ダルデンヌ兄弟が感銘を受けた映画20作品を発表 (original) (raw)
「サンドラの週末」が公開中のジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ。本作のPRのため日本を訪れた際にダルデンヌ兄弟が選出した、オススメの映画20作品が発表された。
「サンドラの週末」は不当な解雇を言い渡された女性サンドラが、自身の復職のために同僚たちを説得しに回る2日間を映し出したヒューマンドラマ。ヒロインのサンドラ役を、グザヴィエ・ドランの次回作への出演が先頃報じられたマリオン・コティヤールが務めている。
“女性がたたかう映画”をテーマに選ばれたのは、ジョン・カサヴェテスの「グロリア」や是枝裕和の「誰も知らない」など10作品。そのほか、売春防止法が制定される前後の社会を切り取った溝口健二の「赤線地帯」、失踪した父親を探す少女の旅を追ったデブラ・グラニックの「ウィンターズ・ボーン」などが挙げられている。
また“2000年代に発表された好きな映画”には、河瀬直美が村上虹郎を主演に迎え、少年少女の初恋を描いた「2つ目の窓」を筆頭に、サンドラ・ブロックが宇宙空間に投げ出される飛行士を演じた「ゼロ・グラビティ」、ダルデンヌ兄弟とは“兄弟”つながりで、映画祭で顔を合わせる機会の多いコーエン兄弟による「ノーカントリー」など、こちらも10作品が選出された。
ダルデンヌ兄弟をうならせた名作をこの機会に観てみては。全ラインナップは以下の通り。
女性がたたかう映画10選
「グロリア」ジョン・カサヴェテス
「ヨーロッパ一九五一年」ロベルト・ロッセリーニ
「ポエトリー アグネスの詩」イ・チャンドン
「ノーマ・レイ」マーティン・リット
「誰も知らない」是枝裕和
「赤線地帯」溝口健二
「5時から7時までのクレオ」アニエス・ヴァルダ
「ウィンターズ・ボーン」デブラ・グラニク
「ワンダ」バーバラ・ローデン
「ジャンヌ・ダルク裁判」ロベール・ブレッソン
※順不同
2000年代公開で好きな映画10選
「2つ目の窓」河瀬直美
「6才のボクが、大人になるまで。」リチャード・リンクレイター
「三姉妹~雲南の子」ワン・ビン
「大臣と影の男」ピエール・ショレール
「ゴモラ」マッテオ・ガローネ
「ゼロ・グラビティ」アルフォンソ・キュアロン
「トーク・トゥ・ハー」ペドロ・アルモドバル
「ノーカントリー」ジョエル&イーサン・コーエン
「アデル、ブルーは熱い色」アブデラティフ・ケシシュ
「ポエトリー アグネスの詩」イ・チャンドン
※順不同
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リンク
- 「サンドラの週末」オフィシャルサイト
- 「サンドラの週末」予告編
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