「すれ違いのダイアリーズ」監督が来日、あだち充愛語る (original) (raw)

「すれ違いのダイアリーズ」監督N・タラトーン来日、あだち充作品への愛語る

2016年5月10日 22:41 2

すれ違いのダイアリーズ」の舞台挨拶が本日5月10日、東京・ユーロライブにて行われ、監督のニティワット・タラトーンが登壇した。

第88回アカデミー賞外国語映画賞のタイ代表作品に選ばれた本作は、タイの水上小学校を舞台にしたラブストーリー。ある日、前任教師であるエーンの日記を拾った新任のソーンが、その日記を通し彼女に惹かれていくさまを描出する。

タラトーンは「日本にやって来れて、日本の皆さんに映画を観てもらえて、すごくうれしいです」と挨拶。また、あだち充のマンガに影響を受けたことに触れ「画面に余白が多くあり、それが登場人物の気持ちを表している。その語り方が好きだし、自分にも染み付いている」とあだちから受けた影響を語る。

作品のコンセプトについて質問を受けたタラトーンは「会ったことがない人を愛することはできるかということです」と回答。「でもエンディングは初めから決まっていました」と続けると、作品鑑賞直後の観客から「へー」「ほー」といった声がもれる。またソーンが劇中で着用しているのと同じデザインのTシャツをタイから持ってきたというタラトーンが「質問をくれた人にこれをあげたい」と述べると、多くの観客が手を挙げ、誰を指していいか困る一幕も。

タイのケーンクラチャン国立公園にセットを建て撮影を行った本作。撮影時の困難を聞かれたタラトーンは「撮影チームの困難は劇中の先生たちの困難と一緒。劇中の水上小学校と同じで電気もなく、携帯も繋がらない山に囲まれたダムだったので、2人の大変さがよくわかりました」と述べ、笑顔を見せた。

「すれ違いのダイアリーズ」は5月14日より東京・シネスイッチ銀座ほか全国にて順次ロードショー。

(c)2014 GMM Tai Hub Co., Ltd.

ニティワット・タラートーンのほかの記事

ニティワット・タラートーンのほかの記事

ニティワット・タラートーンの映画作品

ニティワット・タラートーンの映画作品

リンク

※記事公開から5年以上経過しているため、セキュリティ考慮の上、リンクをオフにしています。

開始5秒で心をつかまれた「ロッキー」

2

三回忌迎える坂本龍一の特別番組をNHKで3日連続放送

5

「トワイライト・ウォリアーズ」ルイス・クーらananに2号連続登場、座談会やグラビア掲載