「犬神家の一族」などに出演、加藤武が86歳で逝去 (original) (raw)
2015年8月1日 21:51 53 4 映画ナタリー編集部
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俳優で劇団文学座代表の加藤武が7月31日に逝去した。86歳だった。同日スポーツジムのサウナにて倒れ、東京都内の病院へ運ばれた後に死亡が確認されたが、詳しい死因は明らかになっていない。葬儀は親族のみで執り行う。
加藤は1929年に東京で生まれ、幼少期より歌舞伎を愛好した。早稲田大学を卒業後、中学の英語教師を1年間務めた後、1952年に文学座に入団。数多の舞台を踏む傍ら、1955年の銀幕デビュー以降は黒澤明や今村昌平作品を中心に映画にも出演。実力派バイプレイヤーとして知られ、代表作に「悪い奴ほどよく眠る」や「犬神家の一族」「悪魔の手毬唄」といった金田一耕助シリーズ、「仁義なき戦い」シリーズなどがある。近年は「釣りバカ日誌」シリーズにて活躍し、7月19日に東京・お江戸日本橋亭で開いた「語りの世界」が客前に立つ最後の仕事となった。なお、今秋には可児市文化創造センターと文学座の共同制作公演「すててこてこてこ」で三遊亭円朝を演じる予定となっていた。
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