あのドラマの原作、コミックシーモア作品って知ってた?記憶に残るシーンの数々を速水もこみち、多部未華子、3時のヒロイン・かなで、7ORDER・長妻怜央、瀬戸利樹に聞く - コミックナタリー 特集・インタビュー (original) (raw)
コミックシーモアには約2000作品以上のオリジナル作品があり、その中にはドラマ化作品が多数存在する。コミックシーモアのオリジナル作品を手がけるのは、ソルマーレ編集部から名称を改めたばかりの“シーモアコミックス”。コミックシーモア20周年の節目に、新たなスタートを切った。
これを機に、コミックシーモアオリジナル作品が原作のドラマキャストにアンケートを実施。「この男は人生最大の過ちです」「結婚できないにはワケがある。」から速水もこみち、「私の家政夫ナギサさん」から多部未華子、「デブとラブと過ちと!」から3時のヒロイン・かなで、「その結婚、正気ですか?」「Sugar Sugar Honey」から7ORDER・長妻怜央、「買われた男~女性限定快感セラピスト~」から瀬戸利樹が協力し、今も記憶に残るシーンの数々などについて答えてくれた。
速水もこみち
「この男は人生最大の過ちです」天城恭一役(2020年1月放送開始)
「結婚できないにはワケがある。」富澤光央役(2021年4月放送開始)
「この男は人生最大の過ちです」
九瀬しき
愛犬を亡くした佐藤唯は、バーでヤケ酒を浴びながら泣き喚いていた。すると隣にいた見知らぬ男がひどい言葉をかけてきて、腹を立てた唯は仕返しに足を引っ掛けて転ばせる。その翌日、昨夜の男が自社の社長・天城恭一だったことが発覚。社長室に呼び出され、クビに怯える唯だったが、天城から告げられたのは「僕を奴隷にしてください」という予想外のお願いで……。ドSなOLとドMな社長が繰り広げる、少し変わったラブストーリーだ。
©︎ 九瀬しき/シーモアコミックス
「結婚できないにはワケがある。」
邑咲奇
30歳までに結婚すると意気込むOL・後藤まりこ。できることなら相手は、顔も性格もよく優秀で、出世間違いなしと期待される富澤課長のような人がいいと夢見ていた。しかし実は富澤課長は、人形の“みちゅこ”を愛しすぎてしまっている癖あり男。ひょんなことから富澤課長に気に入られたまりこは、若干複雑な思いを抱えながらも、結婚というゴールに向け彼との交際をスタートさせる。
©︎ 邑咲奇/シーモアコミックス
──作品の中で印象深いシーンは?
この2つの作品ではどちらも1日1日がとても楽しい日々でした。もちろんタイトなスケジュールで、演者スタッフともに大変ではあったんですが、作品の原作の力で撮影を最後まで乗り切ることが出来たと思っていますし、皆が真剣に楽しんでいたという印象が残っています。
何より「この男は人生最大の過ちです」では、佐藤さんを演じる松井愛莉さんにはとても助けられました。互いにアイディアを出していきながら本気でイヤがる松井さんのおかげで社長のエスカレートは止まりませんでした(笑)。
「この男は人生最大の過ちです」より。 ©︎ 九瀬しき/シーモアコミックス
「結婚できないにはワケがある。」では、もともと自分がアメコミフィギュアのコレクターでありそれらを愛する感覚は難しくなかったような気がします。すべてはみちゅこでした(笑)。
「結婚できないにはワケがある。」より。 ©︎ 邑咲奇/シーモアコミックス
「結婚できないにはワケがある。」より。 ©︎ 邑咲奇/シーモアコミックス
──ご自身にとって、ドラマ「この男は人生最大の過ちです」「結婚できないにはワケがある。」はどのような作品になっていますか?
これらの作品によって、新たに興味を持ってくれた方もいれば、そこから出会いやご縁もあり多くの方々に楽しんでいただけたと思っているのでとても感謝しています。
──今年8月に20周年を迎えたコミックシーモアにお祝いのメッセージをお願いします。
20周年おめでとうございます!!
社長「佐藤さん……」
光央「20周年おめでとうございます!」
みちゅこ「……」
多部未華子
「私の家政夫ナギサさん」相原メイ役(2020年7月放送開始)
「家政夫のナギサさん」
四ツ原フリコ
製薬会社のMRとしてバリバリ働くキャリアウーマン・相原メイは、仕事とは反対に家事が苦手。部屋は荒れ、食事も睡眠も適当で、それを見かねた妹が家政夫を連れてやってくる。その家政夫・鴫野ナギサは無口で強面のおじさんだが、家事に関してはパーフェクト。最初は嫌がるメイだったが、頼れるナギサに徐々に心開いていき……。正反対の2人が織りなすハートフルストーリーだ。
© 四ツ原フリコ/シーモアコミックス
──作品の中で印象深いシーンは?
帰ってきたらおじさんがいるという物語のスタートがとても好きです。恋愛ドラマとは違うドキドキ感からのスタート、メイのお仕事に対する姿勢、本当にたくさん素敵なキャラクターが出てきて、癒しをもらえます。
「家政夫のナギサさん」より。 © 四ツ原フリコ/シーモアコミックス
「家政夫のナギサさん」より。 © 四ツ原フリコ/シーモアコミックス
──ご自身にとって、ドラマ「私の家政夫ナギサさん」はどのような作品になっていますか?
4年経った今でも、大好きな作品だと言っていただけるドラマです。皆さんにそのような印象を今でももっていただける作品に出会えたということは役者として本当にうれしいです。原作のキャラクターと同じように、キャストやスタッフの皆様も朗らかで穏やかなメンバーで毎日とっても楽しく和気藹々と撮影していたことを覚えています。
──今年8月に20周年を迎えたコミックシーモアにお祝いのメッセージをお願いします。
これからも読書好きのみなさまをたくさん楽しませてください。
ますますの発展を楽しみにしています。
プロフィール
多部未華子(タベミカコ)
1989年1月25日生まれ、東京都出身。2002年に女優デビューし、2005年に映画「HINOKIO」と「青空のゆくえ」で第48回ブルーリボン賞新人賞を受賞する。2009年にはNHKの連続テレビ小説「つばさ」で主演を務めた。近年の出演作はドラマ「マイファミリー」「幸運なひと」「いちばんすきな花」、映画「空に住む」「流浪の月」「遊撃 / 映画監督 中島貞夫」など。
「デブとラブと過ちと!」幸田夢子役(2022年11月放送開始)
「デブとラブと過ちと!」
ままかり
コンプレックスの塊だった夢子が、屋上からの転落事故で記憶喪失に。その結果、「これが……私…!? 超かわいい」と人が変わったようにポジティブに生まれ変わる。驚きと戸惑いを隠せない同僚たちをよそに、夢子は恋に仕事に友情に全力疾走する。
© ままかり/シーモアコミックス
──作品の中で印象深いシーンは?
夢子がプレゼンしたお菓子を結城副社長が商品化すると決めてくれたシーンは、夢子と玉井さんの友情が深まるハグがいい! その後、夢子と2人きりになった結城が社長から“公園の彼”の表情に変わるところがたまらない! あのシーンは、ドラマでもキュンキュンが止まらなかったです……(笑)。
「デブとラブと過ちと!」より。 © ままかり/シーモアコミックス
「デブとラブと過ちと!」より。 © ままかり/シーモアコミックス
冒頭の、夢子が病院で目覚めるシーンも大好きです。鏡で自分を見た夢子のリアクションとコメントに笑いました。一気に引き込まれて、このマンガが面白いことを確信しました。
「デブとラブと過ちと!」より。 © ままかり/シーモアコミックス
──ご自身にとって、ドラマ「デブとラブと過ちと!」はどのような作品になっていますか?
原作の世界観が、本当にそのまま実写化されています。
キャラクターの再現度がすごいです。主人公の幸田夢子は役ではなく本人です(笑)。
面白くて、キュンキュンして、観たら誰もが元気をもらえる作品です!
──今年8月に20周年を迎えたコミックシーモアにお祝いのメッセージをお願いします。
20周年、本当におめでとうございます!
コミックシーモアには、私の全感情が詰まっています。
これからもユーザーとして、愛させていただきます!
7ORDER・長妻怜央
「その結婚、正気ですか?」城咲真役(2023年8月放送開始)
「Sugar Sugar Honey」梶佑輔役(2024年2月放送開始)
「その結婚、正気ですか?」
アキラ
仕事優先で生きてきた設計士・篠原奏音。それなりに恋愛も経験してきたが、結婚にはたどり着かず、気がつけば30代半ばとなっていた。焦りを感じて婚活パーティに行くが、どこか胡散臭いマッシュメガネの男に気分を害されて帰宅する始末。ところが翌日、昨夜出会った彼がビシッとしたスーツとヘアスタイルで現れて……。実は大手メーカーの代表取締役だったその男・城咲真から、奏音はいきなり結婚を申し込まれる。
© アキラ/シーモアコミックス
「Sugar Sugar Honey」
鈴木有布子
マラソンランナー・瑞月は、現役引退を機にホテルスタッフとして働くことに。不器用で強がりな瑞月は失敗ばかりで、同僚たちと気まずい空気になってしまう。そんなとき現れたのは、同じホテルで働く、女たらしと噂のイケメンパティシエ・梶。彼の前でうっかり弱音を吐くと、「居場所が欲しいなら俺が作ってやるよ」と新作スイーツの試食係に任命してきて……。大人の甘いラブストーリーが、美味しそうなスイーツの描写とともに展開される。
© 鈴木有布子/シーモアコミックス
──作品の中で印象深いシーンは?
「その結婚、正気ですか?」では、城咲さんと篠原さんが結婚した後にデートに行ったとき、城咲さんが「もう『篠原さん』じゃおかしいかな」って言う描写が素晴らしいと思いました! 結婚に対する人生の変化をとても素敵に描かれているのに感動しました!
「その結婚、正気ですか?」より。 © アキラ/シーモアコミックス
「Sugar Sugar Honey」では梶さんとお付き合いした瑞月ちゃんが、都合のいい女にならないために梶さんと距離を置くものの、寂しくて梶さんの家まで来てしまう、というシーンが愛にあふれてて好きです!
「Sugar Sugar Honey」より。 © 鈴木有布子/シーモアコミックス
──ご自身にとって、ドラマ「その結婚、正気ですか?」「Sugar Sugar Honey」はどのような作品になっていますか?
「その結婚、正気ですか?」では、城咲真さんが自分とは生活も性格も違いすぎて演じるのがとても難しかったです。城咲真さんの新しい人生の変化と、自分の人生も変化していく時期だったので、感慨深かったです。
「Sugar Sugar Honey」に出演が決まって、初めて原作を読んだのがお家でデートのシーンだったんですよ。1話からすごいラブラブでこっからどうなっていくんだろうと思ってみていたら、全然1話じゃなかったのが最初の思い出です(笑)。実際そのシーンを演じたときクスッとしてしまいました。
──今年8月に20周年を迎えたコミックシーモアにお祝いのメッセージをお願いします。
普段から利用させていただいているコミックシーモアさんにお祝いのコメントができることが本当にうれしいです! 20周年おめでとうございます!! 「Sugar Sugar Honey」でも梶さんのお父さんが、続けることが一番難しいんだって言っていました! 本当に素晴らしいです!!! これからも愛用させていただきます! ありがとうございました!
瀬戸利樹
「買われた男~女性限定快感セラピスト~」ヤマト役(2024年4月放送開始)
「買われた男~女性限定快感セラピスト~」
原作:芹沢由紀子 漫画:三並央実
イケメンセラピストが恋人のように振る舞いながら施術をする、女性用のマッサージ店・KIRAMEKI。ここには普通っぽさが売りのヤマト、大人な雰囲気の色気担当・龍一、華やかな美形で人気ナンバーワンのシアンら、個性豊かで魅力的なセラピストたちが在籍している。そんな彼らが日常で悩みをストレスや抱える女性たちに寄り添い、素肌を優しくマッサージすることで心も体も癒していく。
© 三並央実/芹沢由紀子/シーモアコミックス
──作品の中で印象深いシーンは?
まず何より絵がとても素敵だなと思いました。
タッチもすごく好みで読みやすかったです。
もちろんドラマですべてを再現をすることは難しいのですが、原作にリスペクトを持って撮影に臨みました。
「買われた男~女性限定快感セラピスト~」より。 © 三並央実/芹沢由紀子/シーモアコミックス
──ご自身にとって、ドラマ「買われた男~女性限定快感セラピスト~」はどのような作品になっていますか?
「買われた男」は男性にとっても女性にとっても可能性を広げてくれている物語だと思います。
多種多様な今の世の中、こんな世界もあるということを知れるキッカケになる作品です。
──今年8月に20周年を迎えたコミックシーモアにお祝いのメッセージをお願いします。
20周年おめでとうございます!
お祝いのメッセージを贈れることをうれしく思います。
また作品を通してコミックシーモアさんとご一緒できるよう精進していきます!