「黒衣の刺客」日本公開版に忽那汐里が出演 (original) (raw)

「黒衣の刺客」日本公開版に忽那汐里が出演、回想シーンで妻夫木聡の妻演じる

2015年7月6日 14:39 1

第68回カンヌ国際映画祭で監督賞を受賞したホウ・シャオシェンの「黒衣の刺客」が、日本では「日本オリジナル・ディレクターズカット」として上映されることが決定した。

「黒衣の刺客」は唐代の中国を舞台に、運命に翻弄される女刺客を描いた武侠映画。主人公インニャンを、「ミレニアム・マンボ」のスー・チーが演じる。インニャンの標的であり、かつての許嫁には「百年恋歌」に続いてホウとタッグを組んだチャン・チェン。そして、窮地に追い込まれたインニャンを助ける日本人青年を妻夫木聡が演じた。

京都、奈良、滋賀、兵庫で撮影したシーンが追加された日本オリジナル・ディレクターズカットの上映は、ホウたっての希望から実現したもの。「マイ・バック・ページ」でも妻夫木と共演した忽那汐里が、日本人青年の妻役として登場するシーンも含まれている。ホウは忽那の起用理由について「お会いしたとき、その非常に個性的な性格に惹かれました。物事を考える力のある人物であることを強く感じられたので、ぜひ出演してもらいたいと思いました」と語った。

「黒衣の刺客」は9月12日、東京・新宿ピカデリーほかで全国ロードショー。

ホウ・シャオシェン監督 コメント

本作は、中国、台湾、そして日本の京都・奈良・滋賀・兵庫で撮影を行いました。
インターナショナルバージョンでは残念ながら割愛してしまった、日本での撮影シーンを追加したバージョンを日本の皆さまに楽しんで観ていただけるとうれしいです。
妻夫木聡さん演じる日本人青年の背景にある複雑さを出すために回想シーンを戻しました。青年の過去を主人公・インニャンは知りません。青年の背景を描くことによって、インニャンの孤独がさらに深まるだろうと考えたからです。

忽那汐里 コメント

ホウ・シャオシェン監督の現場は、台本がない中行われ、日々思いがけない変更が出たりと、本当に刺激的な毎日でした。監督を信頼し、コミュニケーションを綿密に取りながら撮影は進んで行きました。
雅楽師の先生のご指導のもと、普段では中々経験のすることのできない雅楽の舞にも、今回は挑戦させてもらい、とてもいい経験になりました。ようやく皆さんに、この作品を観ていただくことができて、とても嬉しく思っています。

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