「ヒロアカ」神谷浩史の演技に大塚明夫が舌を巻く (original) (raw)

「ヒロアカ」神谷浩史のAFOに大塚明夫が舌を巻く「心の佇まいを捕まえている」

2025年3月22日 18:17 4

堀越耕平原作によるTVアニメ「僕のヒーローアカデミア」のステージイベントが、本日3月22日に東京・東京ビッグサイトで開催された「AnimeJapan 2025」内で実施された。

緑谷出久役の山下大輝、オ―ルマイト役の三宅健太がまず登壇するとおなじみの挨拶「私が来た!!」で場を盛り上げる。続いておどろおどろしい曲ととともにヴィラン側のキャストである死柄木弔役の内山昂輝、オール・フォー・ワン役の大塚明夫、若返ったオール・フォー・ワン役の神谷浩史が登壇。まさかの、ヴィラン側のキャストのほうが多いという珍しい組み合わせでイベントはスタートした。

「最終決戦マッチアップトーク!」というコーナーではキャラクター同士の関係をトークで探っていく。デクとオールマイトの組み合わせでは成長したデクを演じる山下がオールマイトのすごさを改めて感じていると語ったほか、三宅も力強い存在になったとデクへの感想を伝えるとともに、山下がいると安心感を感じると現実での関係にも触れた。死柄木とオール・フォー・ワンの関係では内山が、2人が入り混じったキャラクターになっていきていると現在の死柄木のイメージを伝える。オール・フォー・ワンの声に死柄木の声が重なるシーンのアフレコ秘話などで盛り上がった。

オール・フォー・ワン同士での組み合わせでは、大塚が神谷の演技について「芝居の端々に明夫さんがいる」と周りから言われることを明かし、「セリフ回しじゃなくて心の佇まいみたいなものを捕まえているんだと思うんですよね」と神谷の技術に舌を巻いた。新たに公開されたPVでも2人の歩みが描かれたデクと死柄木。山下はともに大きな変化をしてきたと場面カットを見て話しつつ、2人に似ているところがあるという印象を伝える。内山は長い月日をかけて変化している死柄木について「長い作品だからこそキャラクターが変化していって、自分もその年月に合わせて変化していって、キャラクターの変化を演じられているのかもしれない」と自身も第1期から成長しているからこそ、今の死柄木を演じられていると長いシリーズになった「ヒロアカ」ならではの経験ができていることを語った。

オールマイト、オール・フォー・ワンのトークでは、神野区での2人の激突に話題がおよぶ。当時の収録について「芝居を通り越している」「存在の勝負」と感想を話し、三宅は「明夫さんと殴り合っているんじゃないかと思ってました(笑)」と酸欠で倒れるほど壮絶な収録であったことを明かした。

第7期からと遅く作品に参加した神谷は、初めは緊張とプレッシャーがあったことを伝える。現場では三宅へ「必ずお前を倒す」と宣言しブースに入るそうだが、その際に三宅からも「絶対に負けない」と言われると明かす。そこで「(オール・フォー・ワンである)大塚明夫を背負ったうえでどうやったら勝てるんだろう?」と考えた末に「楽しんでいかないといけないんだこの状況をと気づいた」と、今では収録現場に行くのが楽しくなっていると話した。

最後には山下が残り少なくなっている台本を読むことにも全力に取り組んでいると話し始める。そして「それぞれが全力で向き合って、全力で挑んでいます。熱い気持ちを最後まで見届けていただけたらうれしいです」と思いを伝え、最後はおなじみの「さらに向こうへ!」「プルスウルトラ!」のコールアンドレスポンスで締め括った。

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「僕のヒーローアカデミア FINAL SEASON」スーパーティザーPV

(c)堀越耕平/集英社・僕のヒーローアカデミア製作委員会