夜ふかしマンガ大賞に冬野梅子「まじめな会社員」 (original) (raw)

CREA初のマンガ大賞「夜ふかしマンガ大賞」発表、1位は冬野梅子「まじめな会社員」

2022年9月7日 11:56 20

「夜ふかしマンガ大賞」が、本日9月7日発売のCREA2022年秋号(文藝春秋)で発表され、1位を冬野梅子「まじめな会社員」が受賞した。

「夜ふかしマンガ大賞」では、コナリミサト雲田はるこ鶴谷香央理、凪良ゆう、深緑野分、彩瀬まる、犬山紙子、神田伯山佐久間宣行、澤部渡、志田未来らマンガ好きの35人の推薦者と、CREA編集部員の投票により選ばれた「思わず 夜ふかしして読みたくなる」作品に贈る賞。2021年7月から6月末までに単行本の新刊が発売された、もしくは雑誌などに最新話が発表された作品から選出する。

冬野は「夜ふかしマンガ大賞1位に選んでいただきありがとうございます! 大変嬉しいです。明るくポジティブな作品ではないものの、どこまでも落ち込みたい深夜にうってつけだと思います。誰かの地味に辛い一日の、 いじけた気分に一緒に寄り添えるような作品になれば幸いです」とコメント。また2位には渡辺ペコ「恋じゃねえから」、3位には熊倉献「ブランクスペース」がランクインしたほか、部門賞として「女の人生部門」「お仕事部門」「胸キュン部門」「家族とは?部門」「コッソリ部門」「青田買い部門」なども発表された。

また「マンガの生まれる場所」と題した企画には、東村アキコよしながふみのインタビュー、池田理代子と三浦しをん、和山やまつづ井のの対談を掲載。また「僕の偏愛マンガ」では、西山宏太朗増田俊樹斎藤工がオススメのマンガについて語っているほか、「ヒット作続々!『少年ジャンプ+』を紐解く。」「なーんにも起きない話が読みたいの。」といったコラム記事や、マンガの作中に登場する料理を紹介する「マンガの中のあのフード」も収録された。

さらにつづ井が「夜ふかしとマンガの思い出」を描き下ろし。加えて「BL“ボーイズラブ“の扉を開いてみたら」と銘打ったブックインブックには、志村貴子と一穂ミチの対談や雲田によるオススメのBLドラマの紹介も収められた。

「CREA夜ふかしマンガ大賞」ベスト10

1位「まじめな会社員」(冬野梅子 / 講談社)
2位「恋じゃねえから」(渡辺ペコ / 講談社)
3位「ブランクスペース」(熊倉献 / ヒーローズ)
4位「きつねとたぬきといいなずけ」(トキワセイイチ / マッグガーデン)
5位「三拍子の娘」(町田メロメ / ebookjapan / DU BOOKS)
6位「ダーウィン事変」(うめざわしゅん / 講談社)
7位「後ハッピーマニア」(安野モヨコ / 祥伝社)
8位「ファッション!!」(はるな檸檬 / 文藝春秋)
9位「セクシー田中さん」(芦原妃名子 / 小学館)
10位「HEARTSTOPPER ハートストッパー」(アリス・オズマン / 牧野琴子訳 / トゥーヴァージンズ)

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