「KISS KISS KISS」舞台挨拶に矢崎仁司ら登壇 (original) (raw)
本日9月5日、「××× KISS KISS KISS」の公開初日舞台挨拶が東京・K’s cinemaで行われ、監督の矢崎仁司とキャスト11名が登壇した。
本作は、新人脚本家ユニット「チュープロ」のオリジナル脚本を矢崎が映像化したプロジェクト。キスをテーマにした5本の短編、「儀式」「背後の虚無」「さよならのはじめかた」「いつかの果て果て」「初恋」で構成されている。
「儀式」に出演した松本若菜は、「キスが題材になっている作品ですけど、それぞれの(エピソードの)キスの色というのがあって、とても観応えがある2時間45分だなと思いました。でもやっぱり、『儀式』が一番好きだな」と言って笑う。松本と共演した加藤良輔は、「まだ完成した作品を観ていないんですけど……キスがしたいですね」と挨拶して笑いを誘った。「いつかの果て果て」の草野康太は、「キャストがこれだけいるのにスタッフの数が少数だったので、映画を観たときに現場の大変さとか苛酷さがまったく映っていなかったことに感動しました」と述べる。
話題は、山梨にある矢崎の自宅にて撮影を行ったときのエピソードに。松本が「5人の脚本家の方たちが用意してくれたごはんがおいしかったことが印象深いですね」と話すと、ほかの出演者たちも口々に矢崎邸で食べた料理を絶賛。「いつかの果て果て」の荻野友里は、「私たちの作品は全部深夜ロケで、役者陣はホテルに泊まらせてもらってたんです。でも『みんなでごはん食べよう』ってことで監督の家にお昼ごはんを食べに行ったら、監督が大の字になって居間で死んだように寝てらっしゃって(笑)。しかもそのお隣で監督のお母さんがお茶飲んでるっていう、すごくシュールな場面を毎日目撃してました」と笑う。
矢崎はキスをテーマにしたことについて、「電車の中でいちゃついてる(カップルの)キスとかは、『朝から嫌なもん見ちゃったな』って感じがするんだけど、素敵なキスだと『見て得した』って気になるんですよね。なんとか、そういうキスをみんなが心に抱いてくれたらなと思って」と述懐。フォトセッション時には、キャスト陣に「誰かこの場でキスしたら?」と声をかけて会場を沸かせていた。
なお、K’s cinemaでは矢崎の特集上映が開催中。「××× KISS KISS KISS」の公開を記念したもので、「花を摘む少女と虫を殺す少女」「三月のライオン」など5作品が上映される。
リンク
- K's cinema
- 「××× KISS KISS KISS」公式サイト
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