM NACS)扮するマンガ家の添田、内田慈演じる朝子の、ゆがんだ三角関係が展開していく。

内田英治は「今の時代に谷崎さんがいたら“文春砲”じゃ済まないし、#metooもされる大変な文豪だと思うんですけど、人間の本質的なものを常に描いている」と谷崎の魅力を語り、「特殊なセリフ回しなのでそれに合わせて設定や衣装を考えた」と話す。司会者の「渋川さんとは思えないような服装の役ですが」という言葉を受け、渋川は「カープの帽子に眼鏡でかつらも着けています」と説明。内田慈は「撮影中も最初はかつらに気付かなかった」と述懐し、内田英治は「『獣道』で(キャストの)アントニーが被っていた帽子を使い回してるんです」とこぼれ話を披露した。

内田慈は「20代の頃はふわふわした役もやってましたが、ここ最近では珍しい役です」と朝子役について述べる。司会者に「官能小説を読むシーンは練習したのですか」と聞かれると「撮影4日前とかにこの映画の話が来たので練習もくそもないですよね(笑)。その場でもっとやってって言われる感じでした」と明かした。ここで司会者から女性陣に「両極端なキャラクターですが、穂積と添田だったらどちらを選びますか」という質問が。内田慈が「ネタバレにならないように名前は挙げませんが、私オラオラしてる男が本当に嫌いなんですよ! オラオラしてる人は真の部分でこじらせていて面倒くさかったりするんですよ!」と興奮気味に声を上げ、客席を盛り上げていた。

最後に渋川は「内田監督が企画してここまで持ってきた作品です。小さい映画ですががんばってやってますんでよろしくお願いします」と挨拶。内田英治が「SNS……SNS……」と渋川に耳打ちすると渋川は「気が向いたらSNSに投稿してください」と控えめにアピールし、イベントは終了した。

なお「TANIZAKI TRIBUTE」のほかの2作品、「富美子の足」は2月10日、「悪魔」は2月24日より東京・テアトル新宿ほか全国で順次公開される。

(c)2018 Tanizaki Tribute製作委員会

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