後藤まりこ主演で愛を描く「乱死怒町より愛を吐いて」 (original) (raw)

後藤まりこ初主演、尾道が舞台のパンク映画で愛を吐き出す

2015年4月27日 23:59 16

音楽活動の休止宣言でファンを驚かせた、後藤まりこの主演作「乱死怒町より愛を吐いて」が2015年秋より公開される。

「乱死怒町より愛を吐いて」は、これまで多くの作品の舞台となってきた広島県尾道市を舞台に、妄想と現実を織り交ぜた演出でひたむきな愛と人間ドラマを描く。

物語の主人公であるチンピラの岡田は、大事な人の命を奪ったヤクザに復讐を企てるも返り討ちにあう。命からがら逃げ込んだ見世物小屋で、かくまってもらう代わりに一員となった岡田は次第にオリジナルの芸を披露するように。そして仲間の舞という若い女に次第に惹かれていくが、ヤクザの追っ手から彼女を守るため、岡田は見世物小屋を去る決心をする。

主人公には大阪を拠点に活動する劇団犯罪友の会の看板役者である川本三吉、W主演となるヒロインにはドラマ「たべるダケ」やミュージカル「ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ」など幅広く活躍する後藤まりこ。加えて元バービーボーイズのKONTA、お笑い芸人の鳥居みゆき鳥肌実、ロックバンドのザ・コレクターズでギターを弾く古市コータロー、声優の大塚明夫ら強烈な面々がエキセントリックな役どころで脇を固める。

メガホンを取ったのは、ヤクザとパンクロッカーの女がたどる破滅的恋愛を描いた「デストロイ・ヴィシャス」の島田角栄。一貫して“不器用な愛”を描き続けた島田は、本作では“自己愛”をテーマに、ときに凄惨で、ときに美しく、またときには痛々しくもある人間模様を切り取る。

本作は東京と大阪で上映された後、全国で順次公開される。

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