オリヴェイラ追悼特集開催、遺作など8本上映 (original) (raw)
「永遠のオリヴェイラ-マノエル・ド・オリヴェイラ監督追悼特集」と題された特集上映が、1月23日から2月5日にかけて東京・ユーロスペースにて行われる。
1908年12月11日にポルトガル北部の港町ポルトに生まれたマノエル・ド・オリヴェイラは、1931年に無声映画「ドウロ河」で監督デビュー。ポルトガルの独裁政権が終わりを告げた1970年代半ばから精力的に活動を続け、2015年4月2日に逝去するまで「過去と現在 昔の恋、今の恋」「クレーヴの奥方」「家族の灯り」など多彩な作品を生み出し、国際的な評価を得た。
Part1となる今回の特集では、オリヴェイラの遺作であり、異なる時代を生きた実在の文学者4人がポルトガルの過去と未来について語り合う短編「レステロの老人」、ネオレアリズモの先駆的作品と評される初長編作品「アニキ・ボボ」などを紹介。またオリヴェイラ自らがターニングポイントと語る「春の劇」、バイオリンの調べに乗せてさまざまな境界が侵されていく異色のミュージカル映画「カニバイシュ」、ギュスターヴ・フローベールの代表作「ボヴァリー夫人」をもとにした「アブラハム渓谷」など1942年から2014年にかけて公開された計8作品を35mmで上映する。
1990年代後半から2000年代の作品、日本未公開作「フランシスカ」などを上映するPart2は、2016年夏以降にユーロスペースで開催予定。その後Part1の作品と合わせて全国を巡回する。なお、オリヴェイラが101歳のときに発表した「アンジェリカの微笑み」が現在公開中。
「永遠のオリヴェイラ-マノエル・ド・オリヴェイラ監督追悼特集」Part1
2016年1月23日(土)~2月5日(金)東京都 ユーロスペース
<上映作品>
「レステロの老人」
「アニキ・ボボ」
「春の劇」
「アブラハム渓谷」
「過去と現在 昔の恋、今の恋」
「ノン、あるいは支配の空しい栄光」
「神曲」
「階段通りの人々」
料金:一般 1500円 / 大学、専門学生 1300円 / 会員、シニア 1100円 / 高校生 800円 / 中学生以下 500円 / 前売り1回券 1300円 / 前売り3回券 3300円
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リンク
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