映画「OUT」品川ヒロシが“JAM”が喜ぶカットを急遽撮影 (original) (raw)
「OUT」品川ヒロシとJO1、制限時間30分で急遽撮影「JAMが絶対に喜ぶから!」
2023年11月17日 19:51 5
井口達也・みずたまこと原作による実写映画「OUT」の初日舞台挨拶が、本日11月17日に東京・新宿ピカデリーで開催された。
「OUT」は品川の小説「ドロップ」などに登場する伝説の超不良・井口達也を主人公にしたマンガの実写作品。少年院から出所し新生活を始めた達也が、暴走族・斬人の面々と出会い、暴走族同士の抗争の中で懸命に更生を目指す姿が描かれていく。初日舞台挨拶には達也役の倉悠貴、丹沢敦司役の醍醐虎汰朗、安倍要役の水上恒司、皆川千紘役の与田祐希(乃木坂46)、長嶋圭吾役の與那城奨(JO1)、目黒修也役の大平祥生(JO1)、沢村良役の金城碧海(JO1)、焼肉店の客役の庄司智春、おばちゃん役の渡辺満里奈、おじちゃん役の杉本哲太、品川ヒロシ監督が登壇した。
公開初日を迎え、品川監督は「この1、2カ月。早く封切られないかなという気持ちで毎日を過ごしてた」とホッとした様子。撮影時について、倉は「1月、2月の撮影だったので、とにかく寒かった。筋トレのシーンは体から湯気が出てたと思うんですが、あれはCGじゃなく、簡易サウナを近くに設置して、入った後にダッシュで現場に向かったんです」と明かす。倉とともに簡易サウナに入って撮影に挑んだ水上は「要のネックレスが熱々になって大変でした」と笑いを誘った。
與那城は「一発で決めてくださいと言われたシーンがいくつかあったのでプレッシャーでした」と、壁を殴るシーンやガラスが割れるシーンについて言及。庄司は「あっちゃん(丹沢敦司)に顔を踏まれるシーンがあったんですが、監督が撮影前に急遽、スニーカーの底に血糊を塗って、ニヤニヤしながら僕の顔に付けてきたんです。スニーカーの跡を付けたかったらしいんですが、人の顔を実際に踏んだことがないとそこまでの発想には至らない。さすがだなと思います」と、昔ヤンチャだったという品川監督の演出を賞賛する。
またイベントでは登壇者たちが、作品にまつわる“OUT”なエピソードをフリップで披露するコーナーも。「JO1の3時出し」と書いた品川監督は「大平くんと碧海が一緒に殴るところ。あそこはもともとまったく台本になく、僕がその場で急遽撮りたくなったシーン。でもJO1は3時までに現場を出なきゃいけないと言われていて、そのとき2時50分くらい。JO1のマネージャーを呼んで『絶対にJAM(JO1のファンの呼称)が喜ぶカット撮るから、あと30分くれ!』とお願いしたんです。無事に撮り終わったとき、マネージャーから『ありがとうございます!』と言われました」と裏話を披露する。
本日さっそく映画を観に行き、自身のInstagramアカウントで宣伝したという庄司。しかし品川監督は「庄司さんだけだとちょっと弱いから、ミキティも一緒に観に行ってください……!」と頭を下げる。最後に品川監督は「ヤンキー映画というと荒くれ者が暴れているだけというイメージがあるかもしれないですが、その中におじちゃんおばちゃんの愛情や、千紘が背負っているものを達也が感じ取って喧嘩を我慢する葛藤などもある。若いキャストたちとリンクして、すごいアクションにつながっていると思うので、その辺を感じながら観ていただきたい」とアピールした。
なおコミックナタリーでは、抗争シーンのアクションにこだわって作られたというこの映画を、総合格闘家・堀口恭司選手に鑑賞してもらい、インタビューを実施。日本人の軽量級総合格闘家の中で世界トップクラスの実力を持つ堀口は、劇中のアクションシーンをどう評価したのか。品川監督とスタントコーディネーター・富田稔にも同席してもらい、3人の鼎談という形で語ってもらった。
映画「OUT」キャラクターPV~井口達也、安倍要、皆川千紘~
映画「OUT」キャラクターPV~長嶋圭吾、目黒修也、沢村良、丹沢敦司~
映画「OUT」キャラクターPV~教官、石戸~
(c)2023『OUT』製作委員会