デビュー80年の原節子、40作以上を大阪で (original) (raw)
4月25日から6月12日にかけて、大阪のシネ・ヌーヴォにて特集上映「女優 原節子のすべて」が開催される。
原節子は、1935年に「ためらふ勿れ若人よ」でデビューして以来、小津安二郎の「東京物語」や黒澤明の「わが青春に悔なし」をはじめとする100本以上の映画に出演。1963年に小津監督が亡くなると、時期を同じくして43歳の若さで女優業を引退した。小津作品を中心に上品で汚れのない女性を演じることが多く、結婚に関する報道もなかったことから、“永遠の処女”と呼ばれることも。キネマ旬報が2000年に発表した「20世紀の映画スター・女優編」では日本女優の第1位に輝くなど、時代を超えて高い評価を得ている。
この特集上映は、彼女の銀幕デビュー80周年を記念したもの。7週間にわたり、戦前の出演作品やDVD化されていない作品も含めた40本以上を上映する。特に小津とタッグを組んだものについては、「晩春」「麦秋」「東京物語」「小早川家の秋」など全6作がラインナップ。さらに4月26日にはノンフィクション「原節子評伝」を執筆中の石井妙子を、5月2日には大阪大学名誉教授の上倉庸敬をゲストに迎えたトークショーも開催する。
全上映作品や詳しいスケジュールはシネ・ヌーヴォ公式サイトで確認しよう。
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女優 原節子のすべて
2015年4月25日(土)~6月12日(金)大阪府 シネ・ヌーヴォ
当日券:一般1400円(学生1200円、シニア1100円、会員1000円、高校生以下800円)
5回券:当日6000円(シニア5回券5000円、会員5回券4500円)
前売り券:1回券1200円、5回券5000円
期間中フリーパス:2万5000円
※19:00以降の作品は当日でも1200円均一
<上映作品>
「巨人伝」
「青い山脈」
「晩春」
「白雪先生と子供たち」
「白痴」
「麦秋」
「めし」
「東京の恋人」
「東京物語」
「ノンちゃん雲に乗る」
「女であること」
「路傍の石」
「秋日和」
「小早川家の秋」ほか
リンク
- シネ・ヌーヴォ公式サイト
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